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鉄道ジャーナリスト加藤好啓のblog 国会審議集

2019.07.06
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カテゴリ:参議院
久々に更新させていただきました。
今回も、引き続き北海道開発庁による、半官半民の株式会社摂理に関するお話しですが、主に運輸関係に関する部分を重点的にお話ししてみたいと思います。
最初に、本名武議員が下記のような質問をしていますが、本名武議員は、北海道帯広市出身の自民党所属の国会議員であり、三木武夫の直系政治家とも言われています。穏健派と呼ばれる本名議員は、北海道開発庁長官である、正力長官が、新たな株式会社を設立することに対して、現在の組織における欠陥等を明らかにして欲しいとして、下記のように質問しています。
その欠陥を補い、その欠陥を補う目的のもとに、行政改革がなされねければならないと思うのです。そこで今の中央行政の欠陥と申しますと、まず運輸交通にどうしてもつながる問題は、住民の生活の安定と、産業の振興でなければならぬ。その産業振興自体が、今日のあなたのやつておられる開発行政の上に、あるいはそれに関連するところの各省の北海道行政の上に、非常な支障を来しつつあることを御存じかどうかということ、それを御存じはくして、この運輸交通の大構想を基幹として、北海道開発をなさるということはけっこうですが、この構想の中に、ひびが入るようなことがあっては大へんですから、その現実の欠陥をどういうふうに御認識しておられるかを、まずお聞きしておきたいと思います。

​これに対して、正力大臣は、北海道開発庁の構造的な問題として、「予算をとって各省に渡しまして、その予算で、運輸省あるいは建設省あるいは農林省のめいめいがやっているのです。」ということで、現在の開発庁の仕事が、単に他省庁へ回す予算を獲得するためだけの組織になっており、非常に効率が悪いと指摘しています。

開発庁が自ら指導監督できないと言うのは不可解であるとして説明しているのですが、確かに開発庁自体が省の外局という位置づけである事は理解できるとして、省の指示に従うとはいえ、何も権限がないのは如何なものかと、至極真っ当な意見を述べられています。​

私は北海道開発庁というものは、今のようなことではなかなか仕事ができないと思うのです。なぜなれば、予算をとって各省に渡しまして、その予算で、運輸省あるいは建設省あるいは農林省のめいめいがやっているのです。だから、せっかく開発庁があっても、何だか自分で直接指揮監督ができないのです。こんなことではだめだ。だから私は開発庁を設けた以上、思い切って省にするのもよかろう。あるいは、さもなければ、こっちが予算をとってきた以上、その予算をすぐ実施するようにしたいと思っているのです。ところが、今予算はとってはきますよ。われわれとしては二百億の予算をとっておりましたけれども、それをみんな各省に分けてしまう。これでは仕事がうまくいくわけがないのです。
​今回は、ここまでで終わっていますが、この後交通網を中心とした、会社になるのだという説明がなされているのですが、長くなりそうなので、次回に改めてアップさせていただこうと思います。

