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テーマ:アニメ!!(3877)
カテゴリ:寄生獣/コミック原作
双熾の過去------------。
邪悪な妖怪の血を受け継ぐ先祖返り。 御狐神家に生まれた双熾は、反映をもたらす先祖返りの血に対し、幼い頃から軟禁され、祀るように育てられたよう。 学校にこそ行かせてはもらえたものの、それ以外は離れの倉のような所に閉じ込められたいびつな生活。 それに御狐神家に仕える人々は皆、見て見ぬふりをしてきたよう。 親ともまともに会ったことすらなく、いるのかいないのか。 そんな奇妙な環境で育った双熾にとって、手にしていたものは己だけ。 学校で学べる知識と、身体。 そして----------ずる賢さ。 彼はまず食事を運ぶメイドに近づいたよう。 孤独で寂しい少年を演じた双熾に同情し、すぐに心を開いて行った女たち。 そして女達に取り入って、たどり着いたのが・・・一族でもっとも力を持つ女性。 夫には女と見てもらえず、そんな彼女を、双熾は女として扱えばいいだけ。 まずは彼女のペットとしての自由を手に入れた双熾。 だが、彼が欲していたのは、本当の自由。 そして・・・彼女に連れられて出かけたパーティで、ついに双熾は運命的な出会いをする。 「ずっと探していた、御狐神家以上の力を持つ家柄」 そして、正義感が強く、暇で出しゃばりな女性を---------!! それが------青鬼院あやめ 彼女に感謝のキスを捧げようとした双熾。 だが、それを図体ばかりでかいませガキと一蹴した彩音。 どうやら彼女の息子が、双熾と同じ先祖返りのよう。 それが----------青鬼院蜻蛉!! なるほど~♪ 「男性相手は初めてですが、頑張ります」 って、双熾めっ(><) 何か勘違いしそうな台詞だよ~!! さて、初めて会った蜻蛉は・・・やっぱりドSだった!! 最初から今日から玩具だから靴を舐めろって命令。 でも、それに躊躇することなく跪く双熾。 プライドはないという双熾に、つまらないと無関心な蜻蛉。 すべては本当の自由を手にするために--------!! 20歳までの辛抱だと自分に言い聞かせ、蜻蛉に仕える双熾。 嘘の笑顔を顔に貼り付けて、仮面を被って------。 そして、蜻蛉から返事を書いておけと渡されたのが-------婚約者である凛々蝶からの手紙。 だが、蜻蛉として返事を書くのなら・・・放送禁止用語連発のものになってしまうだろう。 そこで、蜻蛉を装い、ある程度美化されて返事を書く必要があると判断する双熾。 凛々蝶からの手紙は、とても繊細な文章で書かれていた。 そこで、双熾は、頭の中で蜻蛉という人物を作り出す。 包容力がある男。 そこでその人物をベースにして凛々蝶との手紙のやりとりが始まったよう。 ・・・ずっと隠していた秘密とはこれ。 凛々蝶を、ある意味騙していたというのはこのことだったのか。 自分の中に感動というものがなかった双熾。 勧められた本の感想を書くには、架空の『蜻蛉』になる必要があった。 だが、どこで一体どう感動したのかが分からない。 そこでひとつひとつ分析をして考えることに。 だが、その計算をした時「つまらない男だな」と言われた蜻蛉の言葉を思い出したのだ。 そうか。 これがそういうことなのか。 手紙のやり取りは続いた。 凛々蝶との話題のために色んなものを見聞きするようになった。 色んな会話をしたふたり。 凛々蝶は感傷的で、繊細で、敏感、潔癖。 些細な会話。 天気や、日々のたわいもない出来事が綴られた手紙。 いつしか『蜻蛉』という人物になりきることが自然に出来るようになってきた双熾。 だがその時、気づかされたのだ。 「想像するということが、これほど錯覚を起こすことだとは思わなかった。 これは自分の感情ではない」 今まで役に引っ張られたことなどなかったのに・・・。 「自分は彼女に感化されたのだ」 そして、双熾の世界を少しだけ開いてくれた凛々蝶。 そんな彼女が、夏休みの間、青鬼院家へやってくることになったよう。 もちろん手紙の事は内緒で。 純粋にどんな少女なのか興味を持った双熾。 だが、やってきた凛々蝶は、憎まれ口を叩き、命令することに慣れた少女。 とても手紙と同一人物には思えない。 内心の動揺を隠し、笑顔すら見せない彼女の方も、あの手紙は代理人が書いたのではないかと疑った双熾。 だが、何より驚いたのは、そんな彼女の事で、落胆している自分に気づいたことだった-------。 だが・・・どうやら気を張っていたらしい凛々蝶は、体調を崩してしまったよう。 そうは見えないけれど、凛々蝶もまた、学校ではいじめられ、家でも家族とうまくいっていないらしい。 ・・・って、蜻蛉、何気に凛々蝶事情に詳しいよなぁ。 飼われているという点では双熾と同じだという蜻蛉。 だったら、尚更うまく立ち回り、うまく生きなければと思う双熾。 だが、自分と彼女が同じわけはない。 あの手紙にしたためられた言葉に嘘はない。 その想いに、感情に気づいてくれる人はどこにいるのか。 小さなうなだれた肩を見て、自分との違いを知らされ、痛々しく思った双熾。 「これは、この感情だけは自分だけのものだ------!!」 そして・・・手紙のやり取りは続く。 