MAK127を使い焦点距離1,500㎜と1,900㎜で撮った M27: 亜鈴状星雲
1.焦点距離1,900mmのMAK127でM27をライブスタック 梅雨のわずかな晴れ間を突いてM27:亜鈴状星雲をライブスタック庭撮りしてみました。今回は、SkywatcherのSkymax127(MAK127)にカメラを前方と後方の2カ所に設置してM27を撮り比べてみました。前方にカメラを設置するとカタログ値の焦点距離1,500㎜、後方に設置すると焦点距離は1,900㎜になりました。この撮り比べは、動画にもまてめています。下の写真をクリックすると動画へ行きます。 動画:異なる焦点距離のMAK127で撮ったM27【写真クリックで動画へ進みます】 MAK127の動画をYouTubeへ投稿して次のコメントをもらいました。「マクストフカセグレン望遠鏡は主鏡を後方に移動させると焦点距離は長くなる」と。それまでは、MAK127は焦点距離が変化するなどとは思いもよりませんでした。試験的にカメラの位置をずらすことによって、見事?に焦点距離が変化することも確認できました。 焦点距離1,900mmのMAK127でのカメラの位置 まずは、2022/5/31、焦点距離1,900㎜に仕立てたMAK127で、M27を露光時間30秒でライブスタックしてみました。そのスタック画像が下の写真です。 焦点距離1,900mmのMAK127での露光30秒、40回ライブスタック画像 撮影日:2022/5/31。鏡筒:MAK127 (f=1,900mm)。マウント:Vixen GP2(Althiba3, ベルトドライブ化)。カメラ:ASi294MC Pro (0℃冷却、Gain: 320)。カイド鏡:EVOGUIDE 50ED II (f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Pro。フィルター:Kenko ASTRO LPR Type2。30秒露光、40回スタック。Dark, Bias有り。画像処理:Fitsファイルのヒストグラム調整のみ。 ASiair Proでのライブスタックは逐次Fitsファイルが自動保存されるので、それらの中から状態の良いものを選抜してDSSにてスタッキングを行ったのが下の写真です。 焦点距離1,900mmのMAK127での露光30秒、36枚DSSスタック画像 撮影日:2022/5/31。鏡筒:T鏡筒:MAK127 (f=1,900mm)。マウント:Vixen GP2(Althiba3, ベルトドライブ化)。カメラ:ASi294MC Pro (0℃冷却、Gain: 320)。カイド鏡:EVOGUIDE 50ED II (f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Pro。フィルター:Kenko ASTRO LPR Type2。30秒露光、45枚から36枚をセレクト、DSSスタック。Dark, 画像処理:Fitsファイルのヒストグラム調整のみ。 2.焦点距離1,500mmのMAK127でM27をライブスタック 通常のカメラ位置は下の写真のとおりです。 焦点距離1,500mmのMAK127でのカメラの位置 次に、2022/6/13 焦点距離1,500mmのMAK127でM27をライブスタックしてみました。そのライブスタック画像が下の写真です。 焦点距離1,500mmのMAK127での90秒露光、25回M27ライブスタック画像 撮影日:2022/6/13。鏡筒:MAK127 (f=1,500mm)。マウント:AlThiba3改造GP2(ベルトドライブ)。カメラ:ASi294MC Pro (0℃冷却)。カイド鏡:EVOGUIDE 50ED II (f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Pro。フィルター:Kenko ASTRO LPR Type2。90秒露光、25回スタック。画像処理:Fitsファイルのヒストグラム調整のみ。 ライブスタック時に自動保存されたFitsファイルの内から状態の良いものをセレクトした15フレームをDSSでスタックした。 焦点距離1,500mmのMAK127での90秒露光、15枚DSSスタック処理M27画像 撮影日:2022/6/13。鏡筒:MAK127 (f=1,500mm)。マウント:AlThiba3改造GP2(ベルトドライブ)。カメラ:ASi294MC Pro (0℃冷却)。カイド鏡:EVOGUIDE 50ED II (f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Pro。フィルター:Kenko ASTRO LPR Type2。90秒露光、25回スタック。画像処理:15枚をセレクトしてDSSスタック、Fitsファイルのヒストグラム調整のみ。 3.焦点距離1,500mmと1,900mmで得られたM27画像の比較 異なる焦点距離で得られたM27の画像を並べて比較した写真が下の写真です。 異なる焦点距離でのM27 焦点距離1,900mmでも、コマ収差が極端に大きくなるなどの不具合はないようです。