志を守り抜く---------------。
何故東は龍馬を斬ったのか?
「私の兄は、あなたに斬られたんです」
久坂と会った後に殺されたという東の兄。
やはりこれはみなさん予想通りでしたね。
この機会をずっと狙っていたというのだが、龍馬は信じられない。
今まで何度もその機会は何度もあったはず。
前回の和解が全てだっただろうし、遣り残した決意を変えてしまうほど、東は強烈に坂本龍馬という人物に惹かれたのだろう。
このドラマの登場人物のことを考えると、特に今回はそれぞれの「生き様」を見せてくれたわけだから、胸に迫る。
それを思うだけで、涙が止まらなくなって、今ちょっとPCのモニターがくもってしまって大変(^^;)
すごいなぁ。
役者さんの熱意が、その役への想いがとてもよく伝わる回だったと思う。
感情が引きずられて大変だ~(><)
ドラマ最中は泣かなかったのに、感想を書き出したら止まらなくなってるよ。
でも、それが心地いい。
もちろん今のBGMは「いとしき日々よ」で。
しばらくこの感動に浸りたいです。
「これもわしを守るためじゃろ」
東はその言葉を聴き、もう一度龍馬に刀を向ける。
だがそれを身体を張って庇う仁。
「南方仁がおれば、坂本龍馬は死なん。
そうじゃろ」
「はい、助けます。この手で」
その言葉を聴き、龍馬は一瞬笑って見せ、意識を失ってしまうのだった・・・・
「俺はきっと、このためにここに来たのだ!!
このときのために----------。
坂本龍馬をよみがえらせるために-------!!」
始まる龍馬の手術。
佐分利と咲の補助を受け、脳外科医としての腕を最大に振るう仁。
脳の手術は成功。
続いて取り出した頭蓋骨の一部を大腿部に保存しようとすると、あの激しい頭痛が起こってしまったのだ!!
苦しむ仁の代わりとなって、佐分利がその手術を受け持つことに。
なんとか手術は成功。
後は龍馬の意識が戻るまで、時間と根気の勝負。
手押しの人工呼吸器。
なかなか安定しない容態。
そこへ野風から手紙が届く。
本来なら、開けてはならない手紙。
だが、今だからこそ、この手紙を聞かせてやることにした咲と仁。
今の旦那さんに出会う前、野風が今まで心の支えにしていたのは、龍馬の好きだという言葉だったと告白する野風。
だから、フランスへ来た際には、おもてなしをさせてもらうと言うのだ。
待ちに待ったお誘い。
これに行かなくてどうするのか?
励ます仁の声に反応したか!!
なんと龍馬が自発呼吸をしだしたのだ!!
後は意識が戻るかどうかだけ。
いい方向に進んだのだ!!
だから仁は遠い未来の話をずっと言い聞かせる。
新幹線、飛行機、携帯電話・・・。
でも、頭痛は起こらない。
そこで近い未来の話を聞かせようとするが・・・仁は地理専攻で詳しく覚えていないのだ。
だがその時・・・・ついに目を覚ました龍馬。
その時、妙なものを見たと語る龍馬。
そうか、龍馬はこのとき、頭を切られたことで、未来へ行ったんだね。
それは仁の語った未来を龍馬がなぞっただけかもしれない。
それでも、そんな未来は必ずやってくるのだ-------!!
では未来では保険はどうなったか心配する龍馬。
保険会社があると説明する仁。
龍馬はそれを早くやってみたいと言い出す。
では、仁にはこの時代がどう見えたか。
教わることばかりだったという仁。
一人で生きていけるなんて、それは文明がつくった幻想。
人生は一期一会。
それに、
「笑った人が多いです。
ここの人達は、笑うのがうまいです」
その言葉に驚きながらも嬉しそうに笑みを浮かべる龍馬。
でも、ここへ来たとき、仁の風向きを変えたのは------龍馬。
最初に信じてくれたのが龍馬だった。
「龍馬さんは親友で、悪友で・・・私のヒーローでした」
ヒーローとは何かを問うた龍馬。
だが、その時、突然呼吸困難を起こしてしまったのだ!!
どうやら肺塞栓を起こしてしまった龍馬。
必死に呼吸を確保しようとする仁たち。
「先生、わしゃちゃんと、先生が生まれてくる国、作れたかのぅ。
先生のように、優しゅうて、ばか正直な人間が・・・
笑うて 生きていける、国を-------」
「はい!!」
涙を堪え、必死にそう答える仁。
それに安心したような表情を見せる龍馬。
「ほうかぇ。
まっこと-----」
その言葉の続きは・・・もう聞くことは出来ない。
龍馬は満足そうな表情を浮かべ、静かに息を引き取ったのだ・・・。
仁は必死に心臓マッサージを繰り返し、龍馬の名を呼び続ける。
「まだまだやらなきゃいけないことあるでしょ!!
龍馬さん!!
