2013/02/04(月)13:13
大河ドラマ「八重の桜」 第5話 あらすじ感想「松陰の遺言」
安政の大獄------------!!
開国と共に変わる日本。
横浜は既に1ヶ月前とは違う街に。
活気で溢れ、異国文化を取り入れ、アメリカ人たちの商売で賑わっていた。
だが・・・攘夷が叫ばれ、攘夷派の浪士は無抵抗の異国人を次々と襲撃。
松陰の様子を見に来た尚之助と勝もその場面に遭遇。
変化を望む者。
望まない者。
国の大きな変わり目------。
一方、ようやく少しずつうらと打ち解けてきた八重。
どうやらうらに覚馬との子供が出来たよう(^^)
母大喜び~♪
ま、まだ覚馬は知らないようで、今日はお赤飯を炊くと張り切っているようですが・・・。
うらはそれを告げようとしていたのだが、そこへ尚之助が戻って来たのだ。
お土産の傘やビー玉に感心する覚馬や八重。
だが、今一番気になるのは松陰の事。
松陰は自ら罪を認め、間部詮勝を襲い、弾圧を諌めようとしたというのだ。
攘夷を唱え、塾生たちにも決起を促していたという松陰。
それが信じられない覚馬。
八重も松陰の行く末を案じる。
その時、覚馬を訪ねて蘭学所の話が聞きたいとやってきた浪人が。
だが男は覚馬に突然「攘夷、覚悟!」と叫んで切りかかってきたのだ!!
「やめてくんなんしょ!!」
危険も顧みず、必死に男を止めるうら。
だが、突き飛ばされてしまう。
鉄砲を構えた尚之助に不利とみたか、男は仲間と共に去ってしまうのだった・・・。
だがこのせいで、うらは・・・残念な結果になったようで・・・。
でも、夫を守ろうと必死になる姿に感動した。
覚馬は腕を怪我したものの、無事。
だが攘夷とは何かと怒りを隠せない。
見つけ出してぶった切ると飛び出しかねない勢いの覚馬を止めたのは、父。
それではうらが不憫だと悔しさをかみ締める覚馬。
うらは自分のせいだと、申し訳ないと母に謝罪。
そんなうらの手を握り、
「ありがてえなし」
覚馬が助かったのはうらのおかげだと感謝する母。
それでも何度も何度も申し訳ごせやせんと告げるうら。
涙だったなぁ。
これはどうしようもないことだけど・・・皆が喜んだだけに悲しい出来事だった。
八重も障子の向こうで悲しさに涙をこらえるのだった・・・。
それでももう大丈夫だと気丈に振る舞い、家事をこなそうとするうら。
笑顔が痛々しすぎる。
八重と三郎もうらが気にしていた豆のために添え木をして、茎が伸びるようにしてやったりと気を使う。
それを見て、うらは突然涙を流し、嗚咽を漏らしてしまうのだった・・・。
そんなうらたちを見ていた覚馬。
一方、松陰についに裁きが下る。
死罪。
事を急ぎすぎたと、その死を悼む勝と佐久間。
その知らせはすぐに会津にも伝わる。
だが・・・覚馬は複雑な心境。
松陰の死を悼む気持ちと、攘夷派への憎しみの折り合いがつかないようで・・・。
八重は尚之助に問う。
松陰は覚馬の友人。
それに、彼は誰も殺してはいない。
なのに死ななければならないのか?
「兄様が辛えと思うんです。
大事なお人が亡ぐなったのに、悲しむ事ができねえなんて」
覚馬はその複雑な思いを、鉄砲を撃つことで少しでも晴らそうとするのだった・・・。
翌年、通商条約をかわす使節団がワシントンへ向かう。
勝はその船の中に。
松陰の代わりに、メリケンを見てくると想いを抱えて・・・。
その時、勝からの手紙を受け取る覚馬。
寅次郎の辞世の歌と共に-----。
そこに書かれた松陰の最期。
松陰は『留魂録』と名付けた遺書を獄中で書き残していたよう。
罪状がすりかえられ、己の意思とは違うもので裁かれることになってしまった松陰。
だが、彼は最後に大声で皆に叫ぶ。
「こたびの大事、私一人なりとも死んでみせれば後に残った者たちがきっと奮い立つ。
この国を守るために!
