この想いから、自由になれる----------!!
小学校からずっと一緒だった高校3年生の良(三浦春馬)と、洋子(波瑠)達也(大野拓朗)
部活の引退を皮切りに、卒業すれば3人の関係も変わると信じていた良。
彼は実は洋子の事が好きだったのだが、洋子はすでに達也と付き合っていた。
達也の事も大事。
だから、自分の想いは隠して、ふたりの傍にいたのだが・・・これでようやく離れられると・・・。
だが-------ある日、突然この関係が変わってしまう事態が発生。
なんと、
達也が学校の屋上から転落死してしまったのだ!!
目撃者は口を揃えて、達也は急にバランスを崩して落下したというのだが・・・。
達也には自殺する理由がないのだ。
親友なら達也の別の部分も知っていたのではないのか。
刑事にそういわれたけれど・・・自分は知っているようで達也の事を何も知らなかったのか。
だが、自分の事は大丈夫だから放っておいてといわれ、洋子は気丈に振る舞い、冷静で大人な対応。
でも・・・彼女は泣いて取り乱したり出来ないだけなのだ。
悲しいけれど、それをずっと表にも出せないで苦しんでいる。
そんな洋子の事を理解できなかった良。
だが翌日、達也の部室のロッカーが荒らされているのが発見される。
ユニフォームや何やらが散乱する部室に座り込んでいた洋子を見て、驚きを隠せない良。
「こんなの、許されないよね」
怒りの洋子。
だがその時、部室を覗いていた女子・美代子(三吉彩花)が!!
美代子はすぐに走って去って行ってしまうのだが・・・彼女、実は達也の葬儀の場で突然気を失った子だったのだ。
何か怪しい。
荷物を纏めて、達也の母に会いに行くふたり。
そんなふたりを出迎え、達也の生きた証をもらって欲しいと言う母親。
「達也、何で死んじゃったんだろう」
洋子の手を握ってむせび泣く母親に、思わずもらい泣きしてしまう良だった・・・。
何故達也は死んだのか?
それが気になった良は、彼が最後に目撃された屋上へ向かう事に。
ここで達也は何をしていたのか?
ほかに誰もいなかったのか。
いたとしたら、何故そいつは?
だがその時・・・屋上に姿を現した女子生徒が!!
すぐに逃げ出したその子は-----
美代子!!
またこの子なのか!!
美術部員だという彼女は、よくサッカー部の練習を見に来ていたと洋子はいう。
恐らく達也目当てで・・・。
だとしたら、洋子と一緒にいる姿は見たくなかっただろう。
自分が知らないだけで、誰かを傷つけている場合もある。
そこで美代子に話を聞くことにした良。
だが、あの日、達也を部室で見ていなかったのかと、彼女を追い詰めるような形になってしまい、逃げられてしまったのだ。
そこへやってきた洋子は、何を探っているのかと不審げな表情。
良はただ知りたいのだ。
何故達也が死んだのか、その理由を。
洋子は平気なのか?
「平気じゃない」
放課後、良は女子更衣室を伺う人影を発見。
そいつは
デジカメで女子を撮影していたのだ!!
思わず声をかけた良は逃げ出した男を追いかける。
そいつは--------
なんと担任の井本!!
・・・最悪(><)
どうやら彼はキャバクラ嬢に熱を上げて借金を作ってしまったよう。
それを返済するために、女子高生たちを撮影して金を作っていたよう。
ますます最悪な教師(><)
呆れてものが言えない良。
良をご飯に誘い、言い訳をはじめる井本だったが・・・どうやらこれで見つかったのは2回目だというのだ。
1回目は--------達也に!!
そう、
彼が達也のロッカー荒らしの犯人だったのだ!!
どうやらデーターの入ったSDカードを回収するのが目的だったよう。
となると、まさか達也と最後に一緒にいたのは井本!?
良は思わず疑ってしまうのだが、井本は必死になって、その日も撮影をしていたと、証拠となる画像を見せてくれたのだが・・・。
そんな証拠写真イヤだ(><)
だがそこには、美代子が部室から鏡のようなものを反射させている姿が写っていたのだ!!
彼女は何をしていたのか。
再度美術部を訪ねた良は、そこで鏡を発見する。
その光が自分の目を刺したのだ。
まさか-----!!
