ヴォイドランク制-----------!!
今回は不意打ちの回でしたわ(^^;)
でも、物語的には大きな分岐点になったね。
祭のヴォイドは、物質の再生も出来るようで。
これはかなり便利な代物だなぁ。
しかもそれを祭が使うことも出来るようになったんだ。
だが、集は言う。
大事なのは、みんなのために働くこと。
やはり集は八尋の提案するヴォイドランク制に従うことは出来なかったよう。
一応みんなのヴォイドを調べることは一通りやったようですが。
まぁ、そうなれば確かに使えるヴォイド、そうじゃないヴォイドってのは出てくるのは仕方ないだろう。
集が使うのと、本人が使うのでは、桁違いにその能力差が出てくるだろうし。
学校という集団で、大人がいない状況。
集の力だけが唯一の対抗手段となれば、慎重にはならざるを得ないけど、でも、譲れない想いってのはあるだろうなぁ。
八尋の示した策は冷静な判断とも思えるけど・・・集には感情がついていかない。
だが、
レッドラインは日々近づいている。
時間がない。
八尋はそれを差別ではなく区別だという。
上下関係に敷かれたものたちは倍働くというのだが・・・。
でも、された方が差別と感じたらそうなのだ。
「同情は毒にしかならないって涯が言っていた。
君、人に嫌われたくないだけじゃないの?」
って、ツグミ、いたいところをついたなぁ。
それあたってるわ。
そして、いのりは問う。
「みんなが、じゃなくて、集はどうしたいの?」
さて、今日は久しぶりのサービスタイム♪
綾瀬と祭、ツグミが一緒にお風呂に。
そこで祭は集といのりがどうなっているのかと綾瀬に問う。
いのりは・・・どうやら集の迷いに気づいていたよう。
集は本当はランク制をしないと思っていた祭。
「集なら優しい王様になれるって・・・」
ツグミはもう祭に告白しちゃえとけしかけるも・・・。
一方の集は、やっぱりランク制はしないと颯太に言う。
ふたりして、叫んで友情を育む。
「ヴォイドランク制反対!!」
だが、問題は山積み。
なんと
ワクチンが不足しているというのだ。
優先されるは、集に。
だが、自分だけそんなことはできないという集。
それでも、集が発症してしまえば、誰がここを守るというのか?
こうなると、ワクチンも優先的に使えるヴォイドの持ち主から配られなければ、生き残れない。
ランクがワクチン投与まで決めてしまう羽目に。
「決断するのは、上に立つものの仕事です」
詰め寄る亞里沙。
これは一番集がやりたくない事だろう。
そして・・・颯太たちは、どうやら生徒会室で、ランク付けされた一覧表を見てしまったよう。
自分達は最低のFランク。
このままでは見捨てられる。
危機感を感じた颯太やFランクの生徒は、集にランク制はしないことを確認し、ヴォイドを取り出して欲しいと願い出たのだ。
「役に立ちたいんだ」
その一心で、自分達もヴォイドを使いこなすことが出来たら・・・と考えたよう。
彼らも生き残るために必死なのだ。
一方、先日葬儀社を名乗るものが出てきたとき、ダリルが撃たなかったことが嘘界に伝わっていたようで。
次にワクチンを狙って学生達が必ず出てくるから撃てと命じる嘘界。
痛い腹はつつかれたくないと、ムキになって返すダリルですが・・・。
あそこにはツグミがいたもんね。
仕方ないわ。
だが、今、嘘界とチェスをしている相手は-------
なんと四分儀!!
あらら、こんなところにいたのか。
この勝負に勝てば、彼に会わせる-------。
さて、その彼とは誰か。
そしてゲームの行方は---------。
姿が見えなくなった集を見つけたのは--------祭。
いつものあの倉庫でひとり座り込んでいた集。
失敗して落ち込んでいたというのだ。
失敗は色々あるけど、
「僕が人の顔色ばっかり見ているところだ」
それは普通だと庇う祭に、リーダーはそれではダメだと返す集。
「もっと強くならなきゃ」
そんな落ち込む集の頭を抱き寄せ、胸に押し当てる祭。
「大丈夫、私、集のいいところ、いっぱい知ってるよ」
静かに音を立てないところ。
断言しないところが好き----------。
どさくさ紛れの告白。
だがその時、なんと颯太たちが外へ出たとの知らせが花音から入ったのだ。
練習の為と言って出してやったヴォイドを持ったままどこへ?
すぐさま後を追いかける集。
どうやら颯太たちは、自分達がワクチンを持って帰れば、最低ランクでないことの証明になると考えたよう。
最初からこれを狙って集を騙したのか?