天朝も幕府も藩も要らん!
ただ身、一つで立ち上がればよい!立ち上がれ!
至誠にして動かざるものは、未だこれあらざるなり!」
誠を尽くせば動かせないものなど何もないのだ------。
小栗くんの熱演だった。
松陰が訴える声に、誰もが彼を押さえつける手を離してしまった。
今こそ、自分たちで、己が考えて進む時。
白い装束を纏った松陰が、崇高な存在に見えた。
彼が頭を下げただけなのに、何故か涙が溢れた。
美しい後ろ姿だったなぁ。
手紙を読んで涙を止められない覚馬。
ご公儀のやり方は間違ってると、己の身を挺して、精一杯の誠を貫いた松陰。
たとえ愚かといわれようと、無謀だろうと、一人の人間にそれ以上何が出来るのか・・・。
松陰の姿を思い出し、自分の中で変わらないあの陽気さに、涙と笑顔を向ける覚馬だった。
ようやく友人としての彼の姿と、彼の貫いたものの姿に覚馬の中で折り合いがつけた瞬間だったようで。
そして翌年。
彼岸獅子の祭が行われ、皆でその行列を見に行く事に。
覚馬がうらの手を取って気遣う姿が微笑ましかった。
あの悲劇が、結果的にこの2人を夫婦として強い絆を作らせたのではないのか。
そういう流れが描かれてたなぁ。
そこで成長した与太郎登場♪
山川大蔵になった与太郎。
ええ男になったじゃん♪
でも鉄二って分からなかった(><)
だが、その時、反対側からやってきた獅子たちの姿が。
舞の場所を取り合うために、喧嘩になるのだが・・・その中央に子供の姿が!!
すぐさま危険も顧みず飛び出す八重。
その子供を守る姿に、大蔵もすぐに両者を止める。
無事だった子供は父親の元へ。
そして祭りは楽しく進められるのだった・・・。
大蔵はやっぱまだ八重に対して淡い恋心~って感じですな。
ま、八重は全然気づいてないようですが。
で、大蔵を思っているのは時尾のよう。
ふふふ。
なんかいいねぇ、こういうほっこりなのも。
だが・・・3月の江戸に大雪が降ったその日--------。
水戸脱藩浪士18名が、井伊直弼を襲撃。
桜田門外の変。
井伊暗殺の知らせはすぐに会津の容保の元へも届く。
国事は命がけだと言った井伊の言葉を思い出す容保。
すぐに江戸城へ有力な大名が集められ、水戸の処分問題の話をつける事に。
覚馬は西郷に、会津は幕府と水戸の間を取り持ち、和平に尽力すべしと相談。
今は内乱などしている場合でないというのが覚馬の意見。
外国に隙を与えるだけだというのだが・・・。
殿に意見する気かと身分をわきまえろという西郷。
だが、水戸討伐はほぼ決定事項。
会津にまで飛び火しては困ると、覚馬の意見は封じられることに。
「こんな事ではねえはずだ。
寅次郎さんがやろうとしたのは、こったふうに国を2つに割る事では、ねえ」
そう強く思う覚馬。
一方、水戸討伐で意見がまとまりそうだった中、なんと容保がそれに反対意見を述べたのだ!!
暗殺を実行した者たちは水戸の脱藩者たち。
これで水戸を討伐しては筋が通らないというのだ。
容保の一言で評議の流れは一転。
だが、この一言が、会津を動乱の渦中へと導くのだった--------。
いやぁ。
今回はなんかぐっとさせられるシーンが多かった。
映像もきれいで分かりやすく、役者さんみなさんの想いがひしひしと伝わるものだった。
装束の白。
獅子の列。
雪の白さ。
赤い血。
視覚的にも訴えるものがあった桜田門のシーン。
そして、やっぱ今回は小栗くんが非常によかったねぇ。
うらの長谷川さんも。
次回はいよいよ選択を迫られることになる容保。
そして会津。
新撰組の方もそろそろ・・・って所ですね。
次回は容保の立ち回りが期待できそうですし、楽しみだ♪
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