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2017/05/17
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あとがき

 長い長い物語が、ようやく完結しました。
 連載期間=11年8か月?!ここまでお付き合いくださり、ひたすら感謝しかありません。

 私は物語が好きです。小説、漫画、映画、ゲーム、ミュージカル・・・様々な作品のファンになりましたが、自分の趣味はちょっと変わっていて、好きになる登場人物は大体、ほんの脇役とか一般受けしないタイプ。物語の中心で活躍し続けるキャラクターではありません。もっとこの人物の話を見たい!もっと活躍させてほしい!!
 そんなフラストレーションが溜まり、だったらもう自分の好きな世界や人物を、自分でとことん書いてしまえばいいじゃないか・・・と。
 そんな時、池田理代子さんの『女帝エカテリーナ』を読んでズガ――ンと心を鷲づかみにされ、ヨーロッパの宮廷を舞台にした物語を作りたい!!と思ったのです。予備知識ゼロなのに。(苦笑)

褐色の肌ゆえ故郷を追われる貴公子(しかも延々片思い)。
聖職者や医師、革命家と姿を変えながら各地をめぐる、冷徹な天才政治家。
二人に翻弄され揺れ動く、聡明だけど足元グラグラな女王様。(当初予定では子持ちだった。誰の子なんでしょう・・・)
 はじめ落書きのようなマンガだったのを、小説にする際に、アルブレヒト、レオンハルトの兄弟が加わり、物語の主軸が「騎士の時代から近代へ」という変動に決まりました。
タイトル『天空の黒 大地の白』は、うまく回収できなかったけど、黒=安寧・静寂・アルブレヒト、白=理性・変革・グストーのイメージで付けたんです。ユベールは両者の要素を合わせ持ち、変動を見届ける役割です。

 はじめは純粋に恋愛エンターテイメントとして書き始めたものが、だんだんと、私の経験や心情(信条)なり、さまざま詰め込んだ入魂の作品になってしまいました。(そして長くなった。)
 歴史ものを書くときは目標があって、架空の舞台・人物でも「ひょっとしたら、こういう事も実際あったかも」と思えるリアリティーをめざすこと。そのため政治や文化、軍事なども調べ、なるべく現代風の価値観は持ち込まないようにしました。
 目標はある程度、達成できた気がします。いま読み返しても(展開が無茶なシーンは多々ありますが。特にジークムント関連は書き直すとして)自分なりに納得いく作品に仕上がりました。

 こういう自己満足作品ながら、初めて小説を書いてブログにアップして、アクセス・コメントをたくさん頂けたのが本当に嬉しく、大げさでなく、皆様のコメントは私の大切な財産です。
 物語の続編は構想があって、最後にお目見えした「エミール」の少年時代など、ユベールたちの次世代が中心になるはずですが、これまでと同じスタイルで書き続けるのは時間的にも気力的にも無理そうなので、外伝風に短編で、時々アップできたらいいなぁと思っています。
 以下、少し登場人物について

【ユベール】
 発展途上で迷いが多く、レティシアへの屈折した想いを持ち続けた彼。レティシアとの別れは、きれいに身を引く展開も考えてきたけど、やっぱり想いを遂げさせてやりたくって、あぁいうことになりました。作者の思考回路に近いのか・・・とても書きやすいキャラクター。
 これまで斬りこみ隊長のようだったユベールの、指揮官としてしての活躍がここから始まります。

【グストー】
 この物語で一番書きたかった人物。周囲を冷笑で遠ざけつつ、その実、大変な情熱家。18世紀的な合理精神の持ち主であり、人間という理念を愛する人。今後の彼は、フランスがらみで大きな境遇の変化に直面しつつ、物語の中心に居座ります。彼とレティシアの関係は、とても純粋だと作者は思っているのですが、どうでしょうね??

【レティシア】
 グストーも、ユベールも・・・迷いの多い女王様。彼女がグストーに「一緒に生きよう宣言」する中盤までは、皆様のコメントが手厳しかったのが印象的でした。(笑)恋愛小説では一途さが求められるんだと、気づかされた次第。彼女はユベール、グストー、アルブレヒトの交点として生まれたキャラで、彼女自身はあまりテーマじゃなかったはずが、展開と共に立派に成長したと思います。今なら言える。彼女は素敵な女王様です。大好き。

【アルブレヒト】
 たぶん物語中で、一番幅広くご支持を得たキャラ。最初のアイディア段階では「むかしグストーと対立して、反乱を起こした騎士がいました」的に、回想でしか登場しないはずだった彼が、物語の主軸としてピタッとはまってくれました。
 彼は信念の人だから、こちらも没入しないと書けなくて、彼がレティシアと対立するシーンは感情移入しているぶん、書くのが辛かったです。彼の最期は初めから決まっていたので、物語が進むほど作者は憂鬱に・・・ほんとうに第5部あたりから、趣味で書いてるはずが、苦行のようでした。(汗)アルさんのためにティッシュ何箱使ったんでしょう。でも彼の生き様は美しいと思う。私はそう為さねばならないから、そうするのだ、という。

