今期終了作品の中で、最も最終回がどうなるのか予測できなかった作品。
そして、最も楽しみにしてた作品。
決着をどうつけるのか、まさに生か死か!?
兄弟の未来は!?
愛する家族の運命をペルソナによって翻弄され、また自らのペルソナで最愛の女性の命までも奪ってしまった諒は、人の精神をペルソナから解放することを望む。
慎は、そんな兄の姿を垣間見て胸を痛め、すべての悲劇と混沌を終わらせるため、様々な想いを剣に変え携えたペルソナを発現させる--。
過去の世界。
そこに佇む慎。
前回いなくなった慎は、狭間の世界に来ていたようです。
飼っていた犬が車にはねられ死んでしまったとき、
慰める映子と、映子がいなくなってからひとりで泣く諒・・・。
諒はこんな小さなときから人前で泣くことはしなかった子なんだ。
なんかいじらしいというか、我慢強いというか・・・。
これはでも、ぐっときちゃう光景だね
だが事態は一転。
なんと怒り、悲しみで一杯になった諒の中からペルソナが出現したのだ!!
次々と木を切り倒す諒のペルソナ。
幼い諒にはそれを制御するだけの力がないのだ!!
思わず「兄ちゃん!!」と手を伸ばした慎だったが・・・突風が吹き、くじらの羽根が舞う。
次に視界が開いたとき・・・辺りはあの公園になっていたのだ!!
そこにいたのは、アヤネ。
「ここは、綾織る心の海
その凪のほとり・・・」
・・・最後までOPへの導入は美しかったですね(^^)
前回再会を果たした真田と諒。
真田はペルソナを上手く利用し、亜種となったものだけを根絶するという形で動いていた。
だが今の諒は、ペルソナの摂理を断つというのだ!!
・・・ペルソナって再生・転生するものなんだ。
無意識の海ってそういうところでもあるの?
なんか相変わらずすごい世界だよね。
「ペルソナとは歪みだ・・・」
人がペルソナを戦いの道具に使っていいはずはないという諒に対し、映子が雪原で諒の元へたどりつけたのは、ペルソナの起した奇跡だと。
「ペルソナとは想いだから・・・!!」
だが、真田の言葉は、覚悟を決めた諒には届かなかった。
「全てを終わらせる-------!!」
そう言って、諒は姿を消すのだった・・・。
街はアヤネが歩くことにより、どんどん無気力症の人々が増えていた。
そんな中、意識が戻った楢崎ですが・・・。
なんと中に入っていたのは、伊藤の奥さん!!
この再会は予想外だったわ~(><)
でも伊藤には切ない再会だったんじゃないかなぁ。
逢えて嬉しいけど、じゃあ楢崎の意識は?ですもんね。
アヤネに兄弟に逢わせろと詰め寄る慎。
「逢えるよ、もう一度」
簡単にそういうアヤネ。
そっか、アヤネの願いは、くじらに融けて眠りたいだけなんだ。
でも狭間の存在には寄り代が必要になるのだと。
だから自分が自分に戻るというわけね。
そして・・・ついに諒との再会。
洵とユキはどこにいるのか?
二人は慎の夢の中で眠っているというのだ!!
ペルソナがなければ訪れるはずだった前回の慎の夢見た未来。
しあわせだったはずなのに・・・。
みんながいたはずなのに・・・・。
「お前はここにいろ」
そう命じる諒。
みんなで帰ろうという慎に、洵とユキは一緒に行くという諒。
慎だけに残れと残酷なことを言うのだ・・・。
でも今まで諒がずっと守ってくれたことは知っている。
感謝もしている。
それでももう、自分だって戦えるのだから・・・。
だがその頃、アヤネの寄り代が富山湾目指して歩いていた。
そこへ現れたアヤネ。
「一緒に、くじらのところへ行こう」
後を追う真田は戌井に命じて(←よかった生きてた!!)GPS搭載の起爆装置を起動させろというのだった。
だが『アヤネ』がひとつになったことで力が放出。
起爆装置も吹っ飛ばされてしまうのだった!!
ついにひとつになったアヤネ。
そしてめぐみがアヤネに立ち向かう!!
拓朗も!!
「どこまで漢なんだよ!!」の拓朗の台詞にはちょっと笑ってしまったね(^^)
確かにめぐみかっこよすぎ~♪
だがふたりの力を持ってしてもアヤネには敵わない。
そして二人の姿が狭間の世界に!!
倒れるめぐみたちを助けようと手を伸ばした慎。
だが、その手が触れたのは・・・なんと叶鳴!!
うわぁ!!
叶鳴が仲間を助けに来てくれた!!
あの丸いペルソナは彼女のもの~!!
めぐみと拓朗を救ったそのペルソナ!!
