◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆

魔剣の存在意義-------------！！



リサに向けられた雷の攻撃。

剣をエルザと呼んだ老騎士。

どうやらエルザは魔剣。

そして、男は自分の内臓を贄にしたよう。


でも、仇って･･･？

そのくせ、血を吐き、これ以上は戦いは無理とみたか、あっさり撤退してるし（＞＜）

親父！！
何がしたかったんだっ



魔剣に襲われた報告をセシリーにしたルーク。

ただし狙われたのは自分だと、リサを庇う形で。


確信を得たアリアは、エルザが魔剣だと断言するも、セシリーもリサもそれが信じられない。

ルークたちが狙われたのは･･･彼がブラックスミスだから？
まぁ、リサが狙われる理由が見つからないからねぇ･･･。



各国の会議でもその話題が取り立たされるものの、相変わらずルークはこの会議には出席しないよう。


持って一年--------。

いよいよヴァルバニルの封印が解かれてしまう危険な状況になってきたよう。

早急に何か手を打たねば、時間が残されていない。

霊体能力が上がっているというハウスマン。

それは------------『ヴァルバニルの呪い』


祈祷契約で使う霊体エネルギーとは、なんとヴァルバニルの吐きだす呪いだというのだ！！

霊体は人々の生活を助けてくれるもの。
だが、それを初代ハウスマンが、呪いを霊体にすり替え、生活に取りこんでしまったと。


つまり、祈祷契約とは、人間の血肉を使わない悪魔契約-----------！！



聖剣に封じられたヴァルバニルは人間に復讐するにはどうしたらいいか考えた。

「互いに殺し合わせればいい」

そこでヴァルバニルは人間の心臓に死言を刻んだと。


そして、彼の望み通り、人は悪魔契約をし、戦争を始めたと･･･。

ま、人間もそこまで愚かでなく、滅ぶ前にこの事に気づき、なんとかヴァルバニルを封じたわけですが･･･。
それももう時間の問題。

今のルークの仕事は、ヴァルバニルを完全に封じるための聖剣を打つ事------------。


だが、今のルークには何かが足りないよう。
憎しみか、未熟な己の手か･･･。



何も知らなかった無知な自分。
話してくれなかったルークに腹を立てるセシリー。


だが、それは『知ってしまうと逃げられない』

セシリーを巻き込みたくないから言わなかったルークの気持ち。
それをよく考えろとアリアに言われてしまうのだった----------。


ちょっと正義感を振りまくりなセシリーには痛い言葉だったでしょうね。
ま、これで少しはセシリーも考えるという方向へ向かいそうですけど。

会議で披露された、他国のブラックスミスが打った聖剣。

それを見て失笑したシーグフリートは、何も言わず部屋を退室。


馬車で待っていた女・フランシスカに、あの剣では魔剣の相手は出来ても、とてもヴァルバニルを封じる事は出来ないと言うのだった････。

さぁて、一体彼女は何者なんだか。




セシリーに元気を出してもらおうと張り切って買出しに出かけたアリア。
そこで彼女はエルザと遭遇。

人気のない場所へ移動し、魔剣の存在理由について話をすることに。

何の為に自分たちのようなな魔剣が生まれたのか？

剣でも人でも、悪魔でもない。
だからただ、さすらい続ける････。


折角たどり着いた今の仲間たちのいる生活。
それを失う事が怖いというアリア。


だから、自分たち魔剣が何の為に生れて、どこへ行くのか知りたいと･･･。


その問いに答えをくれたエルザ。


魔剣とは、憎しみから生れしもの----------。

憎悪の塊。


「魔剣は、ヴァルバニルへの憎しみから生まれました。
自らを生んだ者を憎み、殺す。
ただそのために･･･だから私たちは唱えるのです」

「-----------神を殺せ」



あぁ、だからあんな物騒な呪文を唱えるのか･･･。
アリアが変身する時、最初に呪文を聞いて驚いたもんな。


だが、エルザはあくまで主人の意思に従うだけ。
彼の敵はヴァルバニルではないのか？

エルザと戦いたくはないと思うアリアだった･･･。



だがやはり老騎士を後ろから操っていたのは、黒衣の男！！
加勢するとか言ってるけど、老騎士のヴァルバニルへの憎しみを利用しているのは見え見え。

主人の身体を気づかうエルザには、この男こそ敵という感じで睨みつけるのだった･･･。



一方、新しい刀を精製したルークの元へ現れた黒衣の男！！

どうやら彼もバスターソードという魔剣を持っているよう。

すべてを腐らせるって･･･このひとらしいというかなんというか･･･


そして、老騎士もまたリサを殺すためやって来るのだが、どうやらリサをヴァルバニルだと思っているよう。


やむを得ず、アリアで対向するセシリー。

だが何度やられても、ぼろぼろになっても老騎士は戦いをやめないのだ。


そのすさまじい執念。
それを利用した黒衣の男。


だが、それはどうやらエルザの願いでもあったよう。

こんな戦いは･･･生きる事をやめる事を-----------！！


アリアの放った攻撃から老騎士を守るため、人の形になり身体を張って庇ったエルザ。

そして、老騎士の望む『安らかな死』のため、『慈悲』を与えるエルザは、あの短剣を取りだす。

安らかな死を迎えた老騎士は笑みを浮かべ死んで行く。

そして男を「お父様」と呼び、エルザもまた剣の姿になり、真っ二つに折れて老騎士の身体に横たわるのだった･･･。



･･･切なすぎるわぁ




だがこれを魔剣の宿命だという黒衣の男。

魔剣は神を殺すために生まれた剣。
ヴァルバニルを殺すために------------！！

「いずれその魔剣も、そこにいる小娘を殺したくなるはずだ」

馬鹿な事をと一蹴するセシリーだったが･･･黒衣の男は言う。


「リサという小娘の身体には、ヴァルバニルの血が混じっている。
リサは悪魔だ----------！！

かつてルークがヴァルバニルから逃げるためにリーザという幼馴染みを使って生みだした悪魔。

それがリサだ！！」

「言うなぁぁぁ！！」

ルークが必死に剣でそれを止める。
その攻撃を受けた男のフードが切れる。

その顔------------シークフリート！！


･･･って知ってたけどさ（＾＾；）

彼は高笑いを残し、去ってしまうのだった･･･。


「嘘だろ、ルーク」

「本当の事だ･･･俺がリーザを殺した-------------」


ってルーク！？

どうなってるんだい。


一体あの時、洞窟の中で何があったのか？
悪魔を生みだすって、何をどうしたの？



ようやく魔剣の秘密と、リサの存在。
核心に触れてきた内容で、今回はターニングポイントになる回だったのではないかと。


でも、シーグフリートも魔剣を持ってるってのがなぁ･･･

彼の目的が一体何なのか？
彼が何者なのか？

そこが今度は重要になりそうですね。


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