|
テーマ:アニメ!!(3874)
カテゴリ:彗星のガルガンティア/オリジナルアニメ
毎回色んな考察をさせてくれて、予想の斜め前を行く展開を楽しませてくれた今作も最終回。
果たしてどんなラストになるのか? 楽しみで仕方ない反面、終わってしまうのも寂しいというアニメでした。 10年前の檻の中-----。 ここで何日過ぎたのか? 何も食べておらず、死を覚悟した晶馬。 冠葉もまた目の前の檻の中。 今度眠ったら死ぬ・・・。 約束しよう。 どちらかがここを出られたら、したいことをする。 冠葉は大切な人に伝えてほしい言葉があるという。 晶馬も同じ事を・・・と思うのだが、誰に何を伝えればいいか分からない。 だがその時、箱の隅に何かを発見した冠葉。 それは-----林檎。 これで生き残るのは冠葉だと決まった。 では、晶馬の大切な人への伝言は・・・? 地下鉄で再会を果たす兄弟。 「決着をつけよう、冠葉------!!」 陽毬はどこに? ここにいると答えた冠葉。 そこは・・・95の数字が床や壁に書かれた部屋。 お姫様ベッドで眠る陽毬は・・・すでに意識がなく、心音数値は0で平行線を描いていた。 「まだ間に合う。 これを成功させることだけが、陽毬の命を救う唯一の方法------生存戦略なんだ」 何者もこの運命を止められないと、余裕の表情の眞悧。 そして、桃香にみせてやろうというのだ。 「世界が壊れるところを--------!!」 冠葉はひまりの手を握り、その顔を愛しそうに見つめていた。 「人はね、光が必要なんだ。 そして彼はようやく見つけた。 光を、希望を。 それだけが彼の生きる意味なんだ。 なのに今、世界は彼から光を奪おうとしている」 そして、晶馬も加担して、彼を闇に置き去りにしているという眞悧。 自分だけが冠葉を救える。 晶馬は何を冠葉に与えられる? だがその時、地下鉄内に苹果が乗り込んで来たのだ!! 「運命を乗り換えに来たのよ!! 日記の呪文を使って、陽毬ちゃんを救うの!!」 だが、日記を燃やし、呪文を知らないはずだと余裕の眞悧。 それは桃香が残した一番大切な言葉。 だが、その時、苹果はダブルHのふたりが持ってきた新曲の事を思い出す。 タイトルは陽毬が一番大切にしていた言葉だといったふたり。 「一番大切な言葉なら知ってるわ。 あたしはそれに賭ける」 だが、呪文を唱えるということは、呪いの炎に焼かれるという代償を払わなければならないということ。 「世界の風景から消えちゃうよ」と囁く眞悧。 だが、苹果は決めたのだ。 「バツなら受ける!! それでもあたしは大切な人を救いたいの!!」 当然それを止める晶馬。 だが、決めたという苹果。 「そうか、これが僕達の運命だったんだ。 君も僕達兄弟も、過去に呪われてるんだ」 でも、やっと分かったと言い出す晶馬。 すべてはこのときのため。 そして、陽毬の身体が宙に浮かび、心音はマイナス500に達しようとしていた。 この音楽、もしや・・・。 「生存戦略ぅぅ!!」 おおお!!クリスタルさまぁぁぁ!! そしてテディドラムへ。 冠葉を迎えに来たという陽毬。 「一緒に帰ろう」 クリスタルの頭にはペンギン帽はない。 これはクリスタルの格好をした陽毬。 そして、踏み出した一歩。 だが足元のガラスが割れ、飛び散ったのだ。 しかも散った破片は宙に浮かんだまま静止したのだ。 そのガラスの道を進む陽毬。 ガラスがどんどん衣装と身体を傷つけていく。 「ねぇ、生きるって事はバツなんだね」 高倉家で小さなバツを受けていたと話す陽毬。 自分には厳しいくせに、鼻をかんだティッシュも放りっぱなしだという冠葉。 だから冠葉菌って(^^;) ありましたねぇ、そんな話。 あの日、冠葉をつれてきた両親。 そして突然冠葉を『兄』と呼べと言ったのだ。 兄なんていらないと思ったと告白する晶馬。 でも、どんな小さなバツも大切な想い出だという陽毬。 だって、自分が生きていられると感じられたのは、ふたりがいたおかげだから。 「私、忘れたくないよ、失いたくないよ! お願い、帰ってきて、冠ちゃん」 そして、何も身にまとうものがなくなった姿で冠葉の前に立った陽毬。 だが、冠葉はまだダメだというのだ。 「俺はまだ、何も与えていない!!」 冠葉の身体から流れ出る血は・・・ペンギンの顔をした赤い玉。 そして、一気にそれは身体から噴出し、冠葉は叫び声を上げる。 そして・・・優しく冠葉の名前を呼び、頬を両手で包み込む陽毬。 「大丈夫、痛くないでしょ」 噴出した血は、赤い花びらのようにも見える。 だがそれがいつしか真っ赤な林檎に変わったのだ!! そして・・・冠葉にキスをする陽毬。 晶馬はゆっくりテディドラムの階段を登る。 「楽しかった、ありがとう。 返すよ、あの日兄貴が僕に分け与えたもの------僕にくれた命。 僕達の愛も、僕達の罰も、みんな分け合うんだ。 これが、僕達の始まり---------運命だったんだ!!」 そして晶馬は自ら命の果実を取り出し、陽毬へ渡したのだ。 それを笑顔で受け取る陽毬。 「冠ちゃん、これが-----ピングドラムだよ」 半分だけ消えた命の果実。 それは-----------あの日半分に割った林檎と同じ。 自分だけが助かるのではなく、晶馬を助けようと、半分にした林檎を必死に檻から手を伸ばして分け与える冠葉。 