世界は滅ぶ--------!?
秋瀬が最後に遺したメッセージは?
「死滅寸前のデウスの核だけを残し、延命を図るか」
そう計画するムルムル。
彼女はデウスの支配を逃れる事を宣言。
そして・・・。
「次に世界をすべるのはこのわし、ムルムルじゃ!!」
7月28日に世界が滅ぶ----------。
DEAD ENDを示している日記。
だが、その日は、由乃にとってもうひとつ大事な1日。
それは・・・
由乃と雪輝が結ばれる日---------!!
世界が滅ぶまで数日。
他の所有者はもういない。
終わったのだ、このゲームは。
そこで由乃と一緒に由乃の家で過ごす事になった雪輝。
電気や水道は止められていたはずなのに、今は使えるよう。
どうやら由乃がどこからか拝借しているよう。
だが、今はもうそんな事はどうでもいい。
もうすぐ世界は滅ぶのだから。
庭でドラム缶の風呂に入ったり、やりたい放題の由乃。
一緒に入ろうって、裸!?
かと思えば、しっかり水着を着てたか(^^;)
薪を割ってお湯を沸かすとか、すっごく原始的なやり方なのが、なんだかシュールな図だ。
でも、こんな穏やかな日を迎えられるとは。
「死んだ人間は生き返らない」
正しいのはみんななのだろう。
由乃は嘘をついている。
だが、由乃が本当に自分を殺すのか?
最終的にこのサバイバルゲームの勝者になるにはひとり。
やはり信じていると言っても。最後まで信じきれない雪輝。
そんな態度に気づいて、由乃はすがり付いて泣き出してしまう。
彼女は本当に雪輝が好きなのか。
それなのに殺すのか?
だが、その機会は今まいくらでもあったはず。
「分からない・・・」
そして、雪輝は実家へ。
壊れた自宅を前に、両親の健在だった頃を思い出す雪輝。
続いて学校へ。
「僕は由乃とどう向き合えばいいの?
分からないよ、自分の気持ちが」
そこへ現れたのは、由乃。
初めて会ったのは教室だった。
由乃はずっと雪輝だけだった。
雪輝を見ていると言い残し、去って行ってしまう由乃。
やはり由乃は自分を愛してくれている。
そう確信する雪輝。
明日は-------いよいよ世界の終わりの日。
だから最後の日くらいは由乃の事を考えてあげたいと思う雪輝。
そこで、ふたりが結ばれる日を1日前倒しにしようと考える。
27日の夜。
雪輝はついに由乃に一緒に風呂に入ろうと誘う。
初めてだからと照れながらも、ふたりは結ばれる。
「愛してる、由乃」
初めていえた言葉。
優しく甘い時間がくすぐったい。
だから・・・最後に雪輝は問う。
どうして両親が生き返ると嘘をついたのか?
すると、由乃は布団の下に隠してあった斧を取り出し、振り下ろしたのだ!!
だがそれは畳に突き刺さっただけ。
「ごめんなさい、ユッキー」
嘘をついたことを認めた由乃。
神になるため、雪輝を励ましたかったというのだ。
どうやら由乃は、ゲームが始まってすぐにデウスに死者は生き返らないことを確認していたよう。
「だから私を殺して、ユッキー」
だが、そうすれば由乃は生き返らない。
そんな事になるくらいなら、自分も一緒に死ぬと言い出す雪輝。
「また、そう言うのね・・・」
由乃のつぶやきが引っかかる。
だが、雪輝は、もう疑問はなくなったとすっきりしたよう。
ただ・・・秋瀬のメッセージ以外は。
あの時、秋瀬が死の間際に遺したメッセージには・・・。
「由乃は一度神になっているって・・・。
この世界は、時間を巻き戻した2周目の世界だって」
すると・・・
なんと由乃が斧を振り上げ、今度こそ雪輝に向かって振り下ろしたのだ!!
「早すぎるよ、ユッキー」
いきなりの豹変に驚きを隠せない雪輝。
一体由乃はどうしたのか?
「せめて今日1日はユッキーとしあわせでいたかったのに・・・」
さっきまであんなに温かい時間を過ごしたのに。
何故!?
逃げ出した雪輝がたどり着いたのは、庭に掘られた穴の前。
するとその時、雪輝の背中を押した者が。
「知りたいか、雪輝」
それは------ムルムル!!
