やさしい嘘------------。
買い物に出かけた塔子さんが、鍵を失くしたから玄関を開けて欲しいと夏目にお願いしてくる。
何の疑いもなく玄関をあけると・・・そこには誰もおらず、一瞬風が!!
もしやあやかしが家に!!?
友人帳が目当てなのか。
あっという間に押さえつけられ、友人帳を寄越せと迫る、馬のような面をつけた男のあやかし。
だが、必殺の夏目のパンチが頬にヒットし、倒れてしまう。
そこへのんきにニャンコ先生がジャムの蓋を開けろと入ってきたのだが・・・。
実力行使は無理と見ると、今度は賄賂攻撃!!
「お願いします」
何、こいつ弱いのか、いい奴なのか・・・。
友人帳を貸すのも無理かと迫るあやかし。
当然無理だとはねつける夏目。
なんでも、友人帳に名前があるという「かりかみ」というあやかしを呼び出して欲しいというのだ。
だが、それを呼び出してどうするのか?
あやかしが取り出してきたのは、ガビガビした紙のようなもの。
そして、長くなると酒を取り出し語り聞かせてやると、意気込むあやかし。
ニャンコ先生は酒だって大喜びで、差し入れの饅頭と一緒にひとりで酒盛りを始めちゃってるし(^^;)
まぁ、可愛いから許すけど。
森に住んでいたこのあやかしは、そこに毎日現れる女性を見かけ、森は薄暗く、危ないからと心配になり、後をついていったよう。
森の奥深くにある小さなお堂。
そこで、毎日のように男と待ち合わせをしており、しあわせそうに笑いながらたわいもない話をしていたよう。
だが、男は忙しく、少し話をしてはすぐに帰っていったよう。
女はその後姿を見送り・・・日が暮れて、危険な夜道から彼女を守ろうと、蛇や何から守っていたというあやかし。
・・・なんだやっぱいい奴なんじゃん♪
話を聞いていた夏目も笑顔で続きを促すも・・・。
恥ずかしさを誤魔化すため、早くカリカミを呼べと詰め寄るあやかし。
だが、それが出来るのは、
あやかしの顔と名前を知っている場合のみ。
その話を聞いてがっかりしたようにへこむあやかし。
ひとまず対策を考えると、今日はここに泊まると言い出してしまう。
ニャンコ先生は酒ビンを咥えてラッパ呑みして、めちゃめちゃほろ酔い嬉しそう♪
ビンに絡む姿が可愛すぎる(>▽<)
その夜・・・このあやかしの想いに共鳴してしまったか、彼の夢を見る夏目。
男の名前を何度も呼び続ける女の夢・・・。
って、朝、目覚めたら宴会後で布団の周りがえらいことになってるし(><)
しかもあやかしも、ニャンコ先生も布団で一緒にねてる!!(わはは)
登校時もついてくるあやかし・ヨビコに、これからどうするのか問うと・・・その時夏目に襲い掛かろうと妖怪が現れたのだ!!
すぐさまニャンコ先生が噛み付き、ヨビコが夏目を庇うのだが・・・。
そのヨビコが夏目を強引に浚い、カリカミの元へ連れて行こうとしたのだ!!
必ず自分が守り、家に帰すからと念押しするヨビコ。
「お力を、夏目殿!!」
「だったら、ちゃんとわけを話してくれ」
そして、ヨビコが話してくれたのは・・・。
カリカミは、雨ざらしになった古紙を再生できるあやかしだという。
そこで、ヨビコが持っていた、あの紙を再生してもらいたいというのだ。
昨晩の話には続きがあったよう。
ある日からプツリとお堂に来なくなってしまった男。
女はそんな男を毎日待ち続けていたという。
気になったヨビコは男の事を調べに山里へ降りて行ったそう。
すると・・・男は町の傾いた名家の男だったらしく、その再建のために、裕福な家の娘と結婚させられていたのだ。
どんなに好きでもままならないことがある・・・。
そんな事を知らない女は、それでもずっと男の名を呼び、毎日お堂で待ち続けていたのだ。
それを不憫に思ったヨビコは、得意の声真似で男に成りすまして、女に声をかけてしまったのだ!!