「運命の果実を、一緒に食べよう----------」 そして、それこそが、運命の乗り換えの呪文でもあったのだ!! 大声で呪文を叫ぶ苹果。 すると・・・運命の至る場所、から生存戦略駅の標識が反転。 真っ赤なプレートに命⇔獄の炎の文字が!! 変わっていく95の文字の床。 そして、苹果を包んだ呪いの炎!! 悲鳴をあげる苹果を抱きしめた晶馬。 そして、アナウンスが開始される。 「ただ今より、運命の乗り換えが始まります。 乗り換えをご希望のお客様は、お乗り遅れのないようにお急ぎください」 そして、陽毬を抱き上げた冠葉は、運命の乗り換えへ。 「君達は決して呪いから出ることは出来ない。 僕がそうであるように・・・。 箱の中の君達が、何かを得る事などない。 この世界に何も残さず、ただ、消えるんだ。 君達は絶対にしあわせになんかなれない--------!!」 負け惜しみのように冠葉の背に告げる眞悧。 「晶馬、俺は手に入れたよ、本当の光を--------!!」 そして、冠葉の身体がガラスの欠片となって、背中からどんどん消滅していったのだ!! 残された腕で、電車の長椅子に陽毬を横たえらせる冠葉。 キラキラとまぶしく輝き・・・それは涙にも見える。 愛しそうに触れた陽毬の頬。 それが一瞬で消えたその瞬間、陽毬の心音機が一斉に正常値を示したのだ!! 冠葉の姿は・・・ガラスの欠片となって消えてしまうのだった・・・。 そして、必死に苹果を抱きしめた晶馬は言う。 「これは、僕達の罰だから。 ありがとう、愛してる--------」 そういい残し、苹果が伸ばした手をすり抜け、冠葉は離れて行ってしまうのだった----。 消えてしまった運命の列車。 そして・・・ 「列車はもう行ってしまったわ」と語る桃香。 「列車はまた来るさ」と答える眞悧。 そこは、中央図書館そらの孔分室なのか、運命の至る場所なのか・・・。 「私はもう行くわ、さよなら」 そして、桃香は両手にペンギン帽を持って、幕の向こうへ行ってしまうのだった・・・。 そして・・・池袋に到着する地下鉄の中、陽毬と苹果は倒れていた。 そこにはたくさんの爆弾が設置されていたティディベアが!! きっと運命が変わったからそれはもう爆発はしないのだろう。 そして、すべてをここに集めた兄弟の力か・・・。 その頃・・・ようやく自分達がこの世界に残された意味が分かったとゆりに語る多蕗。 あらかじめ失われた子供だった自分達。 でも、世界中のほとんどの子供達が自分たちと同じなのだ。 「だからたった一度でもいい、誰かの愛してるって言葉が必要だった」 「たとえ運命がすべてを奪ったとしても、愛された子供は、きっとしあわせを見つけられる。 あたしたちはそれをするために、世界に残されたのね」 「愛してるよ」 「愛してるわ」 二人で答えを見つけ、そして、愛されることを、愛することを知ったゆりと多蕗。 これがふたりにとって運命だったんだ。 そして、マリオは助かったよう。 夢を見たという真砂子。 自分に双子の兄がいたという夢。 「とても不器用な人だったわ。 だけど、私の事を大切な妹だと、愛してると言っていたわ」 こちらも救いと答えが見つかったよう。 なんだか満足そうな真砂子の表情に安心した。 そして・・・陽毬は今は伯父と一緒に暮らしているよう。 そこはペンキが塗られる前の高倉家。 苹果とは、あの水族館の帰りに同じ電車で倒れていた者同士という事で、あれからいい友人関係を続けているよう。 今日もカレーを一緒に食べる約束になっているよう。 TVではダブルHの歌が。 その隣に飾られた陽毬と両親の写真。 新曲を聞きたいという苹果のリクエストに答え、CDを探す陽毬。 だがその時・・・ピンク色のちょっと綿のはみ出たクマのぬいぐるみを発見した陽毬。 これは何か? しかもはみ出た綿と一緒に紙切れが見えていたのだ。 それを広げた陽毬。 「大スキだよ!!お兄ちゃんより」 「お兄ちゃん?誰?」 だがその時、ぬいぐるみに落ちたのは・・・涙。 「あれ、ヘンだな、どうしてあたし泣いてるの?」 失くした記憶。 でも、感情は覚えていた優しかった兄達の記憶。 このぬいぐるみをくれた兄たちを!! うおおおお!! 涙だったぁ。 だがその時・・・高倉家の前を横切る小学生(?)が。 この顔、声、冠葉と晶馬!! そして、その後ろにはペンギン1号から3号の姿も!! 「私は運命って言葉が好き。 信じてるよ、いつだってひとりなんかじゃない」 「ねぇ、僕達どこへ行く?」 「どこへ行きたい?」 「そうだな、じゃぁ・・・」 歩き続ける兄弟と3匹。 運命の列車は動き続ける。 運命の果実を半分、その手に握って・・・。 「忘れないよ、絶対に。 ずっと、ずっと-------------」 愛してる。 ◆文字制限のため、続きの感想は下のコメント欄にて◆ ![]() 第23話 送信確認・TB一覧は下のタイトルでリンクしております <トラックバックURL> http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/0d4518baa501456c143e155cb179ef7d/ac
[彗星のガルガンティア/オリジナルアニメ] カテゴリの最新記事
|