bjleenのスペイン便り

『もう死んだっていいぜっ。(それくらい嬉しいっ)』　コールで満ちた良い試合でござんした。

いつも冷静なご贔屓の堅いキャラ解説者までハミングで歌いだしたので笑ってしまった。

当日は、15時という、スペイン的には中途半端な時間なこともあり、
(14時くらいからがランチタイムの始まり)
ニュースなんかでも、『急いで食べてテレビを見るんです。』　とか勤め人はあわててた。
私も道を歩いてると、
『さっ、はやく帰ってテレビで応援しようね、ゴ～ル・デ・エスパーニャ～。』　と、
ちょっとハイテンションな子連れの紳士を見た。

あまりナショナルチームには興味はないのが本音だろうけど、ここのところの
イングランドやドイツやブラジルなんかの、調子の良くない勝ちっぷりを日々みてると、
全国紙なんかも、
『俺達以外の、どこが勝つんだ？』　と一面に強気のコメントを出してたりもしたので、
ついつい見てみたくなったのかも。

視聴率は(仕事してない人口の多さも反映してか)　アンダルシアが高かった。
逆にカタルーニャは選手が出てるのに、低いのも面白い。
あとバスク、ガリシアなんかも低め。

とにもかくにも、強烈な勝利で大変、満足、ってとこでしょうか。
気をぬかずに突破してほしいもんです。

翌日、らりらり～っと、馴染みのバルに出かけたら、店の中がまっ黄色だったので焦った。

たまたま、エクアドル×コスタリカ戦をやってたのだけど、全てエクアドルサポーター(出稼ぎ)。
何ていうか、目を細めて我が子の授業参観してる父兄、みたいな雰囲気。

熱く熱狂する、っていうより静かに観戦してた。
勿論、ゴールのときは割れんばかりの歓声&熱狂ではあったけど。

日々、仕送りをしたりとか、残してきた家族とか、国とか、色んなことあるんだろうな、などと勝手に想像。
簡単に帰国出来ない、日々頑張ってる人たちの群れ、って感じ。
写真を撮りたかったけど、何となく失礼な気もしてやめた。

広報なんかを貰う為に町役場なんかにいくと、エクアドル人をよく見かける。
たいがい、窓口でちょっと揉めてる。
『そういうの、スペインは関知できないから、あなたの本国のエクアドルに問い合わせて下さい。』　とか良く言われてる。
それを聞いて、『あっ、エクアドル人なんだ』と分かるだけなんだけど。(私には南米系の見分けはつかない)

よくよく聞いてると、パスポート無くしたから発行してほしいとか、政権が変わったときに何かのナンバーが変わったからなんとかしてくれ、
とか、確かにスペインでは、っていうか、こんなしがない町役場では絶対、対応も関知もできなさそうなことなんだけど、
とりあえず、何かと問い合わせてるのがすげーな、といつも関心してしまう。
当たり前だけど、彼らはスペイン語ネイティブなのでその勇気(?)っていうか、とりあえず聞いてみる、っていう精神(?)に感心する。

たまたま、エクアドル人達の本気の応援を間近に見て思ったんだけど、
やっぱ、興味あるところだけの観戦にしよーって。
日本とスペイン中心にしよう、って。

1日2試合、と思ってたけど、ついつい毎日見てて、ますます廃人のようなのだ。
普段だって、リーガーとＣＬとか、リーガと国王杯、と週2になってもキツイのに、
だらだらＢＧＭのようにテレビを付けた状態になってる。
これは良くないのでそろそろ卒業。
ってか、集中力に限界あり。

******************************************

ムール貝のマリネのタパ＆ティント・デ・ベラノ