◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆

暴かれた絹子の秘密。
それは意外なところからの判明。

これぞMRI捜査といえる手口でした。

別件を担当している曽我の資料写真をたまたま見た青木は、３年前に行方不明になっている高校生・池田達雄の姿が、露口の記憶にあると気付いた。露口が密かに調べ書き残していたメモによると、絹子の交友相手は全部で４人。そのうち、池田ともう一人の男が行方不明になった夜、露口は、絹子がシャワーを浴びているのを覗き見し、その服に付着した血痕を確認している。

青木は、露口に池田らの殺害の事実を知られた絹子が、全てを隠蔽するために計画を練り、それを実行したと推理。
自分を愛している露口の心を逆手に取って一家惨殺を行い、露口の死刑を見届けたとにらんだ。

そんな中、絹子と交友のあった１人、１３歳の少年・平井学が交通事故で死亡したとの連絡が入った。
絹子がこの事故に絡んでいると見た薪は、直ちに学の脳のＭＲＩ捜査を指示。
だが、学の両親に会った青木と岡部は、思わぬ壁に突き当たった。
何と学は、生まれつき全盲だったため、ＭＲＩ捜査をしても画像を得られないのだ。

学の脳のＭＲＩ捜査が出来ないと知る絹子は、池田、学ら４人の殺害を臭わせる。
そして、露口から、幼い頃、性的虐待を受けていたことをほのめかした。

絹子が犯人だと確信しながらも証拠がないため、捕らえることができない第九の面々。
だが、学が死亡した事故現場に行ってみた青木は、もう一つＭＲＩの対象となる脳があることに気付いた。
それは、事故で学と共に死んだ愛犬・ジップの脳。
絹子の話から、学が事件現場に連れて行かれたと見た青木は、学といつも一緒にいたジップがその光景を見ているとにらんで・・・。

絹子の秘密。

平井少年にだけ見せたというその秘密。

何故彼だけに？
そして、彼を連れて向った異臭のする廃墟には何が！！

誘拐殺人の被害者だと思われてた少年の写真を偶然曽我の資料から見つけた青木。

その男、池田はなんと3年前、絹子と関係を持った翌日行方不明になっているというのだ！！

なんとそんな関係者があと2人。

血糊のついた絹子の衣服を見ていた露口。
絹子がこの人たちを殺したかもしれないと感じた青木だった･･･。

それを知られた口封じのため家族を殺したのか？

そして、父親だけ生き残らせたのは、自分を愛している父親に罪を着せるためなのか？

だがその夜、平井少年が交通事故で死んだという一報が･･･！！

元気くんあれだけの登場ですか、勿体無い（＞＜）


平井は何かを見た可能性がある。
そう察した青木。

すぐにMRIに捜査協力をしようと動く青木たちだったが、
なんと平井少年は全盲だったのだ･･･！！

ええ！？
そんなオチが！！
これは驚きました。

ま、逆にそれを絹子が利用したってわけですが、
「秘密」って言うのはやはり誰かにしゃべりたいとかって思ってしまうのが人の性。

それに絹子も全盲の彼になら何を見せてもいいと油断したんでしょうね。

でも逆に見えないからこそ、平井少年は聡い子だったから何か異変を感じてしまったと。
だから絹子が殺したという･･･

でもこれ以上犠牲者を出すわけにはいかない。
なんとか証拠を！！と思う青木たちですが、平井少年が亡くなった今、やはり絹子の立件は難しい。

そして花を添えようと向った事件現場には絹子が！！

青木たちを見てにやりと笑う絹子。

死んだら必ず脳を取りに来る彼らを「死神みたい」と称する絹子。

誰も知らない自分の秘密は平井を殺したことで封じた。
勝ち誇ったようにやれるもんならやってみろという絹子。

「いつか私が死んだら、脳みそを送ってあげる」

って青木に勝利宣言！？

だがそこで絹子に問う青木。

何故男嫌いになったのか？
露口と何があったのか？

そっか絹子の男嫌いの原因は父親に暴行を受けたことによるものなんだ･･･

これはちょっと同情を引きましたね･･･。

本心では嫌っている男と関係を持って、それを父親に見せ付けることでささやかな復讐を図っていたということか。

こんな風にしたのはお前のせいだ！！
みたいな。

で、露口は愛してただけにその絹子の行為で逆に自分の罪を見せ付けられてたと。

罪悪感かぁ･･･。

分かるけど･･･分かりたくない心理ですね･･･

勝利宣言とも取れる絹子の「下衆」発言に反論できない青木。

だがそのとき、足元のアスファルトに残った血の跡に気づいた青木。

それはふたつ。
ひとつは平井少年のもの。

そしてもうひとつは彼の飼っていた犬のジップ！！

そう、目撃者はもうひとりいたのだ！！

そしてその犬の脳から見えた映像は･･･道路の向こうで平井少年を呼ぶ絹子の姿！！

そして平井とジップがトラックにはねられた映像。


更に1週間前、ジップが見ていた絹子の秘密！！
それは、異臭を放っていた絹子が平井を連れて行った廃墟。

そこにあったのは･･･白骨化した3人の遺体。

やはり絹子は全員を殺していたんだ･･･！！

そして絹子は逮捕。
事件はあっけなく幕を閉じたのだった･･･。

そして青木は･･･。

ジップの見ていた世界に触れていた。

それはやさしさに満ちた世界。

笑顔の平井少年の映像しかない世界。

「小さな幸せは世界のどこにでもあるんだ」

秘密を知るということは、苦痛だけではないと知る青木だった･･･。

そして、父の日記を読もうと思った青木。

そこに書かれていた父の思い。
父は青木が第九に配属されていたことを知っていたのだ！！

「自分の仕事に誇りを持てと言いたかった」

そう記された日記。
それを見て、涙を流す青木だった---------。

「父さん、ありがとう････」

とりあえず原作とは別物･･･。

そう言い聞かせて見ようと思えるようになったアニメ「秘密」

感想書くのが逆に難しくなった気がします（＾＾；）

現在3巻まで読破しましたが、やっぱ清水さんの独特世界はすごいなぁと改めて関心。

キャラの心理描写が上手いんだなぁ。

それが出てないのがアニメでは一番残念なところ

キャラの魅力、もう少し出してもらいたいところですけど、
アニメではやはり事件そのものってのをメインにするようですね。

ま、それはそれとして楽しめたらいいなぁとは思いつつ、やっぱりどこかで比較してしまう自分がいてるのは仕方ないですね

今回のラストシーンとかもね･･･。

事件のその後の話がちょっと簡単すぎた気がしました。
絹子あっさり捕まっちゃったし（＞＜）

ま、こればっかりは仕方ないか･･･。

でも父の存在を見せてくれたのは上手くまとめたかな。

次回「見えない顔」

さて次回はどうなるやら。

逆にこのスタンスでいくならオリジナルの方が割り切って見られるのかなぁとも思いつつ･･･。

うむむ。
難しいところですね（＾＾）

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