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国鉄があった時代 JNR-era
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**************以下は、国会審議議事録*********************
○小平(忠)委員 私は資料が参りますまで、その運輸交通の株式会社以外の問題について承わりたい、こう誘い水をかけたのですが、やっぱり結論は、運輸会社に重点が注がれるという御説明を承わったのですけれども、資料が参りましたら、その資料に基きまして――今特に与党の委員である本名委員からも、審議会ばかりで説明して、国土開発のこの委員会に説明がないということはおもしろくない、説明してほしいというお話がありましたから、その資料が参りましてから、ぜひその構想をさらにお聞かせいただきたいと思います。
○正力国務大臣 これはくれぐれも申し上げておる通り、どうしても国土開発できめてもらうより、方法がないのであります。これは北海道開発審議会ばかりで、きまる問題ではないのです。ですから、国土開発できまれば、法律改正もできるのです。ここでなければ、法律改正ができません。ですから、ぜひ一つこっちもできるだけ材料をそろえますから……。
○本名委員 私もぜひ高遇な長官の御構想を詳しくお聞きしたいと思ったのですが、きょうはまだ非常に委員も少いようで、せっかくのお話ももったいないと思うのです。そこで、その前に私一つお聞きしたいのです。今、運輸交通を中心にしたところの北海道開発の御構想を承わったのですが、本委員会に提案になっておりましたところの行政機構の問題について、私は一応長官にお聞きしたいと思うのです。いずれあらためてお聞きしますけれども、きょうは運輸交通の構想についてお話をお聞きしているうちに、私はちょっとふに落ちないことがあるのです。というのは、今の北海道開発というのは国費を相当今までつっ込んでおります。しかし、そのつっ込み方に、物理的な不足があったのか、あるいはまた施策の欠陥があったのか、どうも私どもの期待するような成果を得られていない。だからこそ、長官はこのような高邁な構想のもとに立って、北海道の総合開発の基幹としたいとおっしゃられたのだろうと思うのです。そこで私はもう一つ現実に、何がゆえにこの構想を達成するために、行政機軸の改変をやらなければならないかということの納得を、北海道ばかりでなく、国民全体に知らしめる。そうして先ほど言われるように大衆の資本的な協力も必要でありましょうし、また時の政府の絶大な協力も必要になってくると思うのです。ところが現実の北海道は――今正力さんは開発庁の長官をやっておられて、現実の行政の欠陥を忘れることができないと思うのです。そこから出発して、その欠陥を補い、その欠陥を補う目的のもとに、行政改革がなされねければならないと思うのです。そこで今の中央行政の欠陥と申しますと、まず運輸交通にどうしてもつながる問題は、住民の生活の安定と、産業の振興でなければならぬ。その産業振興自体が、今日のあなたのやつておられる開発行政の上に、あるいはそれに関連するところの各省の北海道行政の上に、非常な支障を来しつつあることを御存じかどうかということ、それを御存じはくして、この運輸交通の大構想を基幹として、北海道開発をなさるということはけっこうですが、この構想の中に、ひびが入るようなことがあっては大へんですから、その現実の欠陥をどういうふうに御認識しておられるかを、まずお聞きしておきたいと思います。
○正力国務大臣 私は北海道開発庁というものは、今のようなことではなかなか仕事ができないと思うのです。なぜなれば、予算をとって各省に渡しまして、その予算で、運輸省あるいは建設省あるいは農林省のめいめいがやっているのです。だから、せっかく開発庁があっても、何だか自分で直接指揮監督ができないのです。こんなことではだめだ。だから私は開発庁を設けた以上、思い切って省にするのもよかろう。あるいは、さもなければ、こっちが予算をとってきた以上、その予算をすぐ実施するようにしたいと思っているのです。ところが、今予算はとってはきますよ。われわれとしては二百億の予算をとっておりましたけれども、それをみんな各省に分けてしまう。これでは仕事がうまくいくわけがないのです。今度の開発庁は、どうしても実施するところにしなければいかぬというのが私の建前なんです。ところが、実施機関としては、私から見るともの足らぬ。足らぬけれども、今よりは幾らか進んでおる。進んでおるから、改正が必要である。これは非常に不十分です。実施機関にしなければうまくいくわけがありません。幾ら北海道開発庁長官が熱心になっても、今のところはだめなのです。そこで私は、北海道開発庁長官は変なものだと言っておるのです。だから、これはどうしても改めねばならぬ。これを改めるについて与党内でいろいろな議論があって、正直なところ、与党内でもごたごたしたものだから、審議会に諮る余裕がなかったようなわけです。だから、これはどうしても実施機関にしなければいけませんよ。全くヌエ的な役所ですよ。だからどうぞ……。
○永井委員 議事進行。ただいまの本名君の御質疑の点は、もうただいま議題になっております問題の本質的な点で、これは十分審議をしなければならぬと思います。しかし、今話が進行中なのは小平君から質疑がありましたことで、その質疑に対して、大臣からお答えになった。いわゆる高邁な運輸交通施策についてお話があった。資料を取り寄せて、これに基いて御説明を承わる。これが本案審議の上における一つの大きな前提条件になると思うのであります。正力大臣は、老らくの恋のように、道路に対して執着しておられるようですから、老いらくの恋の熱情を傾倒した御説明を承わって、それからこれの審議に入った方が順序だろうと思いますので、委員長よろしく議事の運びをしていただきたい。
○廣川委員長 資料は取りに行っておるのでしょう。
○田上政府委員 資料が少いですし、もう一つ落ちたものがありますので、それを取りに行っておりますから、暫時お待ち願います。






最終更新日  2019.07.06 12:53:28
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