新型爆弾を上海へ----------!!
高千穂のこの強引なやり方に葛は疑問を持っているのではないのか?
戻って来いと説得を続ける葵。
だが桜井機関のようなつまらない所へではない。
「俺たちの所へだ--------!!」
こちらも
最終回がどうなるか激しく不安だった作品。
題材が大きすぎたよなぁ

それを1クールで描こうとする無理。
何もかもが中途半端に終わるんじゃないかと・・・。
新月の星空。
棗の大好きな夜--------。
だがそれは彼にとって、力の使えない日。
久世と戦う事になった棗は、接近戦で応戦するしかできない。
それでもなんとか彼を気絶させるまでしたのだが・・・別に潜伏していた高千穂の部下の銃弾が棗を貫く。
胸を貫かれ、大量の血を吐く棗。
銃声を聞き、駆けつけた葵と葛。
棗は苦しい息の元、雪菜が悲しむ所を見たくないから、自分の事は出来るだけ隠して欲しいと願い出る。
雪菜の声に返事を返す棗。
その声に安心する雪菜は、彼の手引きにより出口へ向かう。
目の前の仲間の狙撃で、ようやく覚悟を決めた葛。
雪菜と合流し、高千穂の元へ向かう葵と葛、雪菜。
近しい者が亡くならない限り、人は痛みを感じない。
だから高千穂はこの一発を上海の街へ落とし、その脅威を人々に見せつけると宣言。
そこへ現れた預言者、静音。
預言者に、最後の審判が下されたのか・・・。
だが、静音は高千穂に、もうやめようと言いだす。
とわという先代の預言者は、葵と同じように高千穂の恋人だった人。
高千穂が無理に未来の予言を聞いた事で自害したのではないかと、高千穂はずっと気に病んでいたよう。
だが・・・かなり早い段階で、自分の次の預言者が静音だと神託してしまった事を、とわはずっと悔んでいたよう。
そして、静音を逃がそうとして咎められ、自害したのではないかというのだ。
彼女のため、高千穂を助けになろうと静音はずっと協力をしていたよう。
だが・・・
今、高千穂がやろうとしている事は本当にとわの願った事なのか・・・。
そして、
高千穂の心の迷いを察した雪菜。
それが彼の心情そのものではないのか!!
だがその時、雪菜を狙って銃が向けられる。
咄嗟に彼女を庇った高千穂。
撃ったのは---------桜井!!
お前かっタヌキっ!!
仲間になった振りをして高千穂を討つ機会をうかがっていたのか・・・最低男。
しかも最後は
情が邪魔をする事を見越して、迷わず雪菜を撃ったよう。
そして、その通り、雪菜を庇い、倒れた高千穂。
彼は大量の血を流し、息絶えてしまうのだった--------。
「あなたは一体・・・!!」
怒りの葛。
桜井は新型兵器は軍が管理するべきだと言うのだ!!
これですべての任務は完了したと、新型爆弾を運び出そうとする桜井。
怒りが収まらない葛は桜井に向かおうとするも、それを止める葵。
今、自分たちがしなくてはならない事は、
新型爆弾を軍に渡してはならないと言う事。
雪菜たちを静音に頼み、葛と走り出す葵。
だが、軍の前に市之瀬が暴走。
完成前の爆弾を乗せたまま飛行機を離陸させる市之瀬。
そこへ葛の力を借り、潜入したふたり。
もう高千穂は亡くなり、この爆弾を発動させる必要はなくなったと説得をする葛。
だが、それなら
自分の研究の成果を見せつけるために爆弾を発動させると市之瀬は言いだしたのだ!!
こりゃダメだ。
研究バカ
だがその頃、雪菜は、人々に、兄が見せてくれた幻影を使って、悲劇の痛みを伝えられれば、その先の痛みを防ぐ事が出来るかもしれないと考える。
「幻影は所詮幻影。
それでも、何かを変える力になるかもしれません」
そして、静音と雪菜は力を合わせ、新型爆弾の幻影を人々に見せつける。
生きたまま焼かれる恐怖。
熱さ。
人々は阿鼻叫喚し、パニックに陥る。
関東軍に攻撃された葵たちが乗った飛行機。
はずみで外へ放り出されてしまった市之瀬。
あらら。
あっけない退場になっちゃったね。
そして、桜井は預言者の元へ。
静音には見えている、たくさんの若者たちが亡くなる未来。
「お国のため」
それが免罪符になって、惨状になる事を防ごうとしているという軍。
まぁそう言えば聞こえはいいけど、所詮自分たちが力を持つためのいいわけだよな。
預言者を連行しようとした桜井。
だがその時----------
ついに壱師が動く!!
