◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆

「もっと先へ――『加速』したくはないか、少年」



今期の大作の1本である今作。

原作はラノベは基本読まないので未読なんですが、評判いいようで、楽しみにしてました。




有田春雪- 梶裕貴
黒雪姫 - 三澤紗千香
倉嶋千百合- 豊崎愛生
黛拓武 -浅沼晋太郎
日下部綸 - 鈴村健一




2046年、ニューロリンカーという携帯端末を用いることで生活の半ばが仮想ネットワーク上で行われるようになった世界。
いじめられっ子ハルユキは、学内ローカルネットの片隅でスカッシュゲームのスコアを伸ばすだけの日々を送っていた。
そんなある日、ハルユキは美貌の上級生黒雪姫から謎めいた言葉を告げられる。
「もっと先へ――『加速』したくはないか、少年」
誘いに応じたハルユキは、ニューロリンカーの量子接続に作用して思考を一千倍に加速する「ブレイン・バースト」というプログラムを受け取る。
こうして「バーストリンカー」になったハルユキは、デュエルアバターを操り戦いに身を投じてゆく







ニューロリンカーという携帯端末を使い、仮想ネットワーク上で授業なども行われる世界。


目の前にモニターなどがなくてもそれが識別できるって世界なんだね。



チビで、おデブな少年ハルユキ。

彼は毎日のようにクラスメイトにパシリをさせられているよう。


そんな彼の唯一の楽しみが、ゲームの世界。


なるほど、アバターに変身して、仮想ゲーム世界へリンクして･･･って表現は分かりやすくていいね。



ピンクの豚に変身して入ったゲーム。

そこで皆の憧れの黒雪姫を遠くから見てるのが幸せなようで。


アバターでも声をかけられないほど内気な性格。


でも、このゲーム世界でなら！！



そして、スカッシュのゲームを始めるハルユキ。


すると･･･豚とは思えない機敏な動き！！
めちゃめちゃ早い！！

うますぎる！！


「もっと、加速しろ！！仮想世界も、現実も！！」


スピードアップするボールが、ついに捕らえられなくなってしまう。

転がったボールがゲームオーバーを告げる。




その時、ハルユキを探してやってきた猫耳のアバター少女・チユリ。


どうやら先ほどのクラスメイトとのやり取りも見ていたようで、幼馴染のハルユキを心配して、ここまで探しに来てくれたよう。

でも、現実世界に戻りたくないハルユキは放っておけと聞かない。



すると･･･なんと強制リンクアウトさせようと、現実のハルユキにゲンコツを喰らわせたチユリ！！


でも、ここ、男子トイレの中！！

心配性もここまでくるとすごいぞ（＞＜）



メールを提出したらどうかと提案するチユリに、それで罰を受けるかもしれないけれど、その後はまたイジメが加速するやもしれない。

それなら黙っている方がいいと、すでに学生生活は捨てた宣言するハルユキ。


「だから、構うなよ、俺なんか！！」


チユリはそんなハルユキが放っておけず、サンドイッチを作ってきたよう。

だが、ハルユキはそんなチユリの好意も、思わず放っておけとはらってしまったのだ。
その腕がバスケットにあたり、床にサンドイッチがばら撒かれてしまう。



悪いことをした、謝らなければ･･･。

そう思うのだけれど、一歩が進めない意気地なしのハルユキ。



そこで逃げるためにまたもゲーム世界へダイレクトリンクするも･･･。


なんと、スカッシュのゲームで、自分より上のスコアを出している人物がいたのだ！！


ゲームでなら。

これでなら唯一負けることはないと思っていたのに！！


涙を流して孤独感に絶望するハルユキ。


だがその時、「この馬鹿げたスコアを出したのは君か」と現れたのは--------黒雪姫！！


「もっと先へ――『加速』したくはないか、少年」


そう言って、明日ラウンジに来いと言い残して去って行く黒雪姫。



翌日、まさかとは思いながらもラウンジへ行くハルユキ。

そこは上級生ばかりの専用場所。
場違いもはなはだしいハルユキの存在を怪訝な目で見る上級生たち。


だがその時、「来たな、少年」


声をかけたのは黒雪姫！！

何故彼女が、下級生のこんな丸っこいのを？
皆、驚きを隠せない。


しかも彼女は、恋人同士がするような、思考発声が出来る直リンクをするため、首にあるニューロリンカー端子を相互に繋いだのだ！！


流石にこれには動揺が走るラウンジ。



直リンクすることで、実際に会話しなくても、直接思考内で会話できるのね。

これは内緒ごととかにはめちゃめちゃ便利じゃん。



これはなんのいたずらか。

思わずそう聞いてしまうハルユキ。
それに、ある意味そうだと答える黒雪姫。



「私はこれから君のニューロリンカーに、ひとつのアプリケーションを送信する」


これを受け取れば、ハルユキの現実世界は破壊され、再構築されるというのだ。




だが･･･今のハルユキのリアルは、決して楽しいものではない。


「望むところですよ」

それを受け入れたハルユキ。



そこには炎で描かれた『ブレイン・バースト』という文字。

このプログラムは一体何なのか？


だが、インストールに失敗するかもというのだ。


それも難なく受け入れるハルユキ。



だがその時、アラヤがハルユキにたかりにやってきたのだ。

