妻の遺した想い----------。
ようやく実際の解剖に参加することになった大己たち。
解剖するにあたって、患者の人生がそこにあったことを踏まえて、始めろという佐川教授。
だが、いざ運ばれてきた60代の女性の解剖を進めようとしたところ・・・。
遺族の夫が、解剖をやめろと言い出してきたのだ!!
だが患者にはアキの母親と同じ症状を身体に残していたのだ。
真相が分からなくてもいいのか?
夫である野間口に尋ねるアキ。
だが、解剖しても妻は戻らない。
他人に身体をいじくりまわされることが我慢できないと彼はいうのだ!!
アキはそれでも解剖したいという気持ちが抑えられない。
でも、人は簡単に人の死を割り切る事が出来ないもの。
妻はとても痛がりだったという。
だからメスで切られるなんてとんでもないというのだ。
遺族の気持ちを大切にするなら、やはり解剖はしない方がいいのか?
妻はスーパーの肉の特売に向かい、店内で倒れたが、大丈夫だということで、店側は返したという。
だがその帰りに死亡。
解剖を説得するわけではなく、妻や、野間口の話を聞きに家を訪れる大己とアキ。
野間口は靴職人。
妻のために最後に履かせる靴を作っているという話は、ちょっとじ~~んとキタ
結婚して40年。
たった1足しか作ってやれなかった妻の靴。
最期に最高の靴を!!
でも、話を聞くと、どうやら妻は少し痴呆が入っていたという。
そして毎日のように肉豆腐を作っていたという。
そして大己が閃いたのは・・・結びの一番!!
妻が飼いたくなったという犬(こうすけ)
でも、本当は彼女は犬が嫌いだったというのだ!!
では何のために飼ったのか?
更に、スーパーの特売に向かう前、すでに妻はお腹を押さえていたというのだ!!
彼女は何かを隠していたのではないのか?
40年連れ添って、何を隠すというのか?
彼女は最後に何を言いたかったのか?
そして・・・ようやく解剖を認める野間口。
その解剖を担当したのは大己と彰。
解剖中に倒れられても困る。
自分のために解剖するなら辞めろと彰に厳しい玲子。
一度は逃げ出そうとした彰だったが、今は野間口の事を知り、何か自分に出来るならと、必死に訴えかける。
「御遺族のために力になりたいんです!!」
彰もどうやら覚悟が決まったようですね(^^)
そして、発見された死因はひとつは外傷から分かった、すい臓破裂。
だがもうひとつ・・・。
実は彼女は末期の胃がんだったのだ!!
長くて余命2か月だったという。
彼女が最後まで夫に隠し通したのは、このがんだったのだ!!
苦手だった犬を飼ったのは、遺される野間口が寂しくないよう。
喧嘩してまで買い換えた洗濯機も、野間口が簡単な操作で出来るよう。
肉豆腐も、これが最後になるかもしれないから、野間口に食べさせてあげたかったから。
ボケ防止にと通っていた、ダンス教室は、痴呆でついて行けなかったのではなく、本当は痛みのため動けなかったのだ。
ただ、家にいると、野間口にいらぬ心配をかけさせてしまうから・・・。
最後に妻が買ってきた目覚まし時計。
それは肉声が録音できる目覚まし時計。
そこに入っていた「お父さん、朝ですよ」の声。
ずっと妻の声で起こされてきた野間口だから・・・ちゃんと毎日起きれるようにと・・・。
すべては愛する夫のため---------。
やられたなぁ。
今回は涙だったわ
石橋蓮司さんの演技に泣かされた。
寝耳に水みたいな表情で大己の話を聞きはじめ、だんだんくしゃくしゃになる顔。
とても愛が伝わる演技だった。
そして・・・野間口は今日も妻の声で目覚める。
コウスケの面倒をみなければならない毎日。
「いろいろありがとな」
その言葉が、何よりの感謝。
これが法医学のある意味なのではないのだろうか・・・。
ってことで、今回はただ石橋さんに拍手!!
流石に瑛太さんも今回は涙してましたもんね。
演技につられたかな?
妻の優しさ。
愛。
でも・・・やっぱり傍にいてくれないと、さびしい。
その気持ちがよく表れてましたね。
で、ようやく今回は司法解剖の意味が出た感じですし♪
それが何よりでしたわ。
こういう話が見たかったんだって(><)
次回なんと哲平がB型肝炎に感染したって~~?!!
解剖の際のミスからだろうねぇ。
さぁ、これは責任問われるよ~(><)
どうなることやら。
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