その光を反対側の校舎の壁にあててみた良。
そこへ--------美代子が。
思わず走り出す美代子を追った良と洋子。
行き着いた先は、屋上。
「私が殺した----。
私が先輩を殺しちゃった----------!!」
ちょっとでいいから自分を見て欲しかった。
それだけなのだ。
気づいて欲しくて、鏡の光を向けたその時、達也はそのまぶしさに脚を滑らせ落下・・・
不幸な事故だったと。
まさに小さな故意。
達也に悪意はなかった。
でも、美代子の差し入れを部員たちに振舞ったりして、彼女の気持ちと向かいあっていなかったのも事実。
彼女は自分が殺したと、自分を責め続けただろう。
眠れない日々を過ごしただろう。
思わず後ずさり、美代子はそこから飛び降りようとするのだが、それをとめた良。
だが、もみ合う拍子に、美代子は階段から落ちてしまったのだ!!
救急車で運ばれる美代子をみながら、このことはふたりだけの中にとどめておこうという話をした良と洋子。
退院後、美代子は転校。
1年後-----再び良は学校へ。
そこで洋子と偶然再会。
彼女は今、達也の意志を継いで東京の大学へ行ったよう。
良は・・・浪人中のようで(^^)
久しぶりに会ってふたりで話をして・・・時間の経過を感じる良。
だが、彼の中で消えない疑問。
「どうして達也はあの屋上にひとりでいたのか。
そして、もうひとつ・・・」
あの日、洋子は自分の後ろから来て、達也の異変を知らせてきた。
洋子はあの日、達也と一緒に屋上にいたのではないのか。
確信めいた発言をする良。
そして、美代子が飛び降りようとしたあの時。
「あなたのせいじゃない!!」
そう叫んだ洋子。
それがずっと気になっていたという良。
「そうだよ、あの屋上には私も一緒にいたよ」
そう告白する洋子。
実は洋子は達也から離れるために東京に行くことにしたのだ。
もう、達也の隣りにいることがイヤになってしまった。
達也が嫌いになったわけじゃない。
でも・・・。
達也はあの日、自分も一緒に東京に行くと言い出し、別れる位なら死ぬと言い出したのだ。
そして屋上のフェンスに登った達也。
このままでは一生達也と別れられない。
それが怖くなった洋子。
その時。
あの光に気づいた洋子は、思わず達也にあの光は何だろうと指差したよう。
光を目に入れてしまった達也はそのまま転落---------。
「良ちゃん、私が達っちゃんを殺したんだよ」
涙を流しそう告白する洋子。
何故達也と離れたいと思ったのか?
その本当の意味を悟ったのは・・・サッカー部最後の試合の後。
緑の美しい土手で寝そべった3人。
その時、どうしても衝動をとめられなかった良は、こっそり洋子の手に触れたのだ。
眠った振りをしてその手を握り返した洋子。
あの時、傷つくかもしれないけれど、本当の事を話していれば、あるいはまた前に進めたかもしれなかったのに・・・。
「ごめんね、良ちゃん」
すべては既に過去--------。
大きな傷を負った二人が一緒になることは・・・二度とないのだろう。
洋子の告白に、全て後のまつりだったことを知った良。
ふたりの傍に一番近くにいたのは自分だった。
なのに、何もわかっていなかった。
涙を流し後悔に崩れる良だった-----------。
だが・・・どうやら達也が洋子と一緒に東京へ行くと決めたのは、あの日、亮と洋子が手を繋いで寝転んでいるのを見てしまったからだったよう。
なんだかちょっと「タッチ」を思い出す関係性だったなぁ。
好きってだけで、ちょっとしたいたずらが取り返しのつかない事態を巻き起こした美代子はお気の毒だったけど。
誰が悪いのか。
誰のせいなのか。
小さな故意が産んだ、悲しいお話。
でも、誰が一番可哀相って、やっぱ達也母だろうなぁ。
最後までヘタレだった良にも共感は出来なかったけれど、二重三重に仕掛けられた設定は面白かった。
救いがない話ではありましたが、嫌いじゃない(^^)
まさかの高校生役復活の春馬くん。
やっぱ教師よりこっちのがしっくりくる気が・・・(わはは)
後半巻き返してきたね~♪
ナビゲーションパートで、やってきたのは・・・娘。
明日は娘の誕生日。
なのに自殺するはずなんてない。
そう確信する『私』ですが・・・。
「自殺するなんて・・・」
そんな言葉は娘からは聞きたくなかった。
絶望する『私』の前に、またも新たな人物が!!
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