カテゴリ:天文
1.M109銀河の再撮影
5月は五月晴れと言いますが、南関東では今月に入りずっと梅雨空が続いており、撮影がわずか1回きりという寂しい月となりました。その1日の撮影もシーイングが悪く、実質撮影ゼロという初めての経験となりました。 今回は、M109銀河を取り上げました。昨年の同時期に18㎝マクストフ鏡筒で撮影しましたが、子午線反転を過ぎた西側に傾きかけた悪い条件だったことと、ずっと使い続けていたKenko ASTRO LPR Type2フィルターが意外にもかなりの光量を損失していたことが判明した前回のブログ記事の結果もあって、フィルター無しの条件でTSA-120鏡筒での再撮影を試みてみました。 撮影の全貌と画像処理の様子は下の動画にまとめています。 ![]() 2.M51銀河の撮影結果 撮影は、2025/4/7と4/21に行いました。 鏡筒は屈折鏡筒のTAKAHASHI TSA-120( f=900mm)に専用エクステンダーED1.5xを使って行ないました(最終 f=1,480mm)。 最終画像が下の写真です。 ![]() 撮影日:2025/4/7、4/21。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,480mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi533MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計43フレーム撮影(総露光時間:3時間35分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:43フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, CC, HT, BXT, NXT, CT)。 露光時間5分で43コマ撮影しました。1年前に焦点距離2,700mmのSkyMAX180を使って撮影した結果に比べて星雲の詳細がより鮮明に撮影できたのでないかと思っています。 ![]() 撮影日:2024/5/29, 6/12。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyMAX180 ( f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。極軸合わせ用ガイド鏡:EVOGuide 50EDII(f=240mm)+ ASi120MM Mini。オートガイド:アストロストリート製オフアキシスガイダー + ASi220MM Mini。極軸合わせ、オートガイド、ライブスタック共にASiair Plusを使用。フィルター:2インチ Kenko ASTRO LPR Type2。300秒露光で42コマ撮影。画像処理:42コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, ColorCalibration, HT, Star Reduction, NXT, BXT)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 9, 2025 07:00:59 AM
コメント(0) | コメントを書く
[天文] カテゴリの最新記事
|