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活き活きPC&園芸三昧

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April 8, 2011
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カテゴリ:PC
安鯖と呼ばれるNEC Express5800/S70 タイプRB を入手出来た。当初はSandyBridgeのベアボーンとして使用する予定であったが、チップセットの不具合で躊躇していた。ところがPT2で録画した動画ファイルが溜まりに溜まってエンコード専用のQ9550マシンでは間に合わなくなってしまい、急遽S70をcore i7-870マシンにすることにした。

S70(RB)の中はかなりすっきりした配置となっており、HDDやBlu-rayドライブなど楽に装着出来た。CPUのPentium G6950 も簡単に取り外すことが出来た。i7-870のCPUクーラーは、インテルのリテールファンは冷却効率が悪いという体験からS70(RB)に装着されているサイドフローのクーラーを使うことにした。グリスを塗りクーラーを装着し、OS(WinXP Pro SP3)を立ち上げ、CPU使用率100%を15分維持したところ、core温度は78℃にも達した。これはいけないと思い、クーラーを取り外し、再度丁寧にグリスを塗り直して装着した。しかし、core温度は78℃にまで上昇した。CPUクーラーを手で触ったところ、かなり熱い。原因はCPUファンの回転数が不足していると判断した。BIOSに戻り、ファンの制御に関する項目を探したが、どこにも見当たらない。core温度78℃で常用するしかないと諦めていました。

ところが、S70(RB)の書き込みをネットで眺めていたところ、Speed Fanによりファンの回転数が制御できるらしいという書き込みを見つけることが出来た。半信半疑でSpeed Fanを調整していたところ、高負荷時でCPU温度を60℃以下に維持出来たので報告します。

Speed Fanのバージョンは4.43。メイン画面から「configure」「options」でLanguageのEnglishをJapaneseに変えることにより日本語化が出来ます。


1. 詳細設定
 ・メイン画面の「ファンコントロールの自動化」のチェックをはずす。
 ・メイン画面→「設定」→「詳細設定」
 ・チップを「ADT7490 at $2E on intel SMBus」を選択
 ・PWM1 = CPUファン  PWM2 = フロントファン  PWM3 = リアファン
 ・まずPWM1をクリックし、「Manually controled」を選択し「記憶する」チェック、OK
 ・同様にPWM2、PWM3も「Manually controled」を選択し、「記憶する」チェック、OK
詳細設定

2. スピードの設定
 ・メイン画面→「設定」→「スピード」
 ・speed03をクリック→「最小値」40%→「最大値」75%→「変化量の自動化」チェック→OK
 ・speed04をクリック→「最小値」30%→「最大値」40%→「変化量の自動化」チェック→OK
 ・speed05をクリック→「最小値」30%→「最大値」40%→「変化量の自動化」チェック→OK
speed2

3. 温度の設定
 ・speed03、speed04、speed05にチェックを入れる。
温度

4. Fan名の変更
Fanの名前は変更できます。Fanタブを選択し、変更したいFanのところにカーソルを持って行き2度クリックすると白抜き文字に変わります。変更したいFan名を入力し、はい(OK)をクリックします。日本語には対応していません。
FanTitles

5. 最後の設定
 ・メイン画面に戻り 「ファンコントロールの自動化」にチェックを入れる
 ・「設定」→「オプション」 「開始と同時に最小化」にチェックを入れる
 ・そのまま Speed Fanを終了

SpeedFan設定後の画面は次のようになります。
SpeedFan画面

6. スタートアップへSpeed Fanを登録 
 ・「スタート」→「すべてのプログラム」→「スタートアップ」を右クリック→開く
 ・現れた「スタートアップ」フォルダへSpeed Fanのショートカットをコピーする

以上で作業は完了です。再起動すると、自動的にSpeed Fanが実行されます。実行直後、全部のファンが100%回転の爆音となりますが、2~3秒後にはコントロール状態になります。この2~3秒間の爆音が難点です。もっと良いSpeed Fanの設定方法がありましたら是非教えて下さい。

メイン画面の「ファンコントロールの自動化」にチェックをはずして、Speed03~05の%を変化させることにより、次のことが判りました。画面のFan1はCPUファンの回転数、Fan2はフロントファンの回転数を示しているようです。Speed03の%を変化させるとCPUファンの回転数(Fan1)が変化し、Speed04の%を変化させるとフロントファン(Fan2)が変化します。Speed05の%は変化させてもFan3の値は0のままですが、リアファンの回転数が変化していることは回転音で確認出来ます。Fan3の回転数がモニタリング出来ない理由は判りませんが、リアファンの電源端子がCPUファンの端子と同じ位置になっているところに拠るものではないかと想像しています。

i7-870へのCPU換装の目的は、PT2録画ファイルのエンコードであったので、参考のためにcore i7-870とcore2quad Q9550とのエンコード速度比較を記しておきます。

 動画ファイル:764MB(1920×1080HD mpgファイル、5分1秒)
 エンコード方法:Corel MovieWriter 7にてAVCHD(H.264)のBDMVを作成する時間
 室温:23℃


    CPU      H.264(1pass)  H.264(2pass)   CPU温度

   i7-870       8分15秒     16分03秒      58℃
   Q9550       11分30秒     22分16秒      64℃

約40%高速処理です。しかも、これまで使用していたQ9550マシンは冬場ではCPU温度が58℃止まりであったのが、室温23℃で64℃まで上昇しました。i7-870マシンは58℃止まりで満足しています。





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Last updated  October 16, 2011 09:49:31 AM
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