彼はなんと、桜井の記憶を失くしたのだ!!
なんとまぁ。
そんな結末ですか。
壱師はこの国の利益が侵されないよう、監視をしていた中国人だったよう。
彼に力を借り、これ以上の悲しみを繰り返させないように、
次の預言者を選出しない道を選ぶ静音。
最後にヴァイオリンを取り出し、あの曲を奏でる静音。
その額に壱師の手があてられる------------。
「さようなら、総一郎・・・」
その頃、新型爆弾を、誰の手も出せない海へ捨てると、飛行機を操縦していた葵たち。
静音の声を聞いた気がした葵。
自分たちがやろうとしている事は間違っていないか?
悲惨な未来が日本に待っているのなら、高千穂がやろうとした事が正しいのではないのか?
可能性はいくらでもある。
先の見えない世界。
答えは出ない。
だが、飛行機は燃料を漏らし、このままでは山中に落ちてしまう危険性がある。
そこで、葵は力を使い、爆弾を宙高く打ち上げる事で成層圏へ飛ばそうと考えたよう。
二度と地上へ落ちてこない、高みまで・・・。
葛には操縦士たちを助けて先に飛行機を降りる事を命じる葵。
自分は飛行機を着陸させるというのだ。
知れば知るほど信用がないと笑うふたり。
でも、がっちり掴んだ手は、ふたりの新しい関係を示していた。
爆弾は無事空へ。
だが・・・着陸した飛行機は無残に残骸をさらすだけで、葵の姿はどこにもなくなっていたのだった------------。
2年後、即位した溥儀。
その式典に参加した雪菜は、自分の記憶が正しいかどうかを確認したかったよう。
あれから所在が分からない皆。
だがその時、街で偶然風蘭の店にたどりついた雪菜。
そこに飾られたみんなで一緒に写した写真。
葛の写真は合成で作りなおしてくれたよう。
みんないい顔してる。
その写真がポストに入っていたのだとか。
更に聞こえた下手くそなヴァイオリンの音!!
これはもしや、葵!?
だが店を飛び出した雪菜の前には・・・
列を作り闊歩する関東軍の姿が!!
これから世界は悲しい時代になるのか。
預言者を失った世界は・・・どう変わって行くのか。
だがそれでも、自分たちが今までやってきた事が、少しでも救いになるよう---------。
と言う事で、終わりましたね。
なんとか。
はぁ。
まぁ、まとめ方としてはものすごく安易だった気がしないでもないんですけどね。
記憶無くせばいいじゃんって話か~?
まずそれが最初に引っ掛かった所。
それと、
各キャラの台詞とか行動がすごく軽いんだよね。
緊張感がない、単に流れでそうなってる感じがする展開だから、そこでいくらいい台詞とか言われても
説得力に欠けた感じ。
いっそこんな重い題材を扱わず、軽めに作っても面白かったんじゃないかなぁとか。
何より
私的に特殊能力の意味がほとんどなかったなぁと思ったんですよね。
ぎりぎりの状況しか使えないとかならまだ面白いものが見えたかもですけど、出てくる人がほとんどこの特殊能力を使えたんなら、あんまり意味がなかった気がするわ。
1話は結構面白いなぁと思えたんですけど、やっぱ題材が題材なだけに、ちょっとここに手を出すのは難しかったんではないかしら。
それならいっそ架空世界でもよかったんじゃね?とか思ってしまいました。
桜井の存在もなんだかあっけなさすぎだったし・・・
お国の為って。
彼も結局愛国心というより、軍に踊らされていただけってか・・・。
最後まですっきりしないもやもやが色々残った作品でした。
キャストは楽しませてもらったし、言葉とかチャレンジしてる姿勢も見えたんですけど、イマイチ話しが薄くて勿体ないなぁという感想ですね。
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