あるマスコミ関係者の告白

2004/09/22(水)02:02

にわとりドリンク

雑考生活(92)

ワタシの仕事はマーケティングが主なので、どちらかと言うとアグレッシブに外に出てわっせわっせと動き回るというよりも、一日の大部分を社内の会議室や、自分のデスクでモノを考えながら過ごす時間の方が多い。 そんな時、頭は回転しているのだが体の他の部分は手持ち無沙汰なので、つい他の何かを求めてしまう。喫煙者の場合はタバコを吸いながら物思いに耽るか、コーヒーを飲んでいる同僚も多いのだが、ワタシの場合はタバコを吸わないしコーヒーも好んでは飲まない。(オフィス街には、大麻もLSDも売ってないしな) で、たいていは、ペットボトルのお茶を静かに飲んでいるワタシ。1日に最低1本は必ず買うので、ひと月30本。 お茶の銘柄にも敏感になるというものだ。 そんな中、今日は、なかなかイカしたお茶を発見。日本コカ・コーラ(株)から発売されたばかりの「まろ茶」の新シリーズ、「まろ茶ひとひら」だ。何が良いって、パッケージのデザインに思わず手が伸びてしまいましたよ。コンビニの棚でひときわ異彩を放つそのデザインに、何かと思って手にとれば、おぉこれは『若冲』じゃありませんか。 若冲といえば江戸中期・狩野派の、日本画家の中ではワタシのフェイバリット・アーティストで、極めて日本的なモチーフを、日本的なワビサビを超えてゴージャスかつユーモラスかつ神経症的なまでに微細に表現していて、とにっかく絵が美しい。 ◎参考サイト 。 しかし若冲をパッケージにするなんて、開発スタッフのセンスはスバラシイなぁ。ま、ほとんどの人は若冲なんて知らんだろうけどな。商品は500mmのペットボトルで、伊藤若冲の代表作である動植綵絵「群鶏図」、「樹花鳥獣図屏風」、「菜蟲譜」、「雪竹に錦鶏図」の4種類があった。 ちなみにワタシはニワトリの絵が大量に散りばめられた「群鶏図」を買ったのだが、肝心のお茶の味はどうかというと、これがどうもニワトリの (続く)  嘘。続かない。

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