戻って来い!!坂本龍馬ぁぁぁぁ!!」
だがその時、宙から聞こえた龍馬の声。
「もうやめるぜよ、先生。
ほれ、一緒に行くぜよ」
それはどこから聞こえる声なのか?
龍馬はどこに?
「どこに行くって言うんですか・・・龍馬さん、龍馬さぁぁぁぁん!!」
号泣する仁。
・・・大沢さんの必死の蘇生と、内野さんの死に顔の表情に涙でした。
外は・・・雪が降り出していた。
娘に雪を見せる野風。
雪になりたいと思ったことがある。
それなら好きな人の肩にも降ることが出来ると。
「安寿、これが雪でありんすよ」
それは龍馬が野風への最後の挨拶だったのかもしれない。
その雪の下・・・東は遺書を残し、切腹してしまうのだった-----------。
だが、東の死は、やはり龍馬の志を遂げさせるためだったのかもしれない。
龍馬を狙ったのが徳川の手のものなら、大政奉還は徳川の意思ではなかったと言うことになる。
だから龍馬の作ったものを守るために、ああしたのではないかと推測する西郷。
そして咲も思う。
「東様が お守りしようとしたのは
坂本様の生き方のようなものだったのではないかと」
そして、お登勢からもらった形見分けの龍馬と仁が写った写真。
仁は龍馬が肌身離さず持っていたことを聞き、笑顔を見せる。
だが、咲の気になるのは恭太郎の事。
涙を流して兄を許して欲しいと謝罪する咲。
だが、その謝罪する咲を見て、自分がここに来た意味を見失い、咲を悲しませているだけではないかと思う仁。
自分はこの時代の人たちを助けることも出来ず、運命の歯車を狂わせているだけの存在なのではないのか。
一方、仁友堂に戻った仁たちに知らされたのは、偽のペニシリンの製造を教えたと訴えられ、仁友堂が追い込まれているという事実。
仁の代わりに尋問を受けた山田医師は笑ってなんともないと答えるが・・・。
三隅の名が野風の一件で恨みを持つ人物だということで、鈴屋の主人から出る。
多紀や松本、勝たちの策で三隅を落としいれ、決定的瞬間を捕らえて今は取調べ中なのだとか。
でも、これで疑いは晴れた。
よかったという山田たち。
だが、そんな彼らを見て、仁は何も言葉を掛けられない。
自分と関わったせいで、彼らはしなくていい苦労をして、大変な目にあっているのではないのか。
「仁友堂はこれで終わりにさせてください」
自分は疫病神だと言い出す仁。
自分の頭にはガンがあるから、続けていくことも難しくなると言うのだ。
だが・・・。
「私達に...
病人をおいて 出て行けとおっしゃるのでございますか?
そのようなお言葉に従っては・・・
緒方先生に向ける顔がございませぬ」
その言葉にハッとなる仁。
佐分利も笑顔で仁が鬼でも疫病神でもいいという。
「出会えたことを後悔したことなど、一瞬たりとも後悔したことはございません」
「国の為 道の為」
すべてを教えて欲しいと言う咲。
仁はようやくみなの思いを受け入れ、涙を流し笑顔を見せるのだった------------。
・・・ここで緒方先生の名を出してくるのはズルイわ。
泣けって言ってたもんなぁ。
あの日の事は黙っていてほしいと仁に願い出る恭太郎。
そんな恭太郎に、仁は龍馬の言葉を聞かせる。
「死んでいった人達にできるのは、その人達が、もう一度 生まれてきたいと思う国をつくることだって、ずっと思ってたんだと思います。
このことを忘れずに、前を向きませんか?」
恭太郎は賛同するのだった・・・。
そして、仁の元へ勝が訪ねてくる。
西郷との交渉がうまくいかなければ江戸に火を放つように言ったという勝。
江戸は火の海になるか?
それを仁に尋ねる勝。
その結果は勝次第。
そして、ここで遺せるものを全部伝えようと、手術の手ほどきをしている最中突然倒れてしまう仁。
あの患者は・・・仁。
頭の腫瘍が痛みの原因なのか。
野風に龍馬の形見分けの雪の結晶をかたどったかんざしを渡す咲。
仁が倒れたことで、もう助けられる方法はひとつしかないと言う。
それは・・・現代に戻すこと!!
恭太郎は最後まで徳川のために働かないかと誘いを受ける。
仁に遺された時間はあとどれだけなのか。
そして、龍馬の声は、あの人型の腫瘍から聞こえた--------!!
「時代と俺と、
先にいくのはどっちだ-----------!!」
はぁぁぁぁぁぁ!!
すっごい集中してみてしまったぁ(><)
すごいわやっぱこのドラマの見せ方と役者さんたちは。
次回が最終回。
タイムスリップの結末は?
仁の腫瘍は。
そして未来はどんな風に変わったのか。
何よりここまで見せてくれた内容に納得できるラストに期待です。
その前に、ひとまず今回まで本当に「内野・龍馬」を素晴らしく見せてくれてありがとうといいたい。
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第9話
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