ギャルリの家族に----------------!!
週に一度の癒しアニメも最終回。
すっかりギャルリに馴染んだ湯音の姿も今回で見納めですか。
今日もクロードと一緒にお買い物♪
行く先々で声をかけられ、かわいがってもらっている湯音を見て、クロードも微笑ましく見守ることが出来るようになったよう。
でも、前を歩いていたクロードは、また湯音を見失っちゃってた(^^;)
湯音を探して戻ったそこでは、黒猫を抱えた湯音が、楽しそうに飼い主と歓談していた。
そこの主人・ヤニックはどうやら大の猫好きのよう。
クロードの父に作ってもらったという看板にまで猫が!!
でも、その猫は今湯音が抱いてる子ではなく、鈴をつけた別の猫のよう。
気まぐれにいなくなってしまったので、見つけたら戻って来いといっていたと告げて欲しいと頼む主人に、笑顔で頷く湯音でした(^^)
買い物を済ませて店に戻るも・・・。
クロードは前回オスカーに言われた一言が気になって仕方ない。
「湯音の事を深く知るのが怖いんじゃないのか?」
深く知れば、いつか来る別れが辛くなるから・・・。
でも、湯音は今ここにいる。
自分の手伝いをしようと、小さな身体で一生懸命奉仕してくれるのだ。
その姿を見てオスカーはクロードの子供の頃を思い出すと話を聞かせてくれようとするのだが・・・。
それを制止するクロード。
・・・やはり過去には触れて欲しくなさそう。
気まずくなった空気を変えようと、湯音が見つけたのは、鉄を触るときに使う手袋。
これを使えばやけどもしないだろうと使用許可を取ろうとしたところ・・・。
怒りの表情でそれを取り上げるクロード。
「ほんとにどっか行ってろよ!!」
流石に言いすぎたと、外にでも行ってろといい直すクロード。
追い出すつもりではなかったけれど・・・でも、悲しい顔をした湯音にそれ以上繕うことはできなかったよう。
寂しげに部屋を出て行く湯音。
オスカーは見かねて、湯音にあたらず、ちゃんと理由を教えてやればいいのにと言うのだが・・・。
クロードは自分の事を話しても、たいしたことではないし、湯音に余計に気を使わせるだけだと、なんだか少し意地になってるよう。
でも、湯音に辛く当たったことは気になるようで、オスカーにフォローを頼むことに。
湯音があの手袋を選んだのは、一番小さかったから。
でも、どうやらそれ、クロードの父
・ジャンの遺品だったよう。
小柄だったジャン。
小さい手で繊細なものを作るのが得意だったという彼。
別にそれを大切にしていたわけではない。
そこに置いてあったというだけなのだが・・・やはりクロードには大切なもののひとつなのだろう。
オスカーに託したクロードの伝言。
「外へ出るのはいいけど、ギャルリの外へは出るな」
それに笑って頷く湯音。
だがその時、湯音の耳に聞こえた鈴の音。
もしやこれはあの猫の鈴?
後ろ髪を引かれる思いではあったけど、その猫を探そうと店を出てしまう湯音。
流石にバツが悪いと、仕事の手を止め、湯音に話をしようとするクロード。
だが・・・店に湯音がいないのだ!!
慌てて店を飛び出し、ギャルリ内を探すクロード。
知り合いに湯音の行方を聞いても、誰も見ていないといわれてしまう。
「そんなに心配なら鈴でもつけておけ」って、湯音は猫じゃないよん(^^)
不安に苛まれるクロード。
その時、アリスが湯音を訪ねてやってくる。
でも、湯音が行方不明だと聞き、クロードを責めながら、すぐさまみんなで探すことに。
ギャルリの中、湯音を知っている者みんなで彼女を探すけれど・・・湯音の姿はない。
その時、クロードに聞こえた鈴の音。
見上げたギャルリの屋根。
すると、そこに湯音の姿が!!
えぇぇぇぇ!!
何やってるの、湯音!!
真っ青な顔をしてすぐさま屋根に迎えに行くクロード。
湯音の聞いた鈴の音。
ヤニックの探している猫ではないのかと思ったという湯音。
だが・・・どうやらこの猫、もう10年も前にいなくなってしまった猫だったよう。
ヤニックが鈴をつけた所、それを嫌がって出て行ってしまい、それきり戻ってこなかったというのだ。
ギャルリの役に立ちたい。
その一心だった湯音。
「ひとりだけ何も出来ないこと、一番大変です」
「お前の仕事は怪我せず、俺の目の届くところにいることだ!!」
「私・・・それしか出来ないですか?」
思わず後ずさる湯音。
だがここはギャルリの屋上。
吹き上げる風にあおられ、湯音の足が屋根を踏み外してしまったのだ!!
