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杏
僕は君が好きだった 下から不思議そうに僕の眼を覗き込む姿 僕の肩に手をかけて、背伸びして見つめる姿 僕の顎を持ち上げて微笑む姿 皆に好かれる君 少し気後れした リーダーシップ取れる所 可愛い所 僕だけに見せてくれた泣き顔と甘えた顔 優越感に浸れた 全てが僕と正反対で 全てが狂おしい程愛おしかった 僕が一人で窓辺に居るといつも駆け寄って来た 嬉しかった あまり喋らない僕に何度も話し掛けてくれた 大抵の人は少し喋りかけただけで離れて行った 別に苦でもなんでも無かった 僕が男子に嫌がらせ受けてた事 隠してたけど 君は気付いてた 全部お見通しだった 僕の為に泣いてくれた 僕の為に笑ってくれた 僕の為に悩んでくれた そんな君は今頃どうしてるのかな 僕が友達と思えるただ一人の君 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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