今こそ取り戻そう。
本当のことだけで人が生きられる美しい世界を!!
これが我々の生存戦略なのだ---------!!
きっと何者にもなれなかった者が支配する、この氷の世界。
ピンクフォースで、声高に明日の世界の浄化を叫んだ剣山。
これが、彼の作ろうとした世界なのか!!
さぁ、後半に入って、怒涛の展開が続くピンドラ。
陽毬が本当の兄弟でないと夏目によって暴かれてしまったけれど、必死に彼女を守ろうとする冠葉と晶馬。
雨が降りしきる中、子供ブロイラーと、運命の人を思い出し、意識を失った陽毬を抱きかかえる冠葉。
ふたりの前には晶馬が立ちはだかる。
「バカな人たち」
偽りの家族ごっこなど続くわけがないという夏目に、
「僕達は家族だ」と反論する翔馬。
だが、夏目は容赦なく、
「そう思ってるのはあなただけかもしれなくてよ」と反論。
何度も僕達は家族だと、まるで言い聞かせるように繰り返す晶馬。
「私は絶対認めないわ」
そういい残し、去っていく夏目。
その時、ようやく意識を取り戻した陽毬。
「思い出したよ・・・。
晶ちゃんが私の---------運命の人!!」
そして、戻って来た日常。
陽毬の食事を食べて、たわいもないやり取りをして・・・。
朝漬けを作ったという冠葉は、もみ方でおいしさが違うと、なんだかいやらしい想像しちゃいそうないい方してるし(^^;)
ペンギンたちも早速朝漬け作り♪
「晶ちゃんのお味噌汁は、お母さんと同じ味がするね」
そう褒める陽毬。
だが・・・晶馬は認めない。
「やめろよ、高倉家の家族は僕達だけだ」
「・・・そうだな」
さて、今日も病院へ行く陽毬。
眞悧の今日の話は、追う者、追われる者の話。
逃げ続けることしか出来ないふたりは・・・?
「その恋は実らない---------」
恋はしないからいいと言う陽毬。
でも、参考までに。
逃げる相手を追いかければ、それで恋が実るのか?
「逃げる者は、追う者に、決して果実を与えない」
ゲームが終わってしまうから。
では陽毬は果実を手に入れたいのか。
「キスをするだけじゃ、ダメなんだね」
そう念押しする眞悧。
「キスは無限じゃないのよ。
果実もないのに、キスばっかりしてると、私は空っぽになっちゃうよ」
「空っぽになったらダメなのかい?」
「空っぽになったらポイされるんだよ」
では100回のキスをやり返したらいいという眞悧。
「無理だよ」
そうなれば、息が出来ずに心が凍りつくから。
そのぎりぎりまでキスをしようという眞悧に、そんなの惨めだという陽毬。
でも、何もしないより、キスをして凍りついたらいいという眞悧だった・・・。
ここはまたなんだか怪しい雰囲気だったねぇ(^^;)
でも、言ってることの意味、あんまりたとえが抽象的で分かりにくかったわ、私は。
罰は自分が受けるべきだった・・・。
晶馬もまた自分を責めていた。
両親のことは許さない。
でも、高倉家の受けるべき罰は、自分が受けるべきだと・・・。
「高倉家の罪は、僕の罪。
僕だけの罪なんだ---------!!」
叫ぶ晶馬に、答えを問う苹果。
「だって、陽毬は、僕が家族に選んだんだ------」
そうか。
やっぱ晶馬が運命の人なんだね。
昔、剣山が生存戦略の準備を声高に叫ぶ中、晶馬だけは外で遊んでいたよう。
そのマンションで見かけた陽毬。
しゃがみこんで生気の感じられない目をして…。
そこで一緒に遊ばないかと声をかけた晶馬。
「ママを待ってるから」と断られてしまう。
今度は自分のマフラーを巻いてやり、りんごを一緒に食べないかと誘う。
でも、母が知らない人からもらったものは食べちゃダメだって、それも断られてしまった。
人類最初に誕生した男女が始めて口にした果実は?
