友人のために---------------。
雨上がり、饅頭のお土産も買った帰り道、夏目たちに届いてきたのは、妖怪達が騒ぐ声と宴会の匂い。
･･･珍しく夏目が柄シャツ着てるんですが、どんなデザインだよ（＞＜）
ショボイやくざっぽいんですが
なんでも最近田村の父の念仏の声が聞こえてこないという。
だから調子に乗って皆で宴会をしていたというのだが･･･。
田沼の親父さんに何かあったのか？
夏目が妖怪が見えることを知っている田沼。
彼自身も、少しだけなら影や気配を感じることは出来るよう。
思わず親父さんの事を聞いてみようかと思う夏目だが･･･やはり聞くことは出来ない。
どう切り出していいか分からなかったよう。
友達の家族の事は、どこまで切り込んでいいか、まだ距離感がつかめないのだ。
だが･･･田沼の家、どうやら今は親父さんがいないよう。
それに部屋の中に水？
魚が泳いでいる幻影が写ってるし。
さらに黒い大きな影--------。
田沼に、そしてこの家に一体何が起こっているのか？
次の朝。
夏目に名を返してもらおうと現れた妖怪。
でも、なんだか目つきが悪いし、顔の上の方だけ橋のと中から出して･･･なんか怖い（＞＜）
今は登校中なのでまた後でと声をかけて離れる夏目だが･･･何か気になるねぇ、この妖怪。
学校へ着くと、ちょうど前を田沼が歩いていたので、思い切って親父さんの事を聞いてみる夏目。
どうやら今、田沼の親父さんは本山へ行っており、１ヶ月留守のよう。
いわゆる出張ってやつらしい。
それを聞いて安心する夏目。
心配してくれてありがとうと田沼に言われて、思わず頬を染める夏目。
か～わ～い～い～♪（＞▽＜）
だが田沼と別れてすぐに、あの橋の上でまたも今朝の妖怪が夏目に名を返して欲しいと待っていたのだ！！
そこで河原で友人帳を取り出し、名前を返す儀式を始めたところ･･･。
ちょうどニャンコ先生に声をかけられてしまう。
だが、友人帳が反応しないのだ。
そう、
あの妖怪は、友人帳に名前が載っていないのだ。
つまりは友人帳を奪おうとやってきた妖怪だったということか。
今回は奪取は免れたようですが･･･なんだか危険な感じ。
更に田沼の方も。
なにやら大きな獣のような影が家の中を徘徊しているよう。
そのせいか、田村の体調は悪くなっているようで･･･こちらも何か危険な感じです。
さて、今日は牛丼のブルースを唄うニャンコ先生。
集まっていた妖怪どもがなにやら最近心配していることがあるという。
瘴気を振りまくあやかしが、田沼の親父がいなくなったので戻ってきているというのだ。
そして、今日も夏目の前に現れた妖怪。
友人帳に名前がないことを指摘すると、どうやら名前があるのは、兄らしい。
人には見えない彼岸のまぼろしの里「浮春の郷」
そこから祭りがあると聞き、出て来てしまった兄と妹。
だが、そのせいで、里へ戻るための扉が閉ざされてしまったというのだ。
ふたりで里の入り口を探し続け･･･いつしか瘴気を発するようになってしまった兄。
その瘴気にあてられてしまった妹を霊木の下に置いて姿を消してしまった兄を探して、ここまで来たというのだ。
だが、残念ながら名前を返すにはその妖怪の姿が分からなくてはならない。
すると、突然その妖怪は自分なら兄の姿を知っていると、夏目に襲い掛かり、友人帳を奪おうとしたのだ！！
首を絞められ、抵抗する夏目。
だがその時、三篠が姿を現したのだ！！
おかげで助かった夏目。
三篠は、最近ここらに現れる低級のあやかしを喰らっている妖怪を探しているというのだ。
一体どんなあやかしなのか。
まさか、これがあの妖怪の兄なのか･･･。
その夜、夢を見た田村。
妖怪は問う。
「どこにいる------------夏目」
現れた妖怪の気配に、田沼は思わず夏目に何かしたらしょうちしないと宣言。
その妖怪は赤い目を光らせ、突然自らに刃を立て、錆のような血を振りまいていったのだ。
更に倉に残された寺の地図がなくなっていたのだ。
田沼の頭痛が激しくなっていく。
流石に田沼も瘴気にやられたよう。
心配した夏目は思わず田沼の元へ。
どうやら田沼の家は、元は大きな格式のある神社だったよう。
そこで、里への扉があるかもしれないお堂があるというのだ。
そこへ向かう夏目。
酷い瘴気があたりを包む。
だが、残念ながらお堂は昔焼かれてしまったよう。
その妖怪は、やはりあの妖怪が探していた兄。
里への扉を探してひとりでさまよっていたよう。
妹が探していると告げると･･･どうやら彼女はすぐに亡くなってしまったというのだ。
里への扉はその里の血を持つ者に反応するということで、自分の身体に傷をつけていたよう。
だが、結果それで更に瘴気を振りまく形になっているというのだ。
あの女妖怪は、どうやら里を追放された者。
そこで彼についていれば扉が見つかったときに里へ戻れると踏んで、付きまとっていたよう。
それではと名前を返す夏目。
だがその時、
妖怪の胸に背後から刀が突き刺されたのだ！！
あの女妖怪はどうやら最後の手段として、彼の血をもらうことにしたよう。
無茶な～（＞＜）
だがその時、
お堂の燃えカスが反応し、里への扉が開かれたのだ-----------！！
女妖怪は、締め上げられ、自らが手折った花のせいで里を追放されたのだが、同じく花の枝にされてしまう。
死に場所を求め、さ迷っていた所を、レイコとであったあやかし。
そこで勝負して･･･ってじゃんけんかよっ（＞＜）
負けた妖怪は名前を書かされたよう。
だが、里の美しさを聞かされたレイコは見てみたいと言っていたよう。
共にこないかと誘うあやかしに、夏目は自分にとっては、こちらが大切な場所だと断る。
ここにはもう、大切な人たちがいるのだから----------。
家に戻ろうとした夏目の元へ必死に走ってきた田沼。
もうあのあやかしはふるさとへ帰ったと聞き安心したよう。
本当は夏目を巻き込むのではないかと思って、話すのを躊躇っていたという田村。
「もっと早く言えばよかったな」
そして、いつもの拳をぶつける挨拶をかわす夏目と田沼だった-----------。
いい友情話♪
お互いがお互いを気遣って、気遣うあまり言えなかった言葉。
でも、だからこそちゃんと話せば伝わる思いなのだ。
夏目の事情も分かっている大切な友人。
本当田沼もいい奴だ♪
うん。
今回もイイハナシだった♪
次回は友人は友人でも、少し問題がある友人。
また泣ける話になりそうだ。
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第1話
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