めんまの本当の願い---------。
花火が上がっても、めんまは消えなかった。
花火はすごかった。
姉のためにありがとうと頭を下げる聡志。
迎えに来た両親の姿に、めんまは思わず涙を浮かべてしまう。
「めんまのために------」
だが当のめんまは
「残念だったね」と笑うのだ。
でも、めんまが成仏しなかったのは、もしかして・・・。
その時、集から電話がかかって、呼び出された仁太。
境内では・・・すでに4人が集まっていた。
何故めんまが消えなかったか?
花火が本当の願いじゃなかったからじゃないという鳴子。
「ねぇ、あたしたち、本当にめんまの事考えてた?
ちゃんとめんまのお願いが叶いますようにって」
その言葉にハッとなる仁太。
鳴子は自分の事しか考えていなかったと告白。
もうこれ以上仁太にめんまの事考えてるのを見たくなかったから・・・。
集もまた、今もめんまが好きだと告白。
仁太だけのめんまでいて欲しくなかった。
だからいっそ成仏させてやろうと思ったと・・・。
知利子は・・・ずっと自分の想いは叶わないと思ってた。
それが分かっていたから、ずっと気持ちを押し隠していたよう。
昔から、いつだってゆきあつの理解者だった鳴子。
だから、今度もきっと、鳴子が集の隣にいることになるだけ。
あの日、示し合わせた仁太にめんまの気持ちを告白させようとしたふたり。
それを聞いてしまった知利子は、めんまにその話を聞かせていたのだ!!
そう、
めんまはあの日、仁太に好きかと問われることを知っていたのだ!!
それでもみんなが好きだからとことを大きくしなかっためんま。
だから、今度こそめんまを成仏させて、鳴子と仁太をくっつけ、自分は集の隣に・・・と考えていた知利子。
誰もみな、自分の事しか考えていなかった。
自分の都合。
だからみんな、めんまを本当の意味で成仏させてやろうと想ったわけではない。
それを神様は見抜いたのだ・・・。
だが、それでも鉄道は何もしないよりはいいだろうと涙を流す。
「めんまは、俺を許しちゃ、くれねぇんだよ!!」
願いを叶えてやらなければ、めんまは成仏できない。
「俺、見たんだ。
あの日、めんまが行っちまうとこ・・・」
怖くて逃げ出したかった。
でも・・・戻ってきてしまう。
「あの場所に!!」
土下座して謝罪する鉄道。
あの日・・・流れていくめんまの姿が目に焼きついて離れない。
ずっと苦しみ続けていた鉄道。
そう、
あの日の後悔をしていたのは、仁太だけではなかったのだ--------。
自分達の都合。
「謝る!!」
その時、鳴子のまつげが・・・外れた!!
えぇぇぇ!?
ここでいきなり現実かよ。
でも、そのことがきっかけで、泣いていた5人が一斉に笑って、昔のあだ名呼びになってることを喜んだのだ。
どこかで自分にしか見えないめんまを喜んでいた仁太。
でも、めんまはそうじゃなかった。
みんなと話したい。
だから日記を使ってあんなメッセージを残したのだろう。
そして、またみんなで話したい。
「成仏して、生まれ変わりたいって」
それがめんまの願いではないのか---------。
今度こそその願いを叶えてやろう。
ちゃんとめんまを呼んで、みんなで。
「だって、私たち6人で、超平和バスターズなんだもんね」
集は仁太の肩を抱き
「頼むぜ、リーダー」と言ってくれる。
「やっと俺達、動き出せた気がするんだ。
今度こそ胸を張って、お前を--------!!
