自分自身の証明---------!!
全く違う事件かと思えば、すべて伏線で繋がっていたという。
ふたりでひとつの名前を持つという不思議な話。
それにしても、なんかあっという間に右京とカイトが馴染んでる気がするんですけど?
早くない?
こんなもんなのかなぁ。
もう少し右京に反発して、俺だって~!!って頑張るカイトの姿ってのが見たかったんだけどなぁ。
まぁ、これはこれでいつもの相棒ノリではあるので・・・とは想いましたが。
宝石強盗事件発生。
店内に煙が充満して警備員と従業員が外へ出た後、警察が駆けつけるまでのわずか6分の間に消えていた宝石類。
カメラには真っ白になった映像しか写されていなかったが、それを見た右京は、犯人は内部の人間だと断言するのだった・・・。
そこへカイトに、交番次代の後輩からメールが届く。
なんでも、その時期に懐いてしまった女子高生がカイトに話があるというのだ。
交番次代がどんなだったか、すっかり興味を持った右京は一緒についていくことに。
カイトが姿を現した途端、嬉しそうに駆け寄り、話をしだす女子高生達。
なんでも昨日、神社の階段で倒れている人を発見したというのだ。
すぐに救急車を呼ぼうとしたその時、階段の上に人影を見たというのだ。
だが、その倒れていた男性は、足を滑らせただけだというのだが、声をあげた途端に消えた人影は怪しすぎる。
そこでその運ばれた男性の入院した病院を訪ねる右京たち。
彼はシステムエンジニアの滝浪正輝。
やはりここでも足を滑らせたといっているのだが・・・。
身分証代わりにパスポートを持っていた彼。
そこでそれを見せてもらうと、そこから名刺が3枚。
人材派遣会社のものと、NPO法人のもの。
就労困難者を支援する団体のもえぎ色の会の皆本恵美。
どうやら彼はNPOのHPの作成をしているそう。
だが、室内の仕事だといいながら、彼の腕には腕時計の日焼けの跡があったのだ。
それが気になった右京とカイト。
そこで彼を自宅まで送ると言い出すのだが・・・。
一端部屋のある階まで送り届けながら、再度エレベーターでその階へ戻って来た右京たち。
すると、なぜか滝浪はまだ家の前にいたのだ!!
何故家に入らないのか?
すると彼は慌てたように鍵は隠してあると、家の横にあるもの置き場の扉を開け、鍵を取り出す。
だがそこへひとりの女性がやってくる。
すると、彼女は人の家の前で何をやっているのかと、文句を言い出したのだ。
滝浪は、彼女を内縁の妻だと言って、中に入れろというのだが・・・その女性は、「あんたなんか知らないわよ」と言って、締め出してしまったのだ!!
これはどういう事なのか?
今、喧嘩中で・・・という滝浪だが、これは怪しい。
そこでもう一度パスポートを調べてみると言い出す右京。
早速データーを写真にとって角田に調べてもらうことに。
「自分が自分である事を証明するというのは、案外難しい事なのかもしれませんねぇ」
そして、レンタルでDVDを借りたという滝浪の証言に、防犯カメラを調べると・・・。
そこで、「滝浪正輝」の名前で確かにDVDは借りられていたのだが・・・写っていたのは別人だったのだ!!
女房には知らない人だといわれ、借りたはずのDVDは別人が・・・。
こうなると、逆に彼は階段から落ちて頭を打ったことで、別人だと思い込んだか?
そんな推理を立てたカイトを、面白い言語だという右京。
「基本的な考えのスタンスが明示されていないにもかかわらず「逆に言えば」と言いました。不思議ですねぇ」
なりすましの逆が頭の打ち所が悪かった・・・というのもおかしな話だと。
彼は滝浪正輝ではないのか?
でも、そもそも特命はこんなことやってていいのか?
「いいんじゃありませんか?面白くなってきましたし」
そこへ角田から電話が入り、先ほどの滝浪のパスポートは本物だという事が判明したのだ!!
ますます分からなくなる「滝波」の存在。
そこへ、先ほどの滝浪の妻の富田明美から電話が入り、右京に折り返して欲しいとの電話が入ったというのだ。
すぐに折り返すと、まだうちのと一緒なのかと言い出す明美。
そこで電話を滝浪に変わろうとしたのだが・・・彼は突然倒れてしまったのだ!!
慌てて救急車を呼ぶカイト。
だが、病院に搬送した後、滝浪は姿を消してしまったのだ!!
そこで杉下は米沢に調べて欲しいことがあると連絡をするのだが・・・彼の方も一課と同伴し、なにやら立て込んでいるよう。
どうやら、先日強盗があった、あの宝石店の警備員が殺されたよう。
仲間割れか?
だが、被害者の家のゴミ箱にあったメモに「滝浪正輝」の住所が書かれてあったのだ!!