投げ出された穴。
だが衝撃を感じたその場所は・・・あの日、「将来の夢」について作文を書かされて居残りをさせられていた由乃と雪輝がいた教室。
だが、雪輝の手はそこにいる由乃に触れられない。
驚く雪輝の前に現れたのは、ムルムル。
そして、これは雪輝たちの過去のビジョンだから触れることは出来ないというのだ。
この頃、すでに両親を殺めていた由乃には、将来の夢などなかった。
その希望を与えたのは、雪輝だったのだ!!
「天野くんのお嫁さんになる」
そして、ついて来いとムルムルが用意した次元の穴のようなもの。
知りたいのではないのか。
何故由乃が自分を殺そうとするのか。
そして、雪輝が入ったその場所は・・・無数のテレビのようなものが浮かぶ空間。
これは過去から未来へのビジョンだという。
ゲームを面白くするのが自分の役割だというムルムル。
由乃にとっての夢は、雪輝の嫁になるということ。
「所詮叶わぬ夢よな」
サバイバルゲームで生き残るのがひとりだから。
だが、それでも、この先雪輝と一緒にいられる時間が増えると喜んだ由乃。
「お前はどうするつもりだったんじゃ?」
すべてをチャラにするつもりだった。
「神になったら、みんなを生き返らせ、由乃をしあわせにしたかった-------」
だが、心中するくらいなら、殺されてもよかったのではないのかというムルムル。
そして、雪輝に見せた過去のビジョン。
だが、それは今まで体験した出来事と少しずつ違う世界。
ムルムル曰く、そこは1周目の世界だというのだ。
「おぬしが実際生きているのは、2周目の世界じゃ」
そして、目の前に倒れていたのは-------由乃と雪輝のふたり。
1周目のふたりは、所有者を全員倒して生き残った。
だが、
二人が選んだのは・・・心中。
カプセルを飲んで血を流していた雪輝。
だが、由乃は・・・なんとカプセルを飲んだ振りをしたのだ!!
これを1度目の過ちだというムルムル。
「待っててね、天野くん。
私が神になって、生き返らせてあげるから」
そう言って、神となった由乃。
そして、雪輝を生き返らせようとしたのだが・・・。
肉体は蘇生できても、魂は蘇らない。
そう。
由乃はデウスから聞いたのではなく、身を持ってそれを知ったのだ!!
神となり、時間と空間を操る力を得た由乃は願った。
元の雪輝が生きていた世界に戻りたいと---------!!
それを二度目の過ちだというムルムル。
行き先は-------2周目の世界。
そして、由乃がもっとも知られたくなかった事実。
由乃が過去に行ったことで発生した矛盾。
それは元からこの世界にいた由乃の存在。
『由乃』はふたりも要らないのだ!!
そこで、由乃がやったことは、
元の世界に存在する自分を殺すこと。
殺された由乃は、雪輝にお嫁さんになってあげると言ってくれた由乃なのに!!
「両方、本物じゃないか!」
これが3体目の遺体の謎。
あれも本物の由乃だったと言うことか。
だからDNAが同じで、生態認識も通過したということ。
雪輝は必死に由乃の名を叫ぶ。
だが、過去のビジョンに届くはずがない。
その時・・・。
「声・・・天野くんの、こえが、する」
ありえない事態。
そして、殺されそうになった由乃は、最後の力を振り絞り、壁に血文字を書く。
『たすけて』
その言葉に、怒りを爆発させる雪輝。
ビジョンの世界が崩壊し、ムルムルとふたり、穴から抜け出す雪輝。
目の前には、斧を手にした由乃の姿が---------!!
さぁて、ふたりの選ぶ未来は!?
最後に向けて一気に事実が判明した今回。
そうか、あの遺体は由乃そのものだったわけだ。
どちらも由乃なのに・・・。
悲しい事実。
それだけ未来に雪輝という希望しか遺されていなかった由乃。
死者は生き返らない。
その事実を黙っていても、雪輝を生き残らせたかった由乃。
重荷を背負わせ、それでもふたりの未来のために!!
では、最後に神となるのは誰なのか?
二度目のゲームの勝者は?
世界はどうなる。
このままDEAD ENDを迎えるのか。
雪輝と由乃の戦いの決着はどうなるのか。
こりゃ次回がめちゃめちゃ楽しみだ♪
あ、エンドレスだけは勘弁でっせ(^^;)
それはないだろうけど。

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第22話
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