なんか感動です(><)
そして・・・ずっとその存在が気になっていた九條ですが・・・・。
なんとアヤネの寄り代の中に潜んでいたのだ!!
ええ!?
そんなオチ
でもこれこそがアヤネの狙いだったってことなんだろうなぁ。
「くじらに融けよう、お父さん」
自らの身体を犠牲に、すべてを終わらせようとするアヤネ。
だがまた暴走が起こるのではと考えた慎はアヤネを止めようとするのだが、慎の前に立ちふさがったのは・・・諒!!
あぁ、兄弟の対決(><)
でもそっか、「終わらせる」という点で、諒とアヤネの利害が一致したからこそ、諒はこの世界にいたんだね。
すべてのペルソナも滅却させられると。
かつて、楔だった慎のペルソナ。
だが今はその剣は、ペルソナを開放するための剣。
あぁ、でも諒が慎を傷つける姿は見たくなかった~(><)
そして・・・諒の過去を知る慎。
兄弟たちの運命を狂わせたのは・・・すべて九條。
アヤネを生み出し、狭間の存在にしてしまったこと。
ユキは助かったかもしれなかったこと。
慎に両親への贖罪の念を植えつけたこと。
「あなたがいなければ-------!!」
そして、諒は、ぺルソナの力を使って九條を事故に合わせて殺したのだ・・・。
重すぎるよなぁ。
まだそんな続きがあったんだから・・・。
すべてペルソナがなければ---------!!
そう思い、涙する慎。
だがその時聞こえた洵とユキの慎の名前を呼ぶ声。
「諒兄ちゃんは分かってる」
洵の身体から聞こえる二つの声。
くじらが嫌がるのは亜種のペルソナのみ。
諒はくじらを鎮めようとしているのだ。
諒にとって兄弟は一番重い楔。
だから一緒に眠ろうと決めたという洵とユキ。
みんなと会えて楽しかったと言い残し、アヤネの元へ飛んだふたり。
「行くなぁ!!」
慎の叫びに苦しげな表情をする諒。
あぁ、また兄弟を巻き込んだとかって自分を責めてるんじゃないかしら(><)
切なすぎよ、諒!!
そして・・・ふたりの後を追った慎を止めることも出来なかったのだ!!
アヤネとひとつになろうとした洵。
行かせないと戦う慎。
そして・・・なんと最後は諒まで慎に加勢したのだ!!
アヤネの意識は開放され、涙を流し、消えた・・・。
「帰ろう、諒兄ちゃん」
慎の腕にはしっかり洵が。
だが諒は眼鏡を外し、何かを慎に告げ・・・。
羽根の舞う海岸で、慎の腕に抱かれ、静かに眠りについたのだった------------。
あぁ、分かっていても、つらすぎる(><)
諒。
穏やかな顔がせめてもの救いでした・・・。
諒は何を言い残したんだろうねぇ。
想像しつつ余韻に浸りたい感じです・・・
そして・・・月日は流れ、春。
「くじらのはね」を読む慎の手元にもたくさんの桜の花びらが・・・。
ユキの服をしまう洵。
それはユキだけ逝ってしまったという証なのか・・・。
ここは不明でしたけど、その後、慎を「兄貴」と呼ぶ洵がなんだか成長したなぁと思わせましたね。
男の子っぽくなった印象です。
どうやら慎は浪人して大学に進むようです。
めぐみの大学も近いとか。
拓朗は店長になり、洵はそこでバイトしているとか。
そして神郷家にまた鍵がかけられ、ふたりは家を出る。
もう鍵を置く必要もない家。
思い出がたくさん詰まった家ですが、なんか切なさより、あたたかいものを感じさせる家の背景に感じました。
またEDがいい雰囲気で流れてきたのも効果的でしたからね。
それでもふたりにとっては大切な家であることには変わりないのだから・・・。
前に進む。
未来へ!!
バス亭まで競争しようかという洵に、「歩こう」と言う慎。
くじらのはねの絵本の最後。
ひとりぼっちになった主人公の周りには・・・たくさんの桜の花びらが---------。
ひとりじゃないと言っている、そんな最後に感じました。
あぁ、ついに終わってしまいましたね。
最後まで幻想的だったと思いますが、それでも視聴者、おのおのの感じさせられるものがとても大きな作品だったと思います。
最後のエンドクレジットで笑顔の兄弟3人が見れたことが一番ほっこりできたかも(^^)
本当、言葉で表現するのは難しいんですが、この作品は見る人によって色々感じ方も違う作品で、奥が深いものなんだと想わされた素晴らしい作品でした!!
2クール本当楽しませてもらいました!!
スタッフの皆さんに感謝です♪
総評はまた改めて。
2クールお世話になりましたブロガーのみなさまにも感謝です(^^)
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