しかも黒雪姫は、間違って動物園からやってきたアラヤくんと言ってのけたのだ！！


怒り心頭の彼はすぐにハルユキに殴りかかろうとする。


その時、黒雪姫が叫ぶ。


「今だ、叫べ！！バーストリンク！！」


思わず復唱してしまうハルユキ。

「バーストリンク！！」



すると--------世界は停止したのか。

青い色に塗られたその世界。


豚のアバターでリアル世界から抜け出すハルユキには何が起こったのか理解できない。

その時、黒雪姫も背中に羽を持ったアバター姿で現れたのだ。


これはブレインバースト世界下にあるという。

「これが加速世界」

この青い世界は、ソーシャルカメラが捕らえた映像を３Ｄ化し、脳にその映像を送り込ませているというのだ。


ここはバーストリンクが住まう世界だという黒雪姫。


現実世界の1秒が、16分40秒の世界。
だから停止したように見えるのだという。


なるほど、まさに加速世界。

だからここでは瞬時に判断しなければならないことも、時間が解決してくれる場合もあるって事ね。



で、これならアラヤの事もよけられると思ったハルユキ。

だが、黒雪姫はここは殴られろというのだ！！


当然痛いからイヤだというハルユキ。

でも、アラヤは今までソーシャルカメラの死角で悪さをしてきた。
だが、今は公衆の面前で、カメラも作動している場所での暴挙。


完全に言い訳は出来ない。


そこでハルユキは、暴力で彼をねじ伏せるより、このチャンスを使うことを選択。


黒雪姫は今回の事を最大に利用しようということで、現実世界へ戻った時、後ろに吹き飛べとアドバイス。


そしてバーストアウトしたその瞬間、後ろへ吹き飛んだハルユキは、なんと黒雪姫を巻き込んで窓へ激突させられてしまったのだ！！


なるほど、黒雪姫を巻き込むことで、更に事を大きくしたのか。

しかも彼女、額から血まで流してる！！


流石に心配するハルユキですが、黒雪姫はむしろよく我慢したとハルユキを褒め、その足を優しくなでてくれるのだった。


ハルユキドキドキ～♪


でも、これでアラヤは無事護送されていったようで、二度とハルユキの前には現れないだろう。



最後に、明日まで絶対にニューロリンカーを接続するなと言い渡す黒雪姫。

ハルユキはおとなしくそれに従うことに。




夕刻。

学校を出ようとしたその時、ハルユキを待っていたチユリ。


アラヤに殴られた傷を心配するチユリに、改めて謝罪をしようとしたその時。


もうひとりの幼馴染のタクムが！！


彼は1年でもう剣道の大会で優勝するような実力の持ち主。

真面目そうな彼は、どうやらチユリが好きなのかな？


彼女の手作り弁当のおかげだなんていってるけど。


だが、チユリがハルユキのためにも弁当を作っていったことを知っていたタクム。


もしや彼はすでにアラヤの事も知っているのか？
チユリが話した？



疑心暗鬼になったハルユキは思わずふたりから逃げ出してしまう。



所詮自分のリアルなんてこんなもの。

アラヤはいなくなっても、また誰かが自分を踏みつけるだけ。


そんな目で見るな！！


もっと遠くへ、高く飛びたい----------！！



「それが君の望みか？」


聞こえた声は誰のものか。

夢から醒めたハルユキ。


学校へ行く前に母親から、ニューロリンカーの接続が切れているといわれ、接続するハルユキ。




すると--------。

マンションのエントランスを出てすぐに何かの境界線を踏み出したことを察知したハルユキは、青い加速世界へ誘われてしまったのだ！！



そこで「ニューチャレンジャー」の文字と、ファイトでゲームの始まりが告げられる。



すると、なんとハルユキの身体がデュエルアバターとなり、メタルなターミネーターに変身！？

しかも背の高いすらっとした普通の体系になってるし！！



なんだこれ。


だがその時、奇声をあげてこのファイトを喜ぶ男が改造バイクに乗って現れたのだ！！

アッシュ・ローラー。


こりゃ鈴さんぴったりじゃん♪





早速戦いを強いられることになってしまったハルユキ。


だから接続は切っておけって話だったのか。

黒雪姫が説明入れるまで待てって話だったんだろう。




突拍子もない世界で、専門用語バリバリで、馴染むまでに時間はかかりそうだけど、勢いがあって面白い設定。


リアルと仮想の狭間で揺れるハルユキが結構等身大に描かれてていいねぇ。



梶くん、最近こういうヘタレっぽい役が多いけど（＾＾；）


これからハルユキがどんな風に成長していくか、この世界の目的とか、何故こんな世界が存在するのか。


そして黒雪姫の役割は？


今後の展開が気になる所。



Ｍａｙ’ｎちゃんのＯＰも大ちゃんらしい音楽で、いい感じにマッチしてるし、これはこれからが楽しみな作品ですね。





 ←よろしければ、ポチっとお願いいたします♪





楽天ブログではＴＢ受付出来ませんので、ＴＢは下記2ndブログにお願いいたします。




送信確認・TB一覧は下のタイトルでリンクしております
　　　　　　　　

＜トラックバックＵＲＬ＞　http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/9c9521099b6dacb5d83f7817ac5d737e/ac