だが、これでおあいこだという颯太。
集もランク付けはしないと言ったのに。
だがその時、待ち構えていたアンチボディーズの攻撃が皆を襲う!!
隠れろと指示を出すも、すでに辺りは囲まれていてどうしようもない。
彼らにはヴォイドを使って戦うことも出来ないよう。
集は自分がひきつけると走り出す。
そこでダリルは集の存在を確認し、ツグミも生きているのではと考えたよう。
だが、今はそういうのは封印。
祭に車を直せとけしかける颯太。
だがそこへダリルの攻撃が!!
爆風に吹き飛ばされる祭を庇う集。
気づいた祭。
体中痛みが走り、動くこともままならないよう。
だが、目の前には-------
横たわる集の姿が!!
祭は迷うことなく最後の力を振り絞り、ヴォイドを差し向ける。
「ねぇ、集、優しい王様って本、読んだことある?」
みんなにお金や土地を譲ったりしていたら、とうとう国がなくなってしまったという王様のお話。
祭の包帯が、傷ついた集の身体をやさしく癒していく。
だが、それと比例して、祭の身体から、大量の血が流れ出てしまったのだ!!
「王様はみんなに怒られちゃうんだけど、でも私は・・・そんな王様が大好きだった。
多分、私の------初恋。
集はその王様に似てるの。
私ね。
集はきっといい王様になると思うな。
だから・・・!!」
だが、その時。
アンチボディーズのヘリの攻撃が包帯を断ち切ってしまったのだ!!
だが・・・どうやら集の治療は終わったよう。
よかったとほっとした祭の身体には-------結晶が!!
最後の力で、必死に集の元へ這って行く祭。
「集にあげる、あたしの-----------」
だが、必死に伸ばされた祭の手は、その手前で落ちてしまうのだった・・・。
うわぁぁぁ。
なんという展開。
音楽といい、泣けて仕方ないじゃないかぁ。
そこへようやく後を追ってきた八尋が駆けつけるも・・・時すでに遅し。
ようやく目を覚ました集。
そして・・・隣で結晶化した祭の姿を発見した瞬間、祭の名を呼び、その身体を抱きしめるも・・・。
どんどん崩れていく祭の姿。
そして、
祭の身体は粉々になって、消えてしまうのだった------------。
集は声にならない叫び声を上げ、慟哭する。
そして---------いのりの前に現れた集。
だが、その目には、もう感情はない。
いつもの集ではない。
怯えるいのり。
それを強引にねじ伏せ、強制的にいのりからヴォイドを引き出した集は、破壊するだけにその剣を振るう。
容赦ないとはこのこと。
ダリルも一撃。
だが、そのおかげでここは助かったよう。
颯太たちは、八尋から祭が亡くなったことを聞いたようで、すぐさま集の元へ駆けつけ、自分のせいだと謝罪する。
すると・・・。
「そうだよ、祭が死んだのは君のせいだ」
あぁ。
やっぱそうなるか。
「お前のせいで祭が死んだ!!」
生き返らせろ!!
そう叫んで何度も颯太を殴る集。
「祭は僕を信じて・・・いいとこいっぱいあるって・・・」
颯太を殴りながら悔し涙を流す集。
流石にこの場はみんな気まずい空気のまま見守るしか出来なかったよう。
そして、八尋が仲裁に入るも、その手も振り払ってしまう集。
「僕が間違っていた。
優しさになんか、なんの意味もない。
クズは区別しなくちゃならない。
僕は王になる----------!!」
集が祭の死をきっかけに変わってしまった。
祭が望まない方向へ・・・。
だが、ある意味上に立つものには必要な統率力は発生するのかもしれない。
ただし、今の集は、それを力だけでやってしまうだろう。
従わなければ死んでもいいとでも言いそうな雰囲気だし。
そりゃ生徒達は従うしかないだろう。
だが、
これでは有利なヴォイドを持つ者だけが権力を握りそうな世界になりそうだなぁ。
まさに小さな集の王国だ。
今までキャッチコピーの罪の王冠ってのがイマイチピンとこなかったんだけど、これで少しだけ見えてきた感じか。
いやぁ、しかし容赦ない展開になってきてなぁ。
毎回目が離せないわ。
颯太の言葉は言い訳に聞こえた。
自分たちの起こした事で、癒しのヴォイドを持った大切な友人が亡くなってしまったのは事実。
必死だったのは分かる。
でも、いきなり実戦など無茶なのに。
祭の死はこれから大きなしこりとなってみんなの上にのしかかるだろう。
集がこれからどうなっていくのか。
いのりが救いを見出してあげて欲しいなぁ。

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