あるマスコミ関係者の告白

2005/01/14(金)01:10

ノーパン娘のイルカショー

家庭生活(82)

妻が朝から遠方に外出するというので、駅まで送って行った。戻って朝食を作りムスメと二人で食べた後、我々も出かけることにした。クルマも洗車したばかりだったので、ドライブがてら少し遠出し、ムスメの好きな魚介類を見に 「スマスイ(須磨海浜水族園)」 へ。 天気は抜けるような快晴、FMラジオからはジプシーキングスの「ジョビ・ジョバ」が勢いよく流れ、久々に軽快な気分で高速を突っ走る。道路も空いていて、普段の半分ぐらいの時間であっという間に「スマスイ」に到着した。 スマスイには、エントランスから入ってすぐの正面に、間口25m・水量1,200トンの 「波の大水槽」 というのがあり、ここにはサメやらエイやらマグロやらのあらゆる魚がごった煮状態でグイグイ泳いでいて、なかなか迫力がある。 水族館全体の構造としては、昔ながらの標本展示型が主体の古いタイプで、大阪「海遊館」 などと比べるとややエンターテイメント性に乏しい感はあるが、普段、家で図鑑をみながらひとつづつ魚の名前を確認しているレベルのうちのムスメなんかには、丁度良い作りだと思う。※ちなみに海遊館は、演出がうまくてデートには向いているが、館内に段差が多くスロープがないので、ベビーカーの子連れにはつらいのだ。 しばらく調子良く魚やクラゲを見ていたムスメだが、フト気が付くと、なんだかソワソワと様子がおかしい。「もしかして、オシッコ・・・?」と訊くと激しく頷き、急にジタバタしはじめた。なんでやねん、さっき出かける前にしたばっかりじゃないか。ともかく急いでトイレを探しにムスメの手を引っ張って走る走る。ない。ない。「もれるもれるっ」と叫ぶムスメを脇に抱えて、「ガマンガマン、もうチョイだ!」と、再び走る走る。あった!とにかく目に付いたトイレに入り、緊急事態なので身障者用の個室に駆け込み扉を閉める。ムスメはもう限界寸前で半分白目になっている。「もう大丈夫だ!」とまずは上着のコートを脱がしてズボンを下ろすと、あぅ、タイツが!タイツを脱がすと今度は毛糸のパンツが!あぁ、しまったぁぁ・・・! ズボンとパンツを半分下ろして立ち尽くした状態で、ムスメ力尽き、猛烈に放尿。ワタシの手に持ったバッグに、ムスメのコートに、ズボンに、パンツに。 ジョビ、ジョバ♪ 頭の中でさきほどのジプシーキングスが激しくこだまする。 しかし、せっかくの楽しいお出かけが悲しい想い出になってはいかんと、オトーサンはぐっとこらえて冷静に、衣類にかかったオシッコを時間をかけてトイレットペーパーで吸引したが、さすがにパンツ&毛糸のパンツはダメージが大きかったので処分した。 気を取り直して再び館内に戻ると、ムスメはそのままノーパンでタイツという妙なスタイルでイルカショーの会場に走って行き、イルカたちのダイナミックな宙返りにノーパン姿のまま爽やかに拍手を送ったのであった。 めでたし、めでたし。

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