「じゃぁ・・・私が好きになった葉月くんは、どこにいるの--------?」
いよいよこの切ないお話にも決着の時が--------!!
島尾なのか、葉月なのか。
自分が好きになったのは誰?
「どこ・・・かな」
そう返事するしか出来ない島尾。
六花も戸惑いを隠せない。
島尾が好きだった。
「でも、葉月くんを好きになったのは、事実で・・・」
島尾がいなくなったとき、こんなに悲しいことがあるんだなと思った。
でも、世界はちょっとやそっとじゃ壊れなかった。
外見は葉月だけど、その投げやりな感じで、少しいじわるそうなのも島尾そのもの。
そんなふたりのやりとりを見て、六花が自分の事を好きになってくれたこと、両想いなことに嬉しさを隠せない葉月。
憧れた、島尾の色彩。
何を考えて花を生けているか。
昔、島尾が言った
「花は咲くときに咲く、春は来るときに来る」
それがお気に入りだった六花。
分かっているのだ。
今がその時。
島尾にだって、もうここにいちゃいけないと・・・。
「どうしたら僕は、君から離れられるのかな」
あの時六花が呼び止めてくれたから、どこにもいかないと思った。
「多分僕ひとり、根腐れを起していたんだ」
島尾を苦しませているのは自分。
ようやくそれに気づいた六花。
このままではただみんな苦しいだけ。
「悲しいだけなのは・・・もう・・・」
まずは葉月に身体を返すこと。
それからはどうするか?
「一緒に骨になる?」
その言葉に動揺する葉月。
「六花ちゃん、こっちに来る覚悟、ある?」
島尾の癖は、道具をポケットの中へ入れること。
そこに入っていた花用のハサミ。
それを何に使うというのか!?
焦った葉月は島尾をとめようと必死に食い下がる。
「店長、生きようよ!!」
そして、思わず手を伸ばした葉月。
だが、島尾の強い想いにか、弾き飛ばされて・・・気づいた先はまたもメルヘン世界。
今度は鳥かごの中か・・・。
自分はとんでもない事をしてしまったのではないのか。
涙を流し悔やむ葉月。
そして・・・島尾は六花の命を奪うべく・・・
その首筋に大きな歯型をつけたのだ。
びっくりする六花に、手当ては葉月にしてもらえと。
目にいっぱい涙を浮かべ、必死に泣くのを我慢している六花の頬を引っ張り、
「これで君もこっちの仲間入り」
実は自分は吸血鬼だと笑って・・・意識を失った島尾。
葉月の体を抱きしめた六花。
離脱する島尾。
散骨は六花が美しいと思った景色にまいて欲しい。
それが島尾の願い。
そして------目を覚ました葉月。
目の前には本物の六花の姿が!!
生きていてよかったと、手を伸ばして六花の頬に触れる葉月。
だが・・・自分余計な事をしたために、六花にも、島尾にもしんどい想いしかさせなかった。
すみませんと謝罪する葉月。
だが、六花はその手を掴みなおし、感謝をする。
「葉月くん、ありがとう」
ずっと気づけなかった、ひとりぼっちの島尾の事。
「見つけてくれた。
身体を張ってそのことを知らせてくれた。
葉月くんがいてくれてよかった。
私はあの人のほかに好きになったのが、あなたでよかった--------」
その告白に、思わず涙をこぼす葉月。
そして六花を抱き寄せ、今までメルヘン世界にいた話を聞かせる。
そこで骨の話も聞いたという葉月。
「俺は、店長とあの人の記憶の一部を共有できる、唯一のつもりでいるんです」
だから六花には葉月以外ナシってことで。
葉月は島尾に身体を渡して、色んな体験をして、すごく積極的になったなぁ。
六花のためだけをずっと思っていたけれど、でも今は気持ちがちゃんと自分にあると分かったから、すごく強気♪
うん。
でも、多少強引な方が葉月にはいいのかもしれない。
ちょっと臆病な六花を引っ張っていくには、それくらいの気概がないとダメなんだろう。
そして、
キスをしかけて、再婚はいつかとか、すごく気が早い!!
わはは!!
でも、
六花の首筋に噛み跡を見つけて、嫉妬全開!!
そして、そこを舐めながら葉月は六花が許すら、島尾の骨を一緒に食べてもいいと言い出したのだ。
味見程度に舐めてもいい。
「これから先の店長の時間は、全部俺がもらうんだから」
死ぬまで生きていく、この奇跡を---------!!
「好きです」
今の方が夢のようにふわふわしてる。
六花についに告白する葉月。
「僕は六花ちゃんをしあわせにしたい」
島尾の想いが、今叶う・・・。
そして----------今日も島尾は空を飛ぶ。
今はもう、フラワーショップだけでない世界を飛ぶことが出来るのか。
散骨したからって意味なのかな?
六花のあとを追うように、65歳で亡くなった葉月。
葬式の後、ふたりに生まれた娘と、ミホは一緒に昔を懐かしんでいるよう。
焼けちゃう位仲がよかったと話すミホ。
娘のユキは、父は六花より長生きできたらそれでいいと思ってたと話す。
亡くなる前日まで土いじりをしていたという葉月。
しあわせな人生だったんだね。
今度はユキが旦那と一緒にこの店を継いで行くという。
その背中には・・・今日も葉月が浮いている。
だがこの家には、開かずの間が存在するのだとか。
そこへやってきたのは・・・ユキの息子。
孫、六花にそっくり~~~♪
めちゃ可愛い!!(>▽<)
開かずの間は、島尾の部屋。
そこへ案内する島尾。
扉を開くと--------そこには一面の花畑が!!
驚きを隠せない孫。
「なんてね」
島尾がもう一度扉を閉じて開けると・・・そこはもう普通の部屋。
孫に頼んでこの部屋の荷物をすべて処分して欲しいという島尾。
「この場所は大切にされすぎた」
でも、もう本当に必要なくなったから。
そしてもうひとつ。
「僕の事、おじいちゃんって呼んで」
「え~!?おじいちゃんはいなくなったよ」
その言葉に島尾は笑って天井をすり抜け、空へ飛んでいくのだった----------。
島尾ぉぉぉ!!
お前はちゃんと幸せか~?
そういいたくなる最後だったなぁ。
このままいっそ召されてくれたらと願うばかり。
最後の流れがまた秀逸だったねぇ。
駆け足感は否めなかったけど、それでもほんわかあったかいものが見れたラストだった。
最後までふたりを見守り続けた島尾は、それはそれでしあわせだったんだろう。
笑顔だったし。
あれから島尾の存在は葉月に見えたんだろうか?
でも、島尾はきっとふたりと・・・生まれてきた子供のしあわせを見守ることがしあわせになったんだろうなぁと思う。
もどかしい恋にどっちも応援したくなったし、3人とも幸せになってほしかった。
その答えがこの最終回だったなぁと。
途中メルヘン世界が長くて話がループ状態だったんですが、それでも知れば知るほどお気の毒になっていくキャラが二転三転して、揺れ動く気持ちも本当丁寧に演じてくださった役者さんたちの演技にも拍手だった。
いい作品だったなぁと、しみじみ。
ノイタミナらしい選出だったかと。
さぁ、これで心置きなく原作に手がつけられる~♪
次回作も楽しみだ!!
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