青ざめるクロード。
どうやら湯音は隣のガラスのアーチ部分に落下したようで、なんとか無事。
だが、そこはガラスの上。
いつ割れるか分からない状況。
必死に腕を伸ばすクロード。
クロードの中で、ジャンが伸ばした腕がオーバーラップする。
「知らないんだ、お前は。
俺の手が、何もつかめなかった時の惨めさを!!
何も出来ないのは、お前だけじゃない!!」
必死なクロード。
その言葉に湯音はクロードの心を理解する。
無力なのはみんな同じなのだ。
そして、伸ばされた手は・・・しっかり握り締められ、湯音は無事クロードの胸に。
すみませんでしたと謝罪する湯音。
それは助けてもらったことだけではなく、手袋の事も・・・。
あんなの何でもないというクロードに、湯音はクロードが手袋に向かって笑いかけているのを見ていた事を告げる。
あれはやっぱりクロードにとって特別な手袋。
ジャンが亡くなったのは、どうやらグランマガザンの建設中の転落事故だったよう。
しかも、目の前で父が落下していくシーンを見ていたクロード。
だからギャルリの敵っていうだけでなく、父の亡くなった場所だったからクロードは行きたがらなかったのか。
そりゃトラウマにもなるよなぁ。
いなくなってから気づいた父の存在。
ずっと大きく見えていたけれど・・・小さかった手袋を見て、本当は小柄な人だったのだと気づいたクロード。
今はもしかしたら、自分の方が大きいかもしれないのだ。
手袋を見て笑っていたのは、そんな昔の小さな自分を笑っていただけ。
いつか、湯音をグランマガザンに連れて行ってやると約束するクロード。
そして、ふたりで立ち上がってみた光景は・・・。
美しいアーケードが連なるギャルリの天井。
「親父の愛したギャルリはここにある」
その景色に感動する湯音。
「なぁ、それしか出来ないなんて言うなよ。
お前が無事にここにいるだけで、俺の手は、デカイものを掴んでると思うだろ」
その言葉に頬を染め、クロードの手を握り返す湯音。
ようやく屋根から降りたふたり。
そこで猫に鈴をつけるなど無理な話なのだと教えてくれるクロード。
つけたいと思っているのは、猫の居場所を知りたいネズミなのだからって(^^)
なるほどね。
でも・・・湯音ってば、下駄を屋根の上に落としてしまい、拾ってくるのを言い出せなかったよう。
降りてきた手前、まずはみんなに無事を・・・と言うことで、クロードってば、
湯音をお姫様抱っこ~♪
うわぁ!!
なんかめちゃめちゃかわいいんですけどっ(>▽<)
集まってたみんなにもひやかされまくり♪
アリスも抱きついて湯音の無事を喜ぶ。
湯音はみんなに心配かけてごめんなさいと謝罪。
でも、オスカーは心配?そうじゃないと笑うのだ。
「湯音はいるだけで、こんなにみんなを安心させてるじゃないか」
笑顔のギャルリのみんな。
その言葉に胸がいっぱいの湯音。
涙が溢れる。
「私、ギャルリの家族になれたでしょうか?」
クロードを見上げ、そう問う湯音。
そんな湯音に笑顔で答えるクロード。
「あぁ」
湯音もまた、笑顔になるのだった-------------。
ええ話やぁぁぁぁぁ!!
最後にさらっとではありますが、ジャンの死因まで回収してくれて、納得できる最終回だったんじゃないかしら。
丁寧に作られた作品だった印象。
その中で、フランスとの文化の違いをはじめ、思わずほっこりさせられてしまうようなエピソードや、深い事情を要所要所に入れてくれたので、メリハリを楽しめることが出来ました。
癒しとか、名作劇場的なノリを求める人にはもってこいの作品だったと思いますわ。
まぁ、若干カミーユとクロードの関係にはもやもやが残りましたが、それは些細な感じですし、湯音とクロードの関係の方が気になるしね。
これからは原作で続きを・・・というところでしょうか。
機会があれば彼らの話は最後まで見守りたいと思いました。
これ番外編ともいえる4.5話もすばらしい出来だったので、見逃した方は是非見てもらいたい。
フランスに興味を持った方も多かったんじゃないかしら。
19世紀の話ってのもまた趣があったしね。
ギャルリに行ってみたい。
そう思わせる作品でした。
秀作だったと思います。
かわいい作画と、癒しの声。
キャスティングも見事でしたし、本当1クール楽しませてもらいました。
スタッフの皆様ありがとうございました(^^)

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