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カテゴリ:天文
1.メデューサ星雲
2年前にL-eXtremeフィルターを使って撮影しています。その時の鏡筒は、同じくTSA-120を使っていましたが、エクステンダーを取り付けていなかったので焦点距離は900mmでした。今回はエクステンダーを取り付けて焦点距離1,475mmでの拡大撮影を行いました。フィルターは、L-ultimateを使ってみました。 メデューサ星雲の紹介はAIアシスタントにお願いしました。 メデューサ星雲は、ふたご座に位置する惑星状星雲です。ギリシア神話の怪物メデューサの髪に例えられる、複雑な弧状のガスが特徴です。 ■メデューサ星雲の概要 メデューサ星雲は、肉眼では見えにくいほど淡い天体です。しかし、写真に撮るとその特徴的な姿が浮かび上がります。 ■基本情報 別名: Sh2-274、PK205+14.1、Abell 21 種類: 惑星状星雲 位置: ふたご座のはずれ、こいぬ座との境界付近 視直径: 比較的大きく、約5分に及ぶ 視等級: 15.99から25の間 ■歴史 メデューサ星雲は、1955年にジョージ・エイベル氏によって発見されました。 ■発見と分類 エイベル氏はカリフォルニア大学ロサンゼルス校の天文学者でした。1970年代初頭までは超新星残骸と考えられていましたが、ソビエト連邦の天文学者がガスの拡散速度などから惑星状星雲であると結論付けました。 ■特徴的な形状 赤く細長いフィラメントがあり、これがメデューサの髪のように見えることが名前の由来です。三日月状に明るく写る部分が特徴的です。 【以上、AIアシスタントより】 撮影の様子や画像処理を下の動画にまとめています。今回は撮影直後に気温が急激に低下した影響なのでしょう、ピントが急激に甘くなってゆき、それに伴ってオフアキシスガイドも精度が低下するアクシデントに見舞われました。また、ライブスタックを行っていると、子午線反転に伴って画角が反転してしまう不都合を、CAAの自動反転機能を使って元通りの画角に戻す試みも行ってみました。 メデューサ星雲の撮影と画像処理【写真をクリックで動画へ移ります】2.メデューサ星雲の最終画像 前回のL-eXtremeフィルターを使って撮影した時よりも、今回のL-ultimateフィルターを使った撮影の方がライブスタック像が解像度高く撮影出来た感じがしました。フィルターの違いよりも、ピント合わせやオフアキシスガイドの精度が高かったことに依るものかも知れません。 TSA-120 (f=1,475mm) で撮影したメデューサ星雲撮影日:2026/2/19。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm)。オプションレンズ:専用エクステンダーED1.5X(最終f=1,475mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Optolong L-ultimate。ガイド:AstroStreet off-axis guider。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計52フレーム撮影(総露光時間:4時間20分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, ImageSolver, SPCC, HT, BXT, Curves Transformation, NXT)。 2年前にフィルターとしてL-eXtremeを使って撮影したメデューサ星雲は下の画像です。画像処理は今回やり直しをしています。 TSA-120 (f=900mm)で撮影したメデューサ星雲撮影日:2024/3/14,15。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TSA-120 ( f=900mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 300、冷却:-10℃)。ガイド鏡:EVOGuide 50ED(f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ Optolong L-eXtreme。420秒露光で40フレーム撮影。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, ImageSolver, SPCC, HT, BXT, Curves Transformation, NXT)。 前回の記事ライオン星雲でもそうであったように、L-eXtremeフィルターの方がL-ultimateに比べてOiii由来の青色が出て、美しく撮影できることがわかりました。何だかL-ultimateの存在意義がだんだんと薄れてきています。 また、エクステンダーを取り付けずに撮影した前回の方が星雲の全体像がより鮮明に撮影出来ています。やはりF値の違いに依るものと考えられます。 3.あとがき 1)過去に撮影した画像と同じ画角にプレートソルビングするASiairの機能 以前、Astroberryと格闘していた頃、画像を基準としてプレートソルビングをする機能がありました。撮影アプリとしてASiairを使い始めて、この機能がASiairでも出来れば良いのにと思い続けていました。ASiairの度重なるバージョンアップによって、いつの間にかこの機能が出来るようになっていることに最近気付きました。 では、CAAと組み合わせれば過去に撮影した画像を基準として、画角も当時と同じ画角のプレートソルビングが可能になることを確かめてみました。結果はマルでした。 第1ステップ USBメモリーに格納されている基準となるFitsファイル画像を開きます。それが下の写真です。 「image manegement」をタップする画面第2ステップ お好みの画角の画像を選択して開きます。 お好みの画角の画像を選択する画面第3ステップ お好みの画像をタップしてプレートソルビングを実行し、さらにGoToをタップします。 選択した画像をもとにしたプレートソルビングに次いでCAAが回転する画面プレートソルビングが完了すると、CAAがお好みの画像の画角まで自動的に回転してくれます。 この一連のステップはライブスタックを実行する際は威力を発揮しますが、画像のためにはフラットを取り直す必要があるため実用的ではありません。 2)ASiair PlusとスマホまたはPCとの有線接続は道半ば 冬季になると、それまで順調であったWiFiによるASiair PlusとスマホあるいはPCとの通信が怪しくなってきます。撮影時は常にタブレットの画面を動画キャプチャーして、動画に加工していますが、通信が途絶えると動画キャプチャーも停止してしまいます。幾度か痛い目に会っています。何とかASiair Plusとアンドロイドタブレットの有線接続を試みていますが成功していません。 アンドロイドではなく、iOSやWinPCもトライを続けていましたが、最近やっと両者で成功しました。ネットでも多くの情報があふれていますが、フェイクのものも多く出回っています。 まず成功したのはWin11のPCでした。Win11にBlueStacksをインストールして、その上にASiairアプリをインストールする、いわゆるアンドロイドエミュレータを使う方法です。BlueStacks5はBlueStacks3と違って特殊な母艦をインストールすることなくWin11上で使うことが出来ます。速度もかなり早くなってきています。ただし、Win11PCのスペックが高くないとAndroid11エミュレータがインストール出来ない制限があるようです。続いてiOSで有線接続に成功しました。失敗していた原因は、使用していた有線LAN-ライトニング変換アダプターがまともな機能を果たしていなかったことによるものでした。半年以上も中華性の安物アダプターに踊らされ続けていました。 詳細については、次号で紹介する予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 7, 2026 10:47:19 AM
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