[起業・ビジネス]の記事一覧 | ビジネス指向のエンジニア - ビジョナリーカンパニーを目指せ！

グーグルをつくれなかった男の話

かつて起業家コンテストで優勝したGary Cullissの話です。残念ながらこの人のことは記憶にないのですが、かつて注目を受けて消えて行ったベンチャーの話は参考になりますね。Web 1.0に学ぶ失敗しない法則--グーグルをつくれなかった男の話です。《楽天ブックスビジネスベストセラー》提携先は慎重に選べとのことですが、確かにYahooに比べればですが、創業当時の提携先としては十分すぎると規模と思われますし、単に提携先の問題ではないと思われます。多分もっと何か裏があると思うんですが、出来ればそこまでインタビューしてもらって欲しかったですね。名前も大事ってのはわかります。でもGoogleってスペルミスだったのを気がつかずにドメインをとってしまったんですよね。まあそれも良いエピソードとなったのは、Googleという企業の文化が受けているからであり、Googleの企業文化が官僚主義でお固い会社だったら、単にお馬鹿なやつらで終わっている可能性もありますがでもこういう特集は面白いですね。出来ればシリーズでやって欲しいと思います。《楽天ブックスベストセラー》【関連ブログ】- Webエンジニアのちび日記【HOME】- ビジネス指向のエンジニアへ

東大の産学連携について

東大の産学連携のインタビューを読んで、何となく違和感を感じるのは私だけでしょうか？元記事は「共同研究プロジェクトを随時提案します」実績づくりにフェーズを移す東京大学産学連携本部です。《楽天ブックスベストセラー》学生時代に開発された技術から起業したベンチャーとしては、ネットスケープやGoogleなどが思い当たりますが、これらの創業時のことが参考になると思います。例えばネットスケープ（NCSA）学生時代に開発した最初のブラウザの所有権で大学ともめて、大学を飛び出し新たにネットスケープというブラウザを開発したケース。例えばGoogle（スタンフォード大学）学生時代に開発した検索エンジンを大学の教授陣等に使ってもらったりして評価してもらい、起業を勧められ、一部資金も提供してもらい、株式公開時には大学に多大な収入をもたらした。東大はどちらのケースになるのか、今後が楽しみですね。今回のインタビューで気になるところ『博士課程の学生が独創的なソフトウエアを考え出すケースが多いのですが、その場合は東大職員である教員とは異なる仕組みが必要になると考えています。主に著作権で守られるソフトウエアの帰属（所有）を大学側に移す仕組みをつくる必要があります。』上とスタンフォード大学学長ジョン・ヘネシーの言葉を比べて見ましょう。『世界に対して最大の影響を与える方法とは、時には論文を書くことではなく、自分が信じているテクノロジーを使って、そこから何かを作り上げることである』成功するベンチャーと失敗するベンチャーの大きな違いは、志の違いがあると思うのですが、東大にはそこのところ理解できているのかちょっと心配ですね。《楽天ブックスベストセラー》【関連ブログ】- Webエンジニアのちび日記【HOME】- ビジネス指向のエンジニアへ

ファンドだって技術立国を支えている!?

私も理系大学出身なので、日本の硬直性の現実はある程度知っているつもりです。技術一辺倒では自分の思った通りのことも出来ないし、社会の役に立つような仕事も出来ないって思いもありました。ファンドだって技術立国を支えている！を読んだ感想です。《楽天ブックスベストセラー》私は地方の国立大学だったのが良かったのか、まだ恵まれていたようです。１、論文のテーマは自分で決めました。これは研究室によって事情が違ってくると思いますが、のんびりした研究室だったので、自分のやりたいことをやりたいように出来たのは良かったです。２、自分でテーマを決めたので、この疑問はありませんでした。まあ、テーマが決まるまでは行ったり来たりしてましたが３、これは確かに良く言われることですね。特に日本の学会の閉鎖性は有名です。４、これは地方の大学にいるとよくわかります。結局予算の少ない大学では高い装置を買うことが出来ませんでしたから。装置のボタンを押して出て来たデータを発表する方が、独創的な発送よりも評価されるようなところがあるのが問題だと思います。技術屋はまだ断念してませんが、技術の”触媒屋”を目指そうと思ったのは一緒です。私の場合は、触媒屋=技術のマネジメントですけどね。《楽天ブックスビジネスベストセラー》多くの才能ある知人は、与えられた狭い領域に関心は持つが世の中全体に関心を持つ者が少ない確かにそういうところもあると思う。ただ「文系的」な仕事というくくりには賛成できません。文系の人間でも狭い領域にしか関心を持たない人はいますからね。私の知っている優秀な理系の人間の方たちは、世の中の全体に関心を持つ人が多かったと思います。まあ、普段研究室にこもっている普通の研究者には、そういう狭い領域しか見ていない人は多いでしょうけど。村上ファンドの影響で、ファンド=悪って構図が出来上がってますが、実際はそんなことはないと思ってます。資金調達先が銀行借入中心の現在の日本では、ベンチャーは育たないでしょう（これはファンドだけの問題ではないですけどね）今後はもっとファンドが役に立つ社会になるベキだと思います。《楽天ブックスベストセラー》【関連ブログ】- Webエンジニアのちび日記【HOME】- ビジネス指向のエンジニアへ