2018/01/11(木)18:56
BNP値:レベル4からレベル2へ
心臓のカテーテル手術後の経過を診るため
退院後、初めて病院へ行きました。
そもそも、心筋梗塞だった(!)ことを知るきっかけは
知り合いの内科医が私の顔色を見て
「一度、俺んとこで検査をさせろ!」との
半ば強引な申し出がきっかけでした。
その結果、普段はノーマークで検査すらした記憶がない
「BNP値」の異常値が発覚したことです。
下の表は「日本心不全学会」のHPをもとに分類した
BNP値の「閾値:評価」です。
心疾患の有無心不全の重症度専門医による
診察・治療18.4pg/dl未満基準値どちらとも
言えない慢性の心不全はない場合によっては必要40pg/dl以上~
100pg/dl未満要観察どちらとも
言えない慢性の心不全による症状は
ないことが多い場合によっては必要100pg/dl以上~
200pg/dl未満要精査・要治療心疾患あり多くは無症状の心不全一度はあった
ほうがよい200pg/dl以上~
500pg/dl未満専門医による
治療が必要心疾患あり心不全の可能性あり専門医による
治療が必要500pg/dl以上厳重な治療が
必要心疾患あり重症心不全入院も含めて厳重な
治療が必要
勝手に上から
18.4未満(基準値)⇒「レベル0」
数値が空いていますが、18.4~40未満⇒「レベル1」
40~100未満(要観察)⇒「レベル2」
100~200未満(要精査・要治療)心疾患有り!⇒「レベル3」
200~500未満(専門医による治療が必要)心疾患有り!!⇒「レベル4」
500以上(厳重な治療が必要)心疾患有り!!!⇒「レベル5」
とレベル名を付けています。
当初、ノーマークだった心臓の何らかの疾患が疑われた時点での
私のBNP値は、なんと「300」を超えていました。
「レベル4」(心疾患有り!!)です。
・・・それでも自覚症状ゼロ!だった。
主治医曰く、「痛みに耐えきれず普通なら間違いなく救急車を呼ぶ」
ぐらいの病状だったようですが・・・
その後、カテーテル手術でステント(コバルトクロム製のコイル)
を血管に埋め込んだ直後は「220」まで下がり
本日の検査では「60.4」まで下がりました。
それでもまだ「レベル2」では有りますが・・・
ただ、それに伴って想定されてはいましたが
薬剤による作用で
・PT高め・・・これは血液の固まりやすさの目安
現在血流を良くするため「血液サラサラ薬」を服用しているので
これは当然の結果。
・入院生活のためか「中性脂肪」増加
・「尿酸値」も高め
・そして、一番懸念された「クレアチニン値」が
とうとう「2」を超えて「2.21」まで悪化!
この数値が増すと腎臓の濾過機能が低下した証で
行き着く先は「人工透析」です。
これだけは避けたいところです。
糖分、カロリー、塩分、タンパク質、脂肪分
などなど制約の多い食生活を甘受しているのは
ひとえにこれ以上健康を蝕まれず生きていきたいがため。
毎日9種類の薬を飲んでいますが、
今回、腎臓の濾過機能を補助するため
「非常に評判の悪い薬」(主治医曰く)を
新たに追加されました。
↑左にはみ出ているスティックコーヒーのような奴が
今回追加された「評判の悪い薬」
評判の悪い理由は
・飲みにくい
・食間服用
(食事をしながら・・・ではない!食事と食事の間、比較的空腹時の意味)
・下痢、あるいは便秘しやすい
・比較的高価
との事。
それでも、藁をもすがる思いで服用させていただきます。
それ以外の「9種類の薬」は、
朝1回(と言っても、変則勤務のため昼食後ですが)
飲めば良いのですが、いちいち袋から9種類出していると
どこかへ飛んで行ったり、
「あれ?これ飲んだっけか?」と残量を数えたり
何かと面倒くさいので
↓こいつを買ってきました。
日曜日ごとに、1週間分小分けすれば飲み忘れも
紛失(?)も防ぐことが出来そうです。
結果的には、「まだまだ予断を許さない状況」との事で
今週末に控えたセンター試験は、
ドクターストップ
となり、今年の受験戦線は「不戦敗」となってしまいました。
応援してくれている方にはただただ
「申し訳ありません」としか言いようがありません。
本日は、1日休暇を取ったので
病院から帰って、返す刀で眼科へも行ってきました。
6年ぶりぐらいの「眼底検査」です。
以前なら「瞳孔を開く薬」を使ってしか検査が出来ず
車で行くと、数時間「目が見えるようになるまで」
車内で安静にしていないと帰れませんでした。
医療機器や技術の発達はすごいもので、
最新の眼底検査マシンは「ちょちょいのちょい」で
以前の4倍の細かい広域まで調べることが出来ちゃいます。
眼底検査の結果は「特筆すべき異常なし!」
で、ほっといたしました。
なんせ、ノーマークの心臓ですらこのザマなのですから
15年以上前からマークしている「糖尿病三大合併症」
の「失明」(糖尿病網膜症)「糖尿病神経障害」「糖尿病腎症」
は、常に頭から離れない恐怖の存在なのです。
ほっとしたせいか、タガが外れて
一口羊羹と甘納豆を買ってしまいました。
その隣の本屋さんで、
「日本史&世界史並列年表」という
面白そうな本も買いました。
そういえば最近、ネット以外の「普通の本屋さん」で
本を買うのは久しぶり。
活字中毒の私は以前は、帰宅途上に必ず本屋に寄って
あの時間と空間に身を浸さないと1日が終わらないぐらいでしたが
肝心の本屋さんが、1軒減り、2軒減り・・・
今では通勤途上に(多少迂回しても)本屋さんが存在しません。
残念だけど、しかたないんだろうなぁ。