【レオンハルト】
 アルと甲乙つけがたい。恋愛ハンターを気取りつつ、意外と純な部分もある彼。レティシアのことも大切だけど、マスターへの思いもひとしお。この後、番外編でお目見えです。

【アドルフ・ギーゼン】
 彼も出世したキャラ。私のお気に入りです。今後もユベールの片腕となって、対フランス戦線で活躍してくれるはず。名前は、敬愛する手塚治虫先生の『アドルフに告ぐ』から。

【ロイ・コルネール】
 ザンクトブルクで家族と暮らすロイは、新設される士官学校の運営に関わるようになります。なお、ザンクトブルクは対仏戦線の牙城、一大軍事都市へと発展していくのでした。
 あとチーズ生産が盛んに・・・

【ティアナ】
 あっ・・・実はエピローグをもう一本書いてあって、そっちにティアナ、アドルフ、ユベール、ルーカスが登場したんです。でもボツに。最後はレティシアとグストーのシーンで終えようと、ずっと思ってきたので・・・これ入れてしまうと、なんか流れが悪いなと。こちらはまた、ブラッシュアップして更新したいです。

ではでは次回、本編に入れられなかったレオの番外編をアップいたします。
あと書きたくてしょうがない映画や絵本の感想とか。音楽のこととか。
どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします!






Last updated  2017/05/17 09:14:51 PM
コメント(4) | コメントを書く


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Re:天空の黒 大地の白:あとがき(05/17)   千菊丸2151 さん
完結おめでとうございます、そしてお疲れ様でした。
レティシア達の物語は、フィクションなのに何故かフライハルトという国の歴史を垣間見たような気がいたしました。

架空の国を舞台にした物や、実在の人物や国を舞台にした小説を書くのは大変骨が折れる作業ですが、完結させた後は何だか寂しさを感じますね。

番外編、楽しみにしております。 (2017/05/17 09:31:50 PM)

Re[1]:天空の黒 大地の白:あとがき(05/17)   black_obelisk さん
千菊丸2151さん
ほんとうに、ほんとうに、今日まで有り難うございます。
トータル5年以上、休止期間があったのに、辛抱づよく読んでいただき、励ましていただきました。

書き終えた後は、本当に終わっちゃうんだなぁ、これでいいのかなぁと考えがまとまらなかったけど、引っ張ってもしょうがないので、まずはアップしました。(^ ^;)
番外編は、明るい未来につながる内容に、したいと思います。

(2017/05/18 12:19:38 AM)

祝・完走!   hanna さん
 とうとうやり遂げられましたね。おめでとうございます。

 時代背景の正確さ・深さはもとより、何度も推敲し書き直しをされる姿勢などにも、感服いたしました。

 私も思わず、古い世界史の参考書をあけ、神聖ローマ帝国の地図をながめて、フライハルトを探してしまいました!
 (フライブルクっていうのはあるんですね)

 グストーは、私にとっては、最初のイメージが悪かったです。「生臭坊主」と思ってしまったのがいけなかったのかしら、切れすぎるところも、なかなかにキライでした(笑)。
 でも、後半けっこう苦労している彼を見て、少し見直したかも。そして結末では「共闘する伴侶(女王)を得てよかったねグストー」と温かく見守りたくなりました。

 ユベールは最後まで初々しさを失わずさわやかだったし、アルさまも時代の移り変わりの中で職務を全うされたと思います(アル様の少・青年時代とかスピンオフはありませんかぁ? ティアナ視点、レオ視点などから、もっと語ってほしいかも!)。

 続編も楽しみです。 (2017/05/19 09:17:57 PM)

Re:祝・完走!(05/17)   black_obelisk さん
hannaさん
ここまで見守っていただき、また私が表現したいイメージをいつも丁寧に読み取っていただき、本当に感謝です。

思えば物語の大半は最初の3年間に書いたもので、後はほんとうに亀の歩み。
でも以前いただいた、「再開すると決めたのだから、絶対完成させて!」というメールで、これはやめるワケにいかないと思えました。

フライハルトの国名は、Freihalt=Frei(自由)+halten(もつ・たもつ)の合成で、グストーが目指す「人々が自由で寛容な国」とか、列強諸国に囲まれても独立を保つ国、というイメージで付けたような。

グストーが最後まで嫌われなくて、よかった!これからのレティシアとグストーは、互いが認める伴侶となり、二人の関係が崩れるところは、今のところ想像できません。
いつの間にかグストーやアルの年齢を私が追い越してしまって、登場人物への見方も変化して、なおのこと・・・ユベールもこれ以上(極端には)いじめない方向でいきたいです。(^ ^;)

アルのスピンオフ:がっつり活躍しなくてもいいですか?ティアナ視点なら書きたい部分があるんです!今回削ったエピローグの部分で・・・
(2017/05/21 01:50:51 PM)


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