蜻蛉は家を出た。 もうすぐ約束の20歳。 適当な所で切り上げてはどうかという蜻蛉。 蜻蛉はその気はないのか? そう問うた双熾に、貴様がその気になったのかと問い返す蜻蛉。 それには笑顔で「ご冗談を」と言う双熾。 でも、それを略奪愛だと大喜びの蜻蛉。 ・・・全くこの人は(^^;) でも、違うのだ。 双熾はただ彼女を見守りたいだけ。 あの夏から、凛々蝶はますます心を開き、自分の事を手紙で話してくれるようになった。 それを嬉しいと思う反面、それは『蜻蛉』という理想の偶像に宛てられた手紙なのだ。 そこで凛々蝶から子供の頃の話が聞きたいとせがまれ、初めて自分の事を書いて出した手紙。 いけないと分かっていても、衝動を押さえ切れなかった双熾。 そして返ってきた手紙には・・・。 「今まで蜻蛉さんをどこか遠くに感じていました。 初めて、少し近づけたような気がします。 初めて本当のあなたが見えたような気がする-----」 初めてと言ってくれた。 初めて書いた本当の自分に。 気づいてくれた、自分の存在に---------!! そして、色んな気持ちに気づかせてくれた凛々蝶とのやり取りは続き・・・ついに青鬼院家を出ることになった双熾。 ついに妖館へ。 そこは蜻蛉の住む場所。 SSとなり、蜻蛉のお世話がしたいと言う心の裏で、双熾が本当に願ったのは、ひとつ。 「ただ、誰よりもお傍に----------」 だが、近づけば近づくほど、自分が知って欲しかった自分という存在を隠している事が怖くなってしまった双熾。 そして、蜻蛉は告げる。 「あの手紙は私が書いていたものではない」 絶望する双熾。 だがその時。 「知っているが」 あの手紙を書いたのは蜻蛉ではないと気づいていた凛々蝶。 「ボクが待っていたあの人は、キミじゃない!!」 「気づいて、くれた---------!!」 心が晴れる双熾。 だが、つまらんと言って、突然凛々蝶をエレベーターに押し込めた蜻蛉。 閉まる扉に塞がれてしまう双熾。 怯える凛々蝶に、蜻蛉は仮面の下からなにやら紙切れを取り出してきたのだ!! ・・・どこに入れてるんだか(^^;) 「どうだ」って、自信満々に見せたその紙には「ごめんね」と書かれてあったけど・・・汚い字。 どうやらこの字の下手さが理由で代筆を頼んだよう。 でも、本当は少し後悔していたと告白する蜻蛉。 ふたりは手紙を通して仲良くなっていたから。 そして、謝罪の意味を込め、蜻蛉は凛々蝶に告げる。 「あの手紙を代筆していたのは、双熾だ」 その言葉にハッとさせられる凛々蝶。 蜻蛉はまた寂しくなったら邪魔しに来ると宣言し、また屋上へ続くエレベーターのボタンを押して出て行ってしまうのだった・・・。 「そうか、彼だったのか。 だから、いつも知っていてくれた。 だから、いつも気づいてくれたのか」 今までの出会いからの出来事を思い出す凛々蝶。 以前から知っていたという彼の言葉に嘘はなかった。 そして、屋上で今にもエレベーターに飛び乗ろうとしていた双熾と遭遇する凛々蝶。 「キミだったのか-----」 そう言った凛々蝶を思わず抱きしめる双熾。 「いいえ、気づいてくださったのは、あなたです-----------」 その勢いに押され、思わずエレベーターの中にしりもちをついてしまう凛々蝶。 愛が溢れた抱擁だなぁ♪ 双熾も本当は熱い男だったわけだ。 こんな過去があったのねということで、まさに同じ境遇のふたりが、そうとは知らずお互いが救い合ってたという、まさに運命の出会い。 暑苦しいまでの下僕を願う双熾の心は、あれが双熾にとって本心だから。 自分を救ってくれた凛々蝶に仕える事こそが双熾の至福なんだろう。 では、双熾が凛々蝶のSSになったのは、蜻蛉の計らいか。 自分にはカルタというSSをつけ、凛々蝶のSSになるように仕向けたのだろうなぁ。 その時の嬉しそうな双熾の姿が目に浮かぶようだわ。 蜻蛉も羨ましかったんだ。 まぁ、彼も理解されない人・・・という点では理解できるからな(わはは) さぁ、今度こそコーヒータイムなるか!? 最終回までやっぱり引っ張るネタだったのかって感じですが、でも、今回のお話で双熾の過去も、想いも境遇も理解できたので、色々とあの行動に裏づけが出来た分すっきり。 長い前置きだったって感じも否めませんが、それでもこの過去を知れたことで、物語に深みが増したことは事実。 次回ひとまず最終回ですが、どんな締めになるのか楽しみだ♪ DVDでは13話が収録されるようなので、そちらもまた期待しておこうっと。 ←よろしければ、ポチっとお願いいたします♪ 第10話 楽天ブログではTB受付出来ませんので、TBは下記2ndブログにお願いいたします。 送信確認・TB一覧は下のタイトルでリンクしております <トラックバックURL> http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/51734f63b28e37ffdc3e097f929dbc0f/ac お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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