「知らない。
私の人生には果実なんてないから」
そう言って帰ってしまった陽毬。
次の日。
晶馬は物陰に隠れているような陽毬を発見。
そこにあったのは、ダンボールの中に捨てられた子猫。
最初は可愛がられたんだろう。
でも捨てられた。
「いらない子供だから。
でも、可愛いが消費された。だから捨てられたの」
ミルクがあるからという晶馬。
でも、飼えないならやめてという陽毬。
「選ばれないことは死ぬことなの」
それでも、子猫の愛くるしさにふたりは飼い主がみつかるまで二人で育てることにする。
そして、ようやく名前を教えてくれた陽毬。
あったかいいい名前だと褒める晶馬。
そして、小猫は「サンちゃん」に決定。
だが・・・マンションは動物禁止。
サンちゃんがいた場所に残されていたリボンとマフラー。
そして、ダンボールは・・・無情にもゴミ回収車の中へ!!
・・・って、これはダメでしょ。
必死に車を追いかける晶馬ですが、所詮子供の足では追いつくことなど出来ない。
「選ばれなかったのよ、あの子は」
晶馬のせいではないと、仕方ないという陽毬。
・・・いちいち管理人からの報告で動物禁止って書かれてある張り紙が気になる。
めちゃ責められてるやん。
そして・・・陽毬は次の日、晶馬に自分のぬいぐるみをプレゼントして、姿を消した。
「子供ブロイラーに行きます」と書かれてあった手紙。
晶馬は父にそこを問うと・・・。
「社会から見捨てられた子供達が行く場所だ」
そこは氷の世界。
そこへ行くと------透明になって、消えてしまう。
そんな間違った世界を変えようとしている剣山たち。
だが、晶馬にとって、そんなことはどうでもいいのだ。
ただ陽毬を救いたい。
その一心で走り出す。
戻ってこなかった母。
だから、晶馬に声をかけられ、本当は嬉しかった。
今度は晶馬を待つことが出来たから・・・。
サンちゃんと3人で、家族みたいだった。
だから忘れない。
「何があっても忘れないよ。
晶ちゃんと出合ったことは、私の宝物なんだ。
だから、もう何も怖くないよ-----------」
必死に陽毬を探し、子供ブロイラーまでたどり着く晶馬。
コンベアに乗って流れていく無数の子供たち。
そして、その中についに陽毬を発見した晶馬!!
アダムとイヴの話。
本当は知っていた。
ふたりは罰を受けた。
「生きるって事は、罰なんだね。
でも、晶ちゃんと一緒にいたかった。
だから、選ばれたかった---------」
陽毬の名前を叫んだ晶馬。
ようやく目を開けた陽毬は、晶馬の顔を見て、思わず涙を流してしまう。
「運命の果実を、一緒に食べよう」
「選んでくれて、ありがとう」
・・・BGMを含め、切ない陽毬の手紙。
演出もお見事なシーンでした。
涙だったわ。
陽毬を高倉家の子供にしたのは晶馬。
そして剣山たちは、あにラーメン屋「リナちゃん」で今日も冠葉と話をしていたよう。
この瞬間にも、大勢の子供達が透明にされている事実。
それを放っておく世界が許せないと言う剣山。
来るべき聖なる日のために。
「陽毬を救えるのは、俺しかいない」
手の傷を見て、そう決意を固める冠葉。
一方、高倉家では、今日の晩御飯は、りんごたっぷりのカレー。
早く帰って来いと愛情を込めて作る陽毬だった・・・。
なんか、どんどん切ない話になってきてるなぁ。
悲しすぎるわ。
兄弟でも、陽毬を巡って奪い合いが起きそうな雰囲気だし・・・。
あまりに自然で、あまりにいつもどおりだったから忘れていただけなのか。
両親の活動からして、すぐに陽毬を養女として受け入れたんだろうな。
こうなると両親たちの活動も正義になるんだろう。
でも、そのせいで犠牲者が出たのは事実・・・。
誰が救われ、誰が悲しんだのか。
事件の背後の正義の戦い。
みんな人のためを思ってしたことなんだ。
まぁ、剣山たちが望む世界が具体的にどういうものなのかはまだ不明ですが。
テロを起こした動機は判明した。
次は浄化された後の理想だな。
後4回。
これをどう纏めてくれるのか、本当楽しみだわ。

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