2023/09/27(水)19:52
明日のために
腹膜透析を開始して
1カ月半になります。
日によって除水量(「注入した透析液」-「排出した透析液」の量)
が安定せず、体調もパッとしません。
体内に異物が留置され、本来存在しないはずの場所に
常時「2000㎖」もの液体を抱えているので
身体が慣れるまでは何かとしんどい・・・
と担当医からは言われています。
「そのうち慣れるか・・・」
と思ってはいても、
・いつ
・どの程度
状況が良くなるのか、という確たる保証もなく
「良くなる、楽になる」ことが「標準」だという
安易な希望を抱いていては、
毎日毎日、何も進展しない!
現状を「標準」と受け入れて
良くなればなった分だけラッキー♪
と考えることにしました。
そうでないと、
1日1日があまりにも無為に過ぎてしまい、
ただでさえ、健康余命いくばくか?
と案じている身としては、
24時間24時間が過ぎ去っていくのが
あまりにも勿体ないのです。
ということで、
現状の体力・気力で
「出来ることをひとつずつ」
(結局、俺様の人生これの繰り返し・・・)
と言い聞かせて過ごします。
「いつになったら楽になるんやろ?」
と不安に苛まれて結局1日を無駄に送りよりも
例え全盛期の半分以下、あるいは2割3割しか
できなくとも、積み重ねれば、
な~んにも出来ない1日の連続より
はるかにマシ!!!
と、
己さえ何とかきばれば、何とでもなる我が身とは異なり、
現在運営している「放課後等デイサービス&児童発達支援」
には、登録児童が30人になりました。
転向した子や、完全に学校に行けなくなった子などを除いて
現在25人の児童がやってきます。
(週に1日、2日の子もいれば、ほとんど毎日くる子、様々)
この子たちは、程度の差こそあれ
基本的には「発達障がい児」として自治体に登録されています。
ADHD、LD、ASD・・・
それぞれの境目は無く、複数の要素を抱える子もいます。
知的障がいを抱える子もいます。
このこらのそれぞれの特性を鑑みて、
少しでも「生きずらさを緩和する」ことを一番に考えています。
ただ、一部ではありますが、
この子らをとりまく「家庭環境」に
少なからぬ問題が有る場合もあるのです。
流石に家庭にまでは口出しできませんし、
子供さんの教育方針などもとやかく言えるものでもありません。
それでも、1日のうち数時間は一緒にいるのですから
ここで、彼ら彼女らに「何か」を伝えたり、
何らかの「方向」を示したりすることは出来るはず。
設立して4年で、ようやく「単月黒字」になり、
このまま現状維持していけば、
借金も返済できるし、何とかやっていけそう・・・
と思っていましたが、
この仕事の性質上、
「単月黒字」=「利用者満杯」=「新たな児童受け入れ不可」
という構図になってしまいます。
「何のためにこの施設を作ったのか?」
という初心に帰り、
「新たな児童も受け入れる」⇒「もう1か所施設を作る」⇒「借金増える」
を覚悟して、今に至ります。
自分自身が「障がい者手帳」を持つ身になり、
つくづく感じることは、「今の日本に生まれた感謝」と
「社会への恩返し」です。
偉大な発明をしたり
世紀の大発見をしたり
なんてことは、無理としても
せめて、自分の目の届く範囲の子供たちに
少しでも、「何か」が出来れば・・・
と、全盛期の2~3割程度の能力(実は、それ以下?なのか?)
を使い切っていこうと思います。
どうせ今まで借金まみれの人生だったんだし、
今更、借金増えたところで、もともと。
毎日のおまんまさえ有れば、
特に欲しいもんもないし、
5年後、10年後までそこそこ元気で生きて
今の子供たちが成長した時に少しでも
「何か」有れば・・・
その為にゃ、
多少身体がしんどかろうと、
除水量が不安定だろうと、
生きて、動ける限りは、
前のめりに・・・