葵の上、死去-----------。
やすらかに眠る葵の上を見て、悲しみに暮れる左大臣家。
取りすがる母、祈祷をゆるめた隙を突かれたと、己を責める父。
源氏の君は・・・ただ葵のために涙を流すことしかできないのだった・・・。
櫻井くんにしては激しい泣き方だったね(^^;)
しのび泣きが上手い人が、声をあげて泣くってのが新鮮でした。
それにしても涙の粒がああも見える泣き顔ってのがすごいなぁ。
この作品らしい演出ですわ(^^;)
葵の上の死を聞いて焦ったのは・・・。
「わたくしじゃない--------!!」
己の嫉妬、恨みの心と戦う六条。
業の深さがこのあやかしを呼んだのか・・・
女の業とは、かようにすさまじい執念を生みだすものなのか・・・。
六条はついに伊勢に行くことを決める。
源氏の君に別れを告げられる前に、自ら別れを決意する六条。
そこで、斎宮になられる巫女と共に、嵯峨野へ向かう事に---------。
ようやく葵と心をかわすことが出来、御子も出来た。
葵の上をしあわせにできるのなら、どんな事も厭わない。
ようやくこれからすべてが始まるというのに・・・彼女はもういない。
夢の中に会いに来てくれたことを喜ぶ源氏の君。
葵の上を亡くされたこと。
流石の源氏の君にもかなりの消沈のよう。
残された夕霧は左大臣家で預かる事に。
この子が、源氏と左大臣家の懸け橋となるわけで。
半年ぶりに屋敷へ戻った源氏の君を待っていたのは・・・少し大人になって、キレイになった紫の上。
ようやく突き止めた紫の上の素性。
実は藤壺の兄の子だったという事実が判明。
屋敷に引き取ろうとしたものの、彼の妻が一切認めなかったとか。
ま、源氏の君にしたらラッキーってことで(^^)
どんどんキレイになっていく紫の上の成長を見守る源氏の君。
「お兄さま」
と慕う紫の上。
ま、喪に伏している今は、源氏の君には丁度よい慰めなのかもしれないね。
そして・・・六条が明日伊勢に向かうということで、源氏の君は嵯峨野へと、ひとり馬を走らせる。
その来訪を感じ、待っていた六条。
最後の逢瀬------。
これで別れられる。
最後の区切りが出来た六条は、ようやく心すこやかに伊勢に向かうことが出来たようです。
結局源氏の君は葵の上を襲ったもののけの正体が六条だと気づいたのでしょうか?
それでも最後の逢瀬があったから、お互い、しこりも残さず別れることが出来たのではないでしょうか。
葵の上は・・・残念でしたけど。
亡くなってからその存在の大きさが分かる。
その心を癒す存在がいてくれたことが、源氏の君には大きかったでしょうしね。
さて、次回はいよいよ院が崩御。
そしてついに紫の上と---------!?
物語が大きく動きそうですね。
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