人間VS屍鬼---------!!
いよいよ本格的な屍鬼狩りを始めた敏雄たち。
隠れていた屍鬼の隠れ家を暴き、眠る彼らを明るみに晒す。
太陽の光で、皮膚の壊死が始まる屍鬼。
苦しみもがく屍鬼たちを、容赦なく殺していく人間たち。
家族を殺された者たちは、『復讐』という大義名分を抱え、屍鬼たちを次々と殺し始め出したのだ!!
・・・これは一歩間違えれば、精神を犯しそうな内容だよなぁ
相手は死した化け物だけど、『殺す』という行為には変わりないわけだし・・・。
なんだかどんどん病んでいきそうな展開になってきたねぇ(^^;)
だがその時、病院から知らせが入る。
「この女は生き返らない」
そう血で残されたメッセージの下で、
屍鬼に殺されていたのは・・・敏雄の母。
どうやら敏雄たちの行為の見せしめのよう。
流石に殺されては、起き上がることは出来ない。
だが、母を殺した者の踏んだ血が、二階へ足跡を転々と残していたのだ。
「上にいる」
そして、見つけたのは------篤!!
息子がやらかした罪を、親が責任を取る。
強い気持ちで望んだ大川は、
篤の名を呼びながら、助けを求める息子に杭を打ち込むのだった------。
流石にこの行為には引き気味になってしまう村人たち。
だが、大川は、返り血で涙を流しながら、息子の愚かな行為を止めたのだ。
あぁ。
ここまで出来てしまう大川もまた、これが親の愛なんだろうなぁ・・・。
ただ、これが大川にとって大きなきっかけになってしまったようですが・・・。
見つけ出した屍鬼は20体ほど。
だが、これでは少なすぎる。
まだどこかに見落とした隠れ家があるはず。
それは-------地下。
地下トンネル。
水が入ってないそこにいるのではないのかと予測した敏雄たちは、早速そこへ向かうことに。
だがその時、案内しようとした老人が銃で撃たれてしまったのだ!!
桐敷の仕業!!
慌てまどう人々。
だがその時、敏雄を撃とうとした桐敷を止めたのは---------
夏野!!
辰巳と同じ人狼となった夏野が、何故こんな行動をするのか理解できない桐敷。
夏野は自分を含め、起き上がりの存在を認めないと断言。
屍鬼の存在は、世間一般で言うところの悪。
では、何故屍鬼が人を襲ってはならないのかと問う桐敷。
「私は、加害者になりたかったんです。
屍鬼になりたいんですよ、私は-----------」
桐敷は屍鬼である自分を許してくれた唯一の人間。
戻ってこない桐敷を心配する沙子。
どうやらまだこの地下は見つかってはいないよう。
焦る沙子に、もう少し待っていて欲しいとなだめる辰巳だった・・・。
その頃、飢えに苦しみ続ける律子。
そのうめき声をきいている徹は、耐えられない。
血を吸えと、何度も訴えるのだが、律子は決して折れない。
そんなことをしてしまえば、自分で自分が許せなくなってしまう。
自分を憎んでしまう-------徹のように。
やすよさんをどこかへやってと懇願する律子。
だがそんなことをすれば、今度は徹の家族が襲われるという報復を受けてしまう。
それも
「分かってるわ」
それでも律子はやすよの無事を願う。
「人が死ぬのはいやなの」
ずっと人を助ける仕事をしてきた律子にとって、看護士の仕事は誇りだった。
だが、屍鬼となった今、
「自分が生きるということは、自分以外の誰かが死ぬことになるの」
そう言って、はらはらと涙を流す律子。
徹は歯を食いしばり、その言葉の重みを感じる。
「なんで起き上がっちゃったんだろう。
折角一度死んでいたのに---------」
あぁぁ。
律子、自分の身体を傷つけてまでその飢えと悲しみに耐えて・・・切な過ぎるよ(><)
徹もその言葉にハッとさせられる。
そして・・・やすよを逃がす徹。
その決断に感謝する律子。
ふたりは、寄り添って夜明けを迎える。
朝の光がふたりを包むのだった-----------------。
白く光が強くなる絵。
演出がすばらしかったなぁ。
律子と徹は自らもう一度死を選んだということか・・・。
悲しいけれど、とても美しいシーンでした。
一番胸を打たれたなぁ。
その頃、不安に苛まれる沙子。
たくさんの人を殺してきた沙子なのに、自分の身体は子供で、簡単に杭など貫通してしまうと怯えるのだ。
「怖いの」
もうじき夜明けがくる。
きっと人間たちが襲ってくるだろう。
でも、沙子も好きでこんな生き物になったわけではない。
生があるから食事をしただけ。
「飢えて死ななかったから、私が悪いっていうの!?」
沙子の問いに答えを持たない室井。
これが神に見放されるということか・・・。
沙子たちはどうなるのか、まさに風前の灯。
悲しい沙子の告白が室井の胸を打つだろう。
室井はどんな決断を出すのか・・・。
一方、
先ほど襲ってきた奴らの中に、脈があったものがいると報告を受ける敏雄。
それは操られている者のこと。
桐敷のように屍鬼に寝返った者がいるのではないのか。
大川はそんな奴らも容赦しないというのだが、それでは単なる人殺しになってしまう。
そこが大きな境界線----------。
だが、事態は急変。
操られた者が村の会合に現れてしまったのだ!!
その表情を見てすぐに異変を察した敏雄は気をつけろと言うも、すでに発砲した後。
ついに生きている人間に犠牲者が出てしまう。
怒りの大川は、桐敷と同じ協力者だと言い放ち、木槌を打ち込んでしまうのだった----------。
あぁ。
恐れていた事態になってしまったね。
矛盾してるかもしれないが、殺人と、狩りは違う。
生があるかないか。
大きな違いだよなぁ。
倫理に反する行為なのは確か。
殺さなければ、自分たちが殺される。
防衛本能も分かる。
でも・・・大川のやっていることは、すでに殺人の域じゃないのか?
人間もどこでその境界線を定めるか。
難しい選択になりそうですね。
いやぁ。
深い。
これはますます原作が読みたくなってきた。
すごい葛藤しながら読んでしまいそうですが(^^;)
後2回。
人間と屍鬼の対決の決着はどうなるのか。
そして、次回はいよいよ室井と敏雄の決着もつくのか。
めちゃ楽しみだ~!!
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