兎丸の志----------。
3部前半のクライマックスという今回。
序盤からずっと清盛の傍で片腕となり一緒にやってきた兎丸。
いい話だったなぁ。
今回は時計を一回も見ないで集中して見てしまったわ。
アバンは遮那王と弁慶の姿を。
後半は兎丸と清盛を。
メリハリの回でした(^^)
義経と弁慶の出会い--------------!!
五条大橋で大太刀回りを始める弁慶。
赤い衣を纏った義経を禿だと思ったようで、戦いを挑んできたのだ。
だがそれを飄々とかわす遮那王。
「急いでおるというのが、分かりませぬか」
橋の柵の上に立つ姿、いいねぇ。
本当数年前の義経を思い出す~♪
だがそこへなんと本物の禿たちが!!
囲まれた二人は背中を合わせ、禿たちと戦うことに。
だが、禿たちは二人には敵わぬと見たか、すぐさま引き上げてしまったのだ。
一体何だったのか。
驚くふたり。
だがまだ戦いを挑んでくる弁慶に、今度は膝下を狙い撃ちした遮那王。
弁慶の泣き所っすね(^^)
それで戦意喪失か。
だが、弁慶は無数の刀や武器を持ち歩いていた。
それは今まで倒した者たちのものか?
「いずれ源氏が挙兵するときのためじゃ」
その言葉に目を輝かせる遮那王。
そして、母が常盤だという話を聞き、彼が牛若だと悟った弁慶。
大きくなったと遮那王の成長を喜び、彼の身体を高く持ち上げて喜ぶのだった・・・。
驚き戸惑う遮那王が可愛い~♪
その頃、禿を使って、
「平家にあらずんば、人にあらず」と、少しでも平家にたてつく者たちを容赦なく断罪して行く時忠。
廊下もおちおち渡れないのか(><)
摂関家の人たちも、また報復を受けたらたまらないと怯えるばかり。
禿たちの目が怖いって!!
だが、あんな童たちにこんなことをさせて、清盛はこれでいいのか?
そう進言する兎丸。
「あんなもん野放しにしとったら、いつかえらい目に合うで」
だが、兎丸の言葉も今の清盛には届かない。
その頃帝に嫁いだ徳子は中宮に。
そこで時忠や平家の一門も出世。
お前もか~(><)
だがここ最近の清盛のやり方を、西行は心配だという。
最近の清盛はどこか生き急いでいるように見えるというのだ。
時子はその言葉に、平家は清盛と一蓮托生だと、どんな試練も受けると決意を告げるのだった・・・。
そしてついに清盛と後白河法皇に宋から書状と献上品が届けられる。
宋の皇帝の兄である趙伯圭が日本と貿易を認めるという手紙だったのだ。
だが、当然摂関家はなんだかんだと今までに前例がないからダメだと認めない。
これを法皇だけが逆に頭が固いとこの貿易を認めるのだ。
西光はそこで、宋への返書を清盛に書かせてはどうかと提案。
大輪田泊を見て伯圭は認めるだろう。
この国の頂にいるのは清盛だと・・・。
だが、半年での普請を
3月で完成させろと無茶を言い出す清盛。
これは兎丸たちに不眠不休で泊を作れといっているも同然。
当然非論困憊になってしまった大夫たち。
そして、
ついに蝉松が大怪我をしてしまったのだ!!
何のための泊か。
民のためではないのか?
必死に訴える兎丸。
だが、清盛はこの次はないと、なんとしても3月後の伯圭の入港を大輪田でと譲らない。
すると、
なんと蝉松が自分を人柱にと言い出したのだ!!
それで清盛が夢見た国作りが出来るのならと。
そして、なんと清盛は蝉松を討とうとしてしまったのだ!!
当然それを全力で止める兎丸たち。
ここでくじけるわけにはいかないのだ。
こんなさまつな事で言い出す清盛。
兎丸はこの言葉でついにキレてしまう。
「もうしまいや!!」
義と悪をひっくり返そうとして清盛についてきた。
だが、今の清盛は悪だと言い放つ兎丸。
悪と悪がひっくり返っても、また悪が表になるだけ。
「お前の国づくりは、盗賊が物盗むんとおんなじや!!」
ついに兎丸との決別。
あぁ。
清盛の夢もここまでか。
清盛を聡そうとする盛国ですが・・・。
だが、誰にも、盛国にも自分の気持ちは分からないという清盛。
その頃、福原を出た兎丸たち。
文句ばかりの兎丸たち。
そんな彼を諌めたのは、桃季。
父の仇の息子。
それでも清盛が面白いと思ったからここまで着いてきたのではないのか?
けれど結局清盛は平家がのし上がることしか考えていなかったのだ。
それが悔しい兎丸。
朝には戻るから、ここで飲ませて欲しいと妻に願う兎丸。
そして、また海賊船乗るのはどうかと言う仲間たち。
酒が切れたと、買いに行かせたところへ・・・
なんと禿たちが姿を現したのだ!!
「もうやめい」
童たちに向けた兎丸の忠告は・・・届かない。
囲まれた兎丸。
そして-------。
翌日、戻ってこない兎丸を心配して大夫たちが清盛の屋敷まで訪ねてきたのだ。
不安を感じた清盛は、彼らと共に兎丸を探しに行くことに。
そして----------赤い羽根を無数にその身体に突き刺された状態で、倒れている兎丸を発見した清盛。
すぐさま駆け寄り、体から羽を抜いた清盛は、兎丸の身体をただ抱きしめるしか出来ない。
声もない、涙もない。
ただ呆然とするだけ。
これこそ、強烈なしっぺ返し。
禿を排除しなかった清盛の失敗。
まさに兎丸の言葉通りだったわけだ。
時忠には処罰を与えず、ただ自分を見ている禿たちを見た清盛は
「禿は、始末せよ」と命じるのが精一杯。
時忠はようやく自分の仕事を見つけたと思っただろう。
だがこれでまた彼はまた道を見失ってしまっただろうなぁ。
本当平家のトラブルメイカーだよなぁ、時忠は。
もう兎丸は戻ってはこない。
それでもまだこの修羅の道を進むか。
清盛の描く国作りのために。
盛国は返事をしない清盛に、自らの決意を示す。
「ならば、盛国も共に」
清盛はその言葉にこらえきれず、涙を流すのだった---------。
唇を震わせ、涙を耐えようとする清盛の姿が印象的だった。
松山くん、いい芝居してくれたなぁ。
そして、棟梁の仇と、清盛を襲いに来た男達。
だが、その時、経文を石に書いていた清盛。
人柱など立てずとも、兎丸の名を刻んだこの石があればいいのだと。
「兎丸の志こそが、新しき泊の礎じゃ」
大切にその石を抱きかかえる清盛。
清盛の言葉に、海賊たちは涙を流し兎丸を思って涙を流すのだった・・・。
そして、1年後-------ついに大輪田泊を完成させた清盛。
今も残るその軌跡がすごい。
いやぁ、今回は泣けた。
兎丸に刺さった赤い羽根がまたなんだか儚げで、美しい絵だった。
でも、禿たちは清盛が褒めてくれると思ったんだろう。
期待に満ちたまなざしがまた可哀相で・・・。
これはやはり時忠の罪だよなぁ。
彼がこの償いをすることはないのかしら。
兎丸の言葉。
そして志。
仲間を大切にする姿。
そういうのを清盛は背負って行って欲しい。
けれど・・・ここからは平家に影が・・・になるんだよなぁ。
ターニングポイントの、そして思い出に残るような1回だったわ。
重かった。
加藤さん、長い間お疲れ様でした。
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