二人で唯一の存在。
二人でいれば他はいらない。
それでもいつか二人を見分けられる人が現れることを待ってる双子。
ふざけた遊びの中にこそ二人の本当の願いがこめられていたのでいした。
今日の主役は常陸院ブラザーズ。
まだ中学生だった頃のお話で、ホスト部に入るまでの軌跡です。
いつも告白してくる女の子をだまして遊ぶ双子。
ちょっと声をかけるだけでどっちでもいいという女の子たちの態度こそ本当は酷いのではないのかと。
他人を傷つけ、ふざけているようにみえて、本当はいつも言った分、やった分双子も傷ついていたんだろうね。
お気に入りだったメイドに裏切られ人を信じることが出来なくなってしまった二人。
信じれば裏切られる、なら最初から信じなければいいんだ
二人は見分けられないように意図して同じように振舞ってきたけれど、それでも本当は個々の人間として区別して見てほしい。受け入れて欲しいと心の底では願うのでした。
矛盾した思いはいつの間にかねじれた性格をつくりだしてしまったのでした。
双子はそうやって他人と距離を作っていたのに、そこに突如乱入者が!!
それはもちろんバカ殿こと環ですよ。
双子に名前を知られていたことにいたく感動された殿。
夢想する環はやっぱりおバカで・・・・・・かわいいんだ(笑)←バカって突っ込みいれたくなるけどさ(笑)
でもバカ殿メイクは環似合ってて妙だった(わはは)
『どっちが光くんでしょうゲーム』
ひと月以内に双子を見分けられたら環が高校入学するときに立ち上げる『ホスト部』に入部してやると条件を出す双子。
もちろん環、やる気満々。←根拠もなく「見分けてみせる!!」と断言するあたりが殿らしいよなぁ。
気づいたら双子の周りにいつも出没する環。
当てずっぽうで「右が光!!」とかいうんですが、当然当たるわけもなく・・・・・。
でも本当に環が双子を当てずっぽうに当てたとき。
二人はそろって泣きそうな顔をしてしまうのでした。
環は言う。
「二人だけの世界にいたら、これからも二人を見分けられる人に出会えない」
自分は見分けられないけど、逆にそれを二人の個性として売ればいいんだと。
一見無茶苦茶な説ですが、それでも「自分たちは自分たちのままでいいんだ」というハニー先輩も勧誘された環の言葉にちょっとだけ感動した双子はホスト部への扉を開けるのでした。
最後にタイトルを持ってきたという演出にちょっと感動(笑)
さすがいい仕事してくれますよBONES
少しだけ未来に出会うハルヒと双子たち。
無意識に何のてらいもなく二人を見分けてしまうハルヒにどれだけ双子は救われたことでしょうね。
そしてそのきっかけを作ってくれた環に対して、言葉や態度ではどれだけ殿を卑下しようと、本当はとても感謝してるんだろうし。じゃなきゃホスト部なんか辞めてるだろうし(^^)
うん。
今日もいいお話でした(^^)
◇予告◇
ハロウィンのホスト部です。季節感まったく無視の方向です(笑)
桜蘭高校ホスト部 サントラ&キャラソン 後編”<初回限定盤>2CD(2006/8/23)