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台風の進路が気になる、仮面ライダーBLACK RX ZWEIです。 今日のテーマは劇場用作品として公開された「仮面ライダーTHE FIRST」です。
この作品が公開されたのは2005年の11月5日で、この当時TVでは「仮面ライダー響鬼」が平成ライダーシリーズとして放送されていました。
約35年ぶりにスクリーンで復活を果たした仮面ライダー1号と2号。しかし、彼らはただ復活したのではなく、この作品は石ノ森章太郎が漫画で描いた「仮面ライダー」をベースとして作られた作品であります。 そのデザインも過去の1号と2号の意匠を残しつつ、平成の時代にマッチするデザインとなっています。 1号の青を基調としたボディカラーは嘗ての旧1号を彷彿させます。 そして、劇場版で久しぶりに「改造人間」という設定が復活しました。 今回、仮面ライダー1号=ホッパー1号として改造されたのが本郷 猛(演・黄川田将也氏)。城南大学で化学を専攻する研究員で類まれない頭脳を持ち、運動神経もいい。 それが、悪の秘密結社ショッカーに狙われた要因でもある。ショッカーによって人である事を奪われた本郷は洗脳され、ホッパー1として破壊活動を命じられていたが、ある事を切っ掛けに自我を取り戻す。 自我を取り戻した本郷だが、彼は既に大事なものを失っている。ホッパーの姿は彼が腰に装着しているベルトのタイフーンの風車が回転することによって自動的に装着されるスーツであるが、仮面は任意で装着するもので別に装着しなくても超人的なパワーを発揮出来ることに何ら変わりはない。 それ故に本郷はトラックに轢かれそうになった少女を助けようと、自らの手を差し出した際はトラックを片腕で止めるほどの怪力を見せ、その際に助けようとしたハズの少女を強く抱きしめてしまい、原因は呼吸困難であるが少女を意識不明にしてしまうという悲しいエピソードがある。 こう言った悲劇的な描写は平成ライダーシリーズになかったので、このシーンを見た時、ああ~、これが仮面ライダーなんだよと心の中で呟きましたね。 ショッカーの作り出した「改造人間」に裏切りは許されない、それ故に改造された者はリジェクション(拒絶反応)と呼ばれる後遺症があり、定期的な血液交換をしないと死んでしまう運命にある。 だが、本郷にはそのリジェクションがないのでショッカーとしては初めての成功例となるが、裏切り者になってしまうと思わなかった。 そして、裏切りも者のホッパー1を抹殺する為に生み出されたのが仮面ライダー2号であり、ホッパー2の一文字隼人である。演じる高野八誠氏はこの作品以前にも「ウルトラマンガイア」でもう1人の主人公であり、ウルトラマンであるウルトラマンアグル=藤宮博也を演じ、「仮面ライダー龍騎」では仮面ライダーライア=手塚海之を演じた俳優てある。 彼が改造された経緯は不明であるが、本郷と同等の能力を持つことに何ら変わりはない。 出会った頃は緑川あすかを巡り本郷と何度か対立するが、拳を交えるうちに互いに理解し合っていったのである。 今作品のヒロインである緑川あすか(演・小嶺麗奈氏)は週刊ABBAの記者であり、矢野克彦という婚約者が居たが、矢野はスパイダーによって殺されてしまった。 たまたま、その現場に居合わせた本郷を犯人と勘違いし、婚約者を殺した証拠を掴もうと本郷に近づくが、それが原因でショッカーに狙われることになってしまった。因みに婚約者の矢野は顔は一文字と瓜二つであるが、性格は違う。無論、劇中では高野八誠氏が二役務めている。 今作品でも勿論、立花藤兵衛が登場するが既に演じていた小林昭二氏が他界されている為に、その代わりとして特撮ファンには嬉しい宮内 洋氏をキャスティングしました。 出番は少ないが、本郷に万能マシンである「サイクロン1号」を託し、本郷に「失うものもあれば、また得るものもある」と本郷に伝える重要な役目を担っていた。 今回の登場したサイクロンはそれぞれ旧サイクロン、新サイクロンをリファインしている。 ショッカー側のコブラとスネークにもバックストーリーがありますが、今回は割愛させて頂きます。
ショッカー連れて行かれたあすかを救う為にたった2人でショッカーのアジトに乗り込み、3人の怪人と戦闘員を相手に苦戦を強いられることになる。 苦闘の末にバット、スネーク、コブラを撃破した2人のライダー。 スネークとコブラは実は恋人同士で、互いに不治の病に侵されていた・・・だが、ショッカーの改造手術を受ければ病が治ると唆されるが・・・。 2人はただ・・・花がたくさん咲いている場所へ2人で行きたいというささやかな願いを抱いていたが、それもショッカーの手によって踏みにじられた・・・。 一文字はあかすを本郷に託し、自分のマスクを置いて何処かへと走り去っていた・・・。 仮面ライダーの姿のままあすかを助け出した本郷・・・あすかを抱えたまま夜の浜辺を歩くシーンでエンドロールを迎えます。
久しぶりに私は、この作品で「仮面ライダー」という作品が持つ「悲哀」に触れました。 平成ライダーシリーズにはない「改造人間の悲しみ」が内包されつつも、戦いのアクション、バトルアクションに申し分ありませんでした。 それでは次回もぶっちぎるぜ!!
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