カテゴリ:PCハード
マイニングでよく使う PCIe x1 と PCIe x16 の変換ライザーカードが、どういう理屈で動いているかの考察メモ。
確定情報1: PCIexpress は、x16 のボードを x1 に刺しても動作する(べきである) たとえば、形状が x16 なのに内部 x4 というスロットがあるように、x?? の ?? の少ないほうに合わせて、転送速度(正確には、使用する通信ライン数)が調整される。 よって、PCIe x1 を変換(または、コネクタを加工)して、GPUを接続することは、可能である。 (ただし、スロットからの電流供給量が足りない可能性がある) ソフトウェア上は、x1もx16も同じように動作する。(ソフト的には PCI レベルとも互換) 確定情報2: PCIe x1での最低限必要な配線は、クロック、送信、受信の3つの信号。それぞれの信号は、2本の信号線がペアの差動信号なので、合計6本。あとは、GND接続。 確定情報3: USB3.0では、従来互換 データライン(差動)、USB3.0専用送信ライン(差動)、受信ライン(差動)と、差動信号を取り扱う3つの信号がある。 理屈: もともと3つの差動信号を扱う USB 3.0 のコネクタを流用して、PCIe x1 に必要な信号を流す。 (ライザーカードの基板パターンで確認) ケーブル自体は、たぶん高級品。(USB2.0のデータラインは PCIe の帯域に足りないので、品質が違うはず) PCIexpress のチップセットは、PCIe x1 に接続されたと勘違いして、ネゴシエーションを行い、接続を確立する。 気が付くと、なるほどという感じ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.01.05 06:47:38
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