black obelisk

2008/03/23(日)08:41

ジェフリー優勝 世界フィギュア男子&アイスダンス

フィギュアスケート(46)

祝・優勝♪ ジェフリー・バトル イザベル・デロベル&オリビエ・シェーンフェルダー ずっと応援していた選手が、そろって金メダルだなんて 本当ならお祭り気分でいたい!! ・・・がっ、高橋君がorz 気分が上がったり下がったり、大変な一日でした。 【男子フリー】 最終グループはトマシュ・ベルネルの大崩れから始まって(結局彼はフリー20位、総合15位)、いやーな空気が続いちゃいましたね。 ○ジョニー・ウィアー(フリー141.05 合計221.84 3位):挑戦した4回転は両足着氷&回転不足。その後も転倒こそないけど、コンビネーションのセカンドジャンプが2回転になったり、単発ジャンプの着氷の乱れ、ステップで本来の確実性がありませんでした。全米の時に比べ、慌ててしまったような印象を受けます。それでも最後まで最低限の事をこなせたのは、強くなった!と思います。^ ^* シーズン途中までダブルだったアクセルも、トリプルになってましたよね?? ○高橋大輔(139.71。合計220.11 4位):最初の4回転は加点が付く素晴らしいジャンプ。いけるか?!と思いきや、二本目の4回転は回転不足な上に手をつき。その後も稼ぎどころの3アクセルで転倒。全体に余裕がなく、痛恨だったのが最後に飛んだ3ルッツ+2トーループ。^ ^; 挽回のためにコンビネーションに変更したようですが、その前の失敗ジャンプが既にシークエンスと認定されていて、コンビネーション+シークエンスの規定回数をオーバーしてしまい、0点になったらしい。普通にルッツだけ飛んでれば、6点前後プラスだったんですよね。それなら表彰台には登れたし、後の選手に与えるプレッシャーも違ってたかも・・・。 TSS 64.15 TES 76.56。あぅあぅ。  *余談ですが、高橋君の回数オーバーについて:こういう事?  男子フリーでは、「同じ種類のジャンプは二度まで。一度は必ずコンビネーションorシークエンスにする事」というルール。転倒などでコンビネーションにできなかった場合、二度目のジャンプは自動的に「シークエンス」と判定。また、コンボorシークエンスは合計3回までというルールもある。  高橋君は最初に4T(トーループ)に成功。その後で4T+2のコンビネーションを予定してたのにセカンドジャンプを飛べなかった。でも、4Tは二度飛んじゃったので、二度目が「シークエンス」と判定。また単独の3Aを飛んだ後、予定した3Aからのコンボも転倒でセカンドを飛べず。これもシークエンス判定。その後ふつうにコンビネーションを一つ決めたので、規定のコンボ(orシークエンス)3回は終了。でも本人の意識としては「コンボ1回しか飛んでない」ので、挽回しようと単独予定だった3ルッツに2Tを付けちゃったんですね。ルール上は4回目になって、無効ジャンプ。丸ごと0点。orz 複雑すぎる!! ○ステファン・ランビエール(138.76。合計217.88 5位):やっぱりというか、予想以上にジャンプが決まらず。><; GOEにマイナスの嵐。スピン、ステップにもレベル1や2の評価が混ざっちゃいました。ヨーロッパ選手権の頃の不調をそのまま引きずってる感じ?来シーズンこそジャンプの感覚を取り戻してほしいです。 ○ブライアン・ジュベール(153.47。合計231.22 2位):ライバル達の大乱調で、彼はかなり楽なポジションになったんですね。4回転は1度だけにして、確実に順位を取る・・・この展開、去年と同じ?^ ^; 病み上がりだったヨーロッパ選手権とは打って変わって、ジュベール復活!をアピールしました。ただ技術的な面では、観客への印象ほど評価されてなかったようです。スピン3つがレベル2判定。ステップと合わせてもレベル4の評価がありません。最後のジャンプを2アクセル・1トーループにしちゃった点など、気を抜いてしまったように見えたのが残念。 フリーの技術点74.11は、バンデルペレンやボロノフより低め。プログラムコンポーネンツは79.36(全体の1位)と高い数字を出して、トップに立ちます。 ○ジェフリー・バトル(163.07 合計245.17 1位):ジュベール連覇確実?!と、たぶん世界中が思った。(汗)やっぱりジェフリーは、彼にタゲられてなかったのが幸いだった?? 最終滑走、ジュベールの良い演技の後にも関わらず、ジェフリーは非の打ち所のない(あ、実際は3ルッツでほんの少し乱れたけど)素晴らしい滑りを見せてくれましたね。 「王者」という力強さはないけど、洗練・完成された、ひたむきな美しさという印象でした。 今回のジェフリーはジャンプ、スピン、ステップ、すべて隙ナシ。スコアを見ると、とにかくGOEでマイナス評価がないっ。スピンは全部レベル4。プログラム全体で9.36の加点をもらってるようです。TSS 84.29 TES 78.78 フリー合計163.07。 技術点がコールされた瞬間、勝った!と心の中で叫んじゃいました。^ ^;; ジェフリーが先に滑っていたら、また違った展開があったかも? ジュベールも体力的に、きつかったんでしょうか。 彼が4回転をもっと入れていたら・・・結果が吉と出たか凶と出たか、予測はできませんよね。優勝のために二つの4回転を入れようとしたベルネルと高橋君は、大崩れしちゃったのですし。今回は、駆け引きや展開の妙が現れた大会だったようです。 個人的にはジェフリーにもウィアーにも、今年こそ是非メダルを!と思っていたので、高橋君の順位には複雑な気持ちです。 小塚崇彦君が、二度転倒したものの大健闘の8位(205.15点)、セルゲイ・ダビドフが今期最高の滑りで12位(196.79点)に入ったのは、かなり嬉しい。 小塚君のおかげで、来年も日本男子は3枠とれましたね。^ ^ 今年は高橋君にとって大きなチャンスではあったけど、これを糧に長い目で頂点を目指してほしいと思います。 そしてアイスダンス・・・フジテレビの放送でざっと見ただけですが、オリビエ達がやってくれました! 詳細は後日、Jsportsの放送を見てからと思いますが、イザベルとオリビエはフリーの構成も衣装も替えたようです。衣装はぐっと格好良くなったので、ISUのHP等でぜひ写真をご覧下さい。(笑)やはりフリーの技術点でバーチュー達に遅れをとっちゃいましたが、総合的には10点以上の差を付けての圧勝でした。えー、イザベルとオリビエさんが世界チャンピオンか~実感が湧かない!(><* 日本のキャッシー&クリス・リード組は16位! これは日本代表の歴史(?)からして、すごくいい結果ですよねっ。 これから成長して、数年後には一ケタの順位を取れるようになったら楽しみだなぁと応援しています。^ ^

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