終わることが許されない定め----------。
それが涯の運命か。
あのまま真名と逝けるはずだった。
なのに・・・
再びダアトの手により、蘇らされてしまった涯と真名。
国連軍が24区へ向け移動を開始したという報告を受けた涯。
待機を命じる涯にいのりは問う。
「悲しいの?涯。
触った気がしたの。今、涯の心が私に」
「俺は悲しんでなどいない。
ようやく俺の願いが叶うのだからな」
そういい残して去って行く涯の後姿に悲しさを覚えるいのり。
おっと、ここの構図が前OPの繋がったのか。
どうやら涯の言うルーカサイトはまやかしか、時間稼ぎのよう。
でも、これは集たちにも思わぬ時間稼ぎとなったよう。
これでいのりを救い、涯を止めることが出来る。
「勝ちましょう、必ず」
春夏の言葉に、改めて手の中のいのりの髪飾りを見直す集。
皆の願いも、ひとつに-------!!
そして、綾瀬も準備を始める。
だが、コクピットに乗れず苦労していたところへ集が。
今度は素直に綾瀬は手伝ってと告げる。
信頼関係が出来たからこその言葉だよな。
そして綾瀬は問う。
涯を撃てるか---------?
それに即答して撃てると答える集。
そして、お姫様抱っこして綾瀬を操縦席へ下ろす集。
その時、綾瀬ってキレイだよねとさらりと言ってのけたのだ!!
思わず顔を赤らめてしまう綾瀬。
「汚れるのは僕の役目なんだ。だから綾瀬はキレイなままでいてよ」
涯とは自分が戦うから。
でも、戦いになればやはり綾瀬のヴォイドを使ってしまうだろうという集。
それには笑って、分かってると答える綾瀬。
だから集に心を預けたのだと。
でも、あげたわけではない。
「借りっぱなしで絶対死なないでよ」
「ありがとう、綾瀬」
そして、現れた国連軍を前に、涯は一歩も退かず、ヴォイドを取り出し、大きな弓を射ってみせたのだ。
それは何本にも分裂し、あっという間に国連軍のエンドレイヴや軍艦船をキャンサーの矢で射てしまい、操縦不能に!!
圧倒的すぎる、この力!!
ダリルはあれから自らモルモットのようにエンドレイブと心臓をつながれた状態に。
それでも「死に方位自分で決めたいじゃん」
そう言って出撃を開始。
そして、葬儀社もまた行動開始。
すぐさまゴースト部隊を派遣するローワン。
だが・・・攻撃したその部隊、なんと幻影!!
コピー部隊でしたか!!
ツグミやるじゃん♪
しかもその攻撃から一瞬にしてシステムにハッキングして見せたツグミは、あっという間にエンドレイヴの電力供給を絶ってしまったのだ!!
おおおお!!
動きを止めたエンドレイヴを前に、国連軍も今が好機と攻撃を開始。
本部隊の集たちも24区へ。
ツグミたちはサポートに回るということでここで別行動に。
別れ際、集に約束をするツグミ。
「ちゃんといのりん助けなよ。そして、みんなでハッピーエンドだかんね」
それに笑顔で「うん」と答える集。
一方涯は・・・。
今からいのりの自我はなくなり、真名として生まれ変わると、告げ、いのりの中へ力を入れ始める。
あの時、『いのり』という存在を目覚めさせてしまったのは・・・涯。
「俺を恨め、いのり。
俺があの時、お前を目覚めさせなければ、何も始まらず、そして、終わることもなかった」
「ううん。外には感謝してるの。
だって、あなたは私に人生をくれた。集と出会わせてくれたんだもん」
集はどんな世界を見せてくれた?
「この世界の悲しさ。それと、美しさ」
集は苦しんでる。
「集が人だから。悲しい位、人だから・・・だからあたし、入れ物でしかないのに、
普通の人みたいに------------恋が出来たの」
集たちはいのりを探し、戦いを進めながら近づく。
その間にも集は兵士のアポ狩プルウイルスを集めたりして、自らの身体に受け入れてる・・・。
危険な行為だろう。
どんどん集の身体はウイルスに冒されているはず。
そしていのりもまた、すでに意識を奪われてしまったよう。
集の名を聞いても無反応なのだ。
「集・・・・誰?」
涯は眉をひそめ、告げる。
「お前が愛した男の名だ-------」
そして-------いのりの歌声が響き渡る。
だがそれは集にだけ聞こえる声。
システムが復活してツグミたちと連絡が取れなくなり、いのりの居場所が確定できなくなってしまった以上、集たちが進むべき道は、集に聞こえる歌声だけ。
だがそこで待っていたのは--------ユウ!!
集と話がしたいと、仲間から引き離すユウ。
集も落ち着いて彼に問う。
「君は一体何なの」
「僕は、人類の意志を決定する機関ダアト。
その総意を象徴するものです。
いわば、僕こそがダアト」
次なる王として、涯か集か、どちらが選別せねばならないというユウ。
そして、真のアダムになりうる存在の見極めの質問をするユウ。
真名とふたりだけの楽園で生きるか?
答えはNO!!
だが、ユウ曰く、
涯は眉ひとつ動かさず「YES」と言ってのけたというのだ!!
それが涯と集の差。
そして、ユウはダアトは継承者に力を剥奪すると宣言し、攻撃をしかけてきたのだ!!
応戦する集。
だが、ユウはそこにいる者たちから次々とヴォイドを取り出し、集に攻撃を仕掛けているのだ。
こりゃ躊躇したら負けだな。
流石に集もその辺の覚悟はもう出来ているよう。
誰も傷つけないで助けようとするのはもう無理なのだと。
それでも、真名ではなくいのりを選ぶ集。
「誰も彼女の事を知らない!!」
彼女は傷つき、己の中の醜さと戦っていた。
苦しんで。
それでも同じように何度間違えても、絶望の中でも、ずっと集の傍にいてくれた。
「いのりだけが僕を信じてくれたんだ!!
だから今度は僕が隣にいる!!」
そして、渾身の想いで放たれた集の攻撃は、ついにユウを消し去る。
「ならばやってみるがいい、絶望への抵抗を---------」
そして、集はついに涯といのりの元へ。
いのりは最後に涙を流し、それが結晶の一輪の花を咲かせる。
だが・・・すべてを覆われてしまい、ついにいのりを糧にして真名が蘇る。
「失われた、俺たちのイヴが---------!!」
目を覚ます真名。
「始まるのか、黙示録の時が」
茎道もこの事態を悟る。
「そんな・・・」
絶望する集。
彼女は妖艶な笑みを浮かべ集を見下ろすのだった-----------。
真名の復活。
で、ユウはあれで退場?
ダアトってそんなショボ設定でよかったのか~?
もう少しユウの使い方もいいようにできたんじゃないのか。
なんか話におまけについてきた印象が拭えないわ。
涯は本物だったって事なんだね。
で、彼は今度こそ真名と一緒に逝くためにこの計画を受け入れたというのか。
むしろもう一度ちゃんと殺される為か・・・。
ちょっと今回のお話というか、設定は今までの流れに比べて軽い印象。
何せダアトの扱いがねぇ、こりゃ酷いわ。
もう少し説得力あるものを見せてもらいたかったわ。
王の力を制御してたつもりが、集たちの想いの強さに負けた形になったわけで。
でも、それならいっそもっと滑稽な形でユウを退場させてもよかったんじゃないかなぁとか。
これで最後はどう締めるんだろう。
葬儀社は、GHQは、国連は。
みんなの願いは届くのか。
いのりが戻ってくることを願って、次回楽しみにしたいと思います!!

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