もう、恋はしない。
だって、あたしにはしあわせな未来はないんだから------------。
涙になる一歩手前。
今回は少しずつ進行していく美丘の病状と、太一の気持ちの動きを示した回。
麻理ちゃんに太一くんが好きだからと釘を刺されてしまった美丘。
すっかりみんなと仲良くなった美丘はバッティングセンターで病気を忘れて大はしゃぎ。
でも・・・そんな表の顔も、身体も、心もままならない自分が歯がゆいと先生に相談しに行く美丘。
病気が分かった時、当時付き合っていた彼にその話を打ち明けた美丘。
一緒に傍にいて欲しかった・・・だけど、彼はいなくなってしまったという。
もう2度とあんな想いはしたくない。
だからもう恋はしない。
そう決めたのに----------。
美丘を病気の発生する身体に産んでしまったと自分を責め続ける母。
先生や夫がいくら自分のせいではないと言っても、納得しない母は、病的なまでに美丘の事を心配し始める。
傷ついた彼女を見ていたから、恋なんて特に認めないと強い姿勢で反対する事に。
美丘が気になった太一は、折角の麻理の誘いにも酷く後ろ向き。
その日、学校にも行かずにバッティングセンターでバットを振っていた太一。
そこに、なんと美丘もいたのだ!!
早く麻理の元へ行けと背中を押す美丘。
だが、目の前で美丘が倒れてしまい、太一は動揺。
どうやら今回は大事には至らなかったようですが・・・。
「俺やっぱり行けない、ゴメン!!」
救急車の中で、声をかけても答えなかった美岡が心配で仕方なかった太一。
美丘に会いたい。
だから麻理に謝罪し、病院へ戻って来てしまう。
「なんであたしの事なんか!!」
「好きだから!!俺は、美丘が好きなんだ!!」
で、突然遊園地へ行こうと言いだす美丘。
今までで一番最高のデートを満喫する美丘。
その終わりの時。
美丘は太一に病気の話を聞かせる。
脳の畏縮。
「あたし死んじゃうんだ。多分もうそんな長く生きられないんだ」
突然の美丘の告白を信じられない太一。
でも、今日、倒れたのを見ている太一には、それを否定するだけの理由が思い当たらない。
短い命だって分かって決めたんだ。
言いたい事は言う、やりたい事はやる。
では、自分はどうしたらいい?
「いいの、太一くんはそのままでいいの」
太一を悲しませたくないから、ひとりで平気だと、今日のデートを最高の想い出にして・・・。
「さようなら、太一くん」
そう言ってキスを贈る美丘。
好きだって言ってくれた事が嬉しかった。
だけど、自分も好きだとは返せなかった美丘。
しあわせな未来は美丘にはないのだから・・・。
好きだけど、好きだと言えない今の病状。
美丘の命のカウントダウンが始まったよう。
太一の気持ちも揺れているようですが、傷は浅い方がという事で、先に病気の事を告白した美丘の最後の恋。
この病気は最後にどんな結末を迎えるのか?
恋が始まるのか、終わりを迎えるしかないこの結末。
さぁて、ここからが本当の始まりって感じですね。
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