2017/06/07(水)00:28
臥薪嘗胆の日 2017
今年も、この日がやって来ました。
毎年6月6日は、勝手に「臥薪嘗胆の日」と称して
己を三省する機会を作っております。
毎年毎年、
この日には、
結局、「これじゃアカン!このままじゃアカン!」
の繰り返しになってしまっていますが、
それでも尚
「これじゃアカン!このままじゃアカン!」
と、己に言い聞かせる以外に歩むべき道を維持する呪文が見つかりません。
時々、ストイックになる心を切り取って
何がしかの快感を得たり、
何かに向かって行く…という事自体に
満足を覚えてみても、
決して心は満たされることはない。
最終的には成し遂げるべき目標が有って、
それらは、あくまでもそのプロセスにすぎないのだから。
三木清 人生論ノート「成功について」に曰く
『純粋な幸福は各人においてオリジナルなものである。』と。
ここに至っては、もはや既成の「幸福」みたいなものにはまり込むことも能わず、
こうなると、ここはひとつ
オリジナル、かつオーダーメイドの「幸福」ってヤツを求めるしか道がない。
それは、何人にも、肯定も否定もされるべきでなく
唯一、己のみが満足を測る尺度たりうる。
と、機有る毎に綴ってはみるものの、事を為すまでは、
全てが、「負け犬の遠吠え」か、「単なる負け惜しみ」
あるいは、「あの葡萄は、酸っぱい」
…と、変わりません。
その事から目を逸らさず、しっかりと受け止めた上で
それでも、日々
己をたぶらかしながら
己を戒めながら
己を叱咤激励しながら
己を甘やかしながら
鼓舞し続けていかねば、失速してしまいます。
己を鼓舞し続けているうちは、
到達すべき頂にまで達してはいないが、
麓で燻っているわけではない。
鼓舞することを止めた時こそ、
目指すべき到達地点に達した可能性が有るが、
一転、目指すべき到達地点を見失ってしまい、
それに気付きもしない…という可能性も考えられる。
心して己を鼓舞すべし。