だが、家に戻った時。
めんまは倒れて動けなくなっていた。
どうやら、
めんまの願いはもう・・・叶えられていたというのだ。
思い出したのだ。
仁太の母と約束したことを--------。
病気になったことで、ずっと仁太に我慢させてしまった。
「仁太は泣かないの」
もっと笑って泣いて欲しかったという母の言葉を聴いて、めんまは自ら挙手。
「分かった、じんたん絶対泣かす!!」
仁太の母と交わした約束。
それを叶えようと、それだけのために、めんまはここに留まったのか。
でも、いい案が浮かばずに、仁太に内緒で集まってもらおうとしていたよう。
「じんたんに内緒にしてた、バチが当たったのかなぁ」
でも、結局あそこへ仁太が来てしまったから、うまくいかなかった。
そして、こじれたまま逝くことになってしまったのだ。
「じんたん、また泣いた」
涙を流す仁太の頬にやさしく触れるめんま。
「でもね、めんま、本当はじんたんの笑った顔が好き」
だが、もうめんまの手が透き通りそうになっている。
「待ってくれ!!俺だけじゃダメなんだ!!」
そして、めんまを背負いだす仁太。
会いたかった、好きだって言いたかった。
みんなが待ってる。
「あの、俺達の場所で-------!!」
めんまを背負って走り出す仁太。
だが、基地に着くと・・・
突然めんまが見えなくなってしまった仁太。
声は聞こえるのに、姿が見えない。
衝撃を受け、涙するめんま。
「かくれんぼだよ」
どうやら声は聞こえるよう。
必死にめんまを探すみんな。
「まぁだだよ」
何度もそう答えて、必死に最後のお別れを告げるため、文字を書き出すめんま。
「まだ、もうちょっと。
もう少しだけ--------」
そして、朝日が昇るころ、木の下にめんまが残した最後のメッセージを見つけた5人。
めんまの字。
・・・だから、ここでED流すのは卑怯だって(><)
もう、
涙が溢れて止まらなくなってしまったじゃないかぁぁ!!
「だいすきです」
みんなへ残しためんまのメッセージ。
「間に合った。今度はちゃんと・・・・お別れ、できたよ」
でも、
「かくれんぼなら、お前見つけなきゃ、終われねぇだろ!!」
もういいかい!!
何度もそう叫ぶ仁太と、仲間たち。
そして・・・。
「もう、いいよぉ」
めんまがそう答えたとき。
めんまの姿が見える皆。
「ねぇ、ちゃんと言って。
これでちゃんとおしまいでしょ?」
だいすきだ。
めんまの思いに答えるみんな。
「願い叶えてくれてありがとな、大好きだ、めんま」
その時、めんまの目に写ったのは、幼い頃のみんな。
めんまを泣かしたとはやし立てられ、責められる仁太たちの姿が・・・。
「めんまね、もっとみんなと一緒にいたい。
だから、生まれ変わりする。
みんなと、一緒に。
だから-------------」
最後に仁太に託した言葉。
みんな一斉に叫ぶ。
「めんま、みぃつけた!!」
「見つかっちゃった」
-----------めんまは、やっぱり笑った-------------。
俺達は大人になっていく。
学校へ通うようになった仁太。
勉強を始めた鉄道。
あの季節に咲く花は何だったのか?
今日もまた秘密基地に集まる5人。
超平和バスターズと彫られた隣に書かれためんまの文字。
ずっとなかよし
「あの花はきっとどこかに咲き続けている。
そうだ。
俺達は、いつまでも、あの花の願いを叶え続けていく----------」
うわぁ。
やられた!!
夜中に号泣しちゃったじゃないかっ(><)
傷ついたのは自分だけだと想っていた。
でも、みんな傷を抱えたまま時を過ごし・・・そこから動けなくなっていた。
めんまの存在。
そして彼女の願い。
泣くこと。
でも、それはみんなも同じだったのかもしれない。
めんまがいなくなってから声を上げて泣いた子はいなかったんじゃないかなぁ。
しかし、すごい作品作ったなぁ。
久しぶりに最後まで感動しまくりで、終わりが予想できない作品だった。
あまりにキレイにまとまりすぎてるし。
これはもうただ「お見事」としか言えない。
いやぁ、やられた。
EDも本当毎回これでもか~!!って位ツボに入ったし。
はぁ。
すごく大切なものを教えられたような気がする。
誰の中にもありそうな、たったひとつの後悔。
そこからの一歩。
いつか生まれ変わって、まためんまがこの5人と再会できることを祈って---------!!
クサイけど、やっぱこの言葉しかない。
感動をありがとう。

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