事件に繋がりが出来た「滝波」の名前。
だが、こうなると「滝浪」はふたりいるかもしれないのだ。
そう、DVDを借りに来た男と、本物のパスポートの男。
そこで明美に話を聞くことに。
どうやら彼女と同棲していたのは、DVDを借りていた男の方だったよう。
男に頼まれて右京に電話をかけたよう。
だが、なんと男の部屋には盗聴器が仕掛けられていたのだ!!
つまりあのパスポートの男はこの部屋に来たことがあるという事。
彼は宝石の横取りをしようとしていたのではないのか。
恐らく彼は何らかの目的で盗聴していた際、偶然警備員の増田と男が宝石強盗する計画を聞いてしまったのだろう。
発煙装置は男の仕業。
警備員の増田が充満した煙の中、まんまと宝石を奪い、それを配達受け取りのサインがいるエクスパックの中に入れて、避難のために外に出た際、店の前にあるポストから、あのマンションへ送ったのではないのか。
それを奪おうとして、パスポートの滝浪は、荷物は大阪に送ったというかく乱のメールを増田になりすまして男に送りつけたのだろう。
だが、荷物も来ない事で、増田が裏切ったと思った男は、彼を殺してしまったのではないのか。
そして、まんまと荷物を受け取るパスポートの「滝浪」姿が監視カメラに写されていたのだ。
そこで、今度は彼が持っていた名刺のもえぎ色の会の皆本恵美を訪ねたふたり。
彼女の告白で、滝浪が「立野」という名で生活支援を受けていた事が判明。
そして、階段から突き落としたのは恵美だと・・・。
彼女に協力してもらい、立野の居場所にたどり着いた右京とカイト。
そもそも何故、立野は滝浪を調べていたのか?
「我々...すっかり騙されてしまいました。
本物の滝浪正輝とは一体誰なのか?
ええ...。
あなたこそが本物の滝浪正輝だったんですね」
そう、彼は犯罪者に身分を売ったのではないのか。
「滝浪」名義の口座はここ2年、詐欺や不正で使われていたことが判明していた。
流石に言い逃れも出来ず、滝浪は全てを話すことに。
職もなくあてもない生活をしていた滝浪に声をかけてくれたのがもえぎ色の会の恵美。
彼女の協力に支えられ、社会復帰しようとしていた滝浪。
いつしかふたりは付き合うようになり、子供が出来たというのだ。
子供のためにも、自分を取り戻すことを考えた滝浪。
そして今、自分の名前を使っている矢島という男を調べ、あの家にたどり着いたと。
偶然聞いてしまった宝石強奪計画。
そこで宝石を横取りしてやろうと思ったよう。
だが、矢島を調べることにいっぱいで、職探しもせず遅くに帰ってくる滝浪に、自分が嫌いになったのではないかと、恵美が不審に思って後をつけてきていたのだ。
それで口論になり、突き落とされる形で階段から落ちてしまったよう。
それでも恵美を守るため、何も言わなかった滝浪。
すみませんと謝罪し、受け取った宝石が入ったエクスパックを右京に差し出す滝浪。
彼は窃盗、盗聴、住居侵入の罪に問われることになる。
だが、自首した方が罪は軽くなると、彼を促すカイト。
「ちゃんとしなきゃでしょ、子供も出来たんだから」
そして、土下座して二人に感謝し、立ち直ることを約束する滝浪。
矢島もまもなく逮捕されたよう。
女子高生は、自分たちも社会の役にたったと大喜び。
それにお礼をかねて今日は右京がおごってくれるようで(^^)
「なんか享、逆に事件解決してるよね」
特命行ってからの方が・・・って、悦子も「逆」って使ってる!!
さすが恋人同士♪
自分自身の証明って、簡単そうで難しい。
今日も花の里で幸子と話をする右京。
生まれた時から個人に番号が与えられるのと、申請型の戸籍と・・・どっちがいいんだろうね。
管理は絶対番号だと思うけど。
日本もいつかそうなる日が来るんだろうか?
今回は事件も複雑に絡み合って、滝浪なる人物の曖昧さが面白い味になってたね。
私的にはカイトと右京の距離が気になったけど、おおむね楽しめたと思う。
女子高生におごるシーンで右京に「すいません」なんて申し訳なさそうにしてるカイトが違和感だったわ。
いつからそんな近くなったんだって(^^;)
ま、息もあってきたって事でOKか。
個人的には反発しながらも・・・な姿勢がよかったんだけどなって事で。
◆キャスト
杉下右京:水谷豊
甲斐亨:成宮寛貴
笛吹悦子:真飛聖
甲斐峯秋:石坂浩二
伊丹慶一:川原和久
三浦信輔:大谷亮介
芹沢憲二:山中崇史
角田六郎:山西惇
米沢守:六角精児
ゲスト
加藤晴彦
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