病を移すとあれだからと、お堂の中から声だけを聞かせる事にしたヨビコ。
心配する女に、大丈夫だと告げると、安心したように笑みを見せたため・・・言い出せなかった別れ。
本当はここでヨビコが男の代わりに別れを告げるべきだったのだ。
だが、彼女の笑顔を見て言い出せなくなってしまったヨビコ。
また明日、また明日・・・そうやって彼女とのたわいもない会話を重ねてしまったヨビコ。
「会えば会うほど、彼女が笑えば笑うほど、罪の重さを知ったのだ------」
そして・・・顔が見たいと願う彼女に、今度こそ「すまぬ」と告げ、男はもうここにはこないと、今までの会話は自分が彼に成りすましていたのだと、何度も「すまぬ」と告げてお堂を飛び出してしまったヨビコ。
己の罪と、彼女の顔を見られなくなってしまったヨビコは、それきりお堂にも、森にも帰ることが出来ず、旅に出たという。
そして、長い時間が過ぎた頃、もう一度お堂に戻ったヨビコが見たのは・・・。
石で飛ばされないようにしておかれていた手紙。
それは男に宛てたものかもしれない、ヨビコへの中傷かもしれない。
それでも・・・。
「もし叶うなら、この文を読んでみたいのだ」
話を聞いた夏目は自分も中身が気になると、カリカミを探すことに。
勝手なことをすると、怒りのニャンコ先生ですが・・・。
そこへ名を返すという話を聞きつけたカリカミが現れたのだ!!
白い毛のようなもので覆われたそのあやかしは穏やかにレイコとは違う夏目の存在を受け入れてくれたよう。
そして、名前を返す代償に、ヨビコの紙を再生してくれるというのだ。
名前を返したとき、流れてきた記憶。
名を書いた紙が傷んだら、いつでも来いと言われて笑うレイコの顔が・・・。
そして、ヨビコの手紙を再生してくれたカリカミ。
だが・・・それを書いた女はもう・・・と教えてくれたのだ。
あやかしには長い年月の中の記憶。
だが、今でもヨビコの中には鮮明に残る大切な彼女の記憶なのだ。
そして、ヨビコはまたあのお堂へ戻るという。
字の読めないヨビコは夏目に代わりに読んで欲しいと願う。
そこに書かれてあるのは恨み言かと不安がるヨビコに、夏目はほっとしたように笑みをもらす。
「本当の事を話してくれて、ありがとう」
あやかしの心も、人の心もやさしさで出来ている。
ほっこりイイハナシの今回。
彼女もまたお堂で話をするようになって、男が別人だと気づいていたのだろう。
それでも、やはり彼にそっくりな声でたわいもない話が出来ることを喜んだから。
いい思い出として残ったからこそ、感謝の手紙を書いたのだろう。
またそうやって誰かのために、ヨビコはやさしい嘘をつくのかもしれない。
でも、それは人を想って出た言葉なのだと思う。
優しさと、ちょっとせつなさの混じった話で、心が癒される1日の始まりを迎えられそうです(^^)
アニメ・ドラマ感想ブログ ←よろしければ、ポチっとお願いいたします♪
送料無料!!【CD】夏目友人帳 参・肆 音楽集 ひねもすきらりきらり/ [SVWC-7816]【smtb-TD】【saitama】【smtb-k】【w3】
[Blu-ray] 夏目友人帳 肆 1(完全生産限定版)
第1話 第2話 第3話
楽天ブログではTB受付出来ませんので、TBは下記2ndブログにお願いいたします。
送信確認・TB一覧は下のタイトルでリンクしております
<トラックバックURL> http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/2ec57b7ab2b77fab1915c1ddc6d79d4a/ac