別れ----------!!
皆が見守る中、フェアロックは最期に意識を取り戻す。
そしてリジットに渡されたひとつの鍵。
「船団を、頼む」
船団長として、後継者をリジットに託された瞬間。
この船団にはフェアロックが必要だと訴えるリジットに、彼は大丈夫だと、立派になって、リジットの父親にも胸を張って言えると言い残し、息を引き取るのだった・・・。
これは船団が今後どうなるか、大きな転換を迎えた瞬間。
そしてレドは・・・。
チェインバーがついに地球の座標を確認したよう。
だが、帰還するには超高速航法が必要で、最初に送った救難信号が到達するまでには6582年もの時間が必要だというのだ!!
それは本隊への帰還は事実上不可能と断定できる話。
「帰れない-------」
呆然と呟くレド。
あらら、そういう設定になるのね。
ヒディアーズの群れの奥に時空のゆがみがあるとかそういう話はないのかなぁ?
それにしても、ここでまさかの船団長の死去。
当然沸き起こる不信感。
船主たちにすればリジットなんて、まだ小娘の粋を超えない存在。
いくらフェアロックのご指名だと言っても、彼女に従うのをためらう者が続出するのは否めないだろう。
早速フェアロックの送別式の前に話しがあるというリジットに反対する船主たち。
反発はあるものだとクラウンは言うけれど・・・これはリジットにとって正念場。
一方、レドが本隊へ帰れないという話を聞き、複雑・・・なピニオン。
ま、彼的にはラッキーな展開。
だったら、覚悟を決めろというピニオン。
お宝が欲しいピニオンと、ヒディアーズを殲滅させたいレドの使命。
一致した意見。
それに賛同するフランジ。
彼もまた自分の船を守る義務があるのだと、リジットに告げる。
メルティはフランジの孫か。
彼女はおじいちゃんを放っておけないと、一緒についていくよう。
ついにエイミーたちと別れることになってしまう。
それでも新しい出会いがあると前向きな考えのようで。
それにレドもついてくるのだし。
話を聞いて複雑な表情を見せるエイミーだった・・・。
フェアロックと最後の別れをする船員たち。
フランジも彼と一緒に旅が出来たことを感謝するくらい信頼していた戦友だったという所か。
決してリジットが信用できないのではなく、まだ幼いという判断なのだろう。
クラウンに後継になって欲しかったというけれど、彼もまた自分の目の黒い内に後継を育てなければならないと考えているようで。
それに頼むと託すフランジ。
彼も船主でないなら一緒にリジットを育ててくれたかもしれない。
そしてレドが現れなければ・・・。
フランジも夢を見てしまった一人なのだろうなぁ。
過去の遺産。
それが未来へ続くものならと。
リジットはひとり苦しんでいた。
そこへピニオンが離船届けにサインをとやってくる。
認めないというリジットに、ピニオンは容赦なく言う。
「守れる自信もないくせに、人を引き止めてんじゃねぇよ」
ここに留まるメリットを教えろと迫るピニオンに、何も言い返せないリジットだった・・・。
そして、エイミーもまたレドに声をかけられずに遠巻きに見ているしか出来ない。
そんなエイミーにサーヤは一緒についていけばいいと言い出したのだ!!
この世の終わりみたいな顔される位なら、寂しいけど、フランジの船に乗せてもらえばいいではないかというのだ。
でも、ダメなのだ。
ベベルを残して行く等出来ない。
サーヤももちろんいなくなれば寂しいといってくれる。
涙が出てしまうエイミーだった。
一人で気を張って、頑張っているリジット。
それは誰が見てもわかるけれど・・・今自分が休むわけにはいかない。
そんな風にしか出来ないリジットに、ベローズはアドバイス。
「十分と完璧は違うよ」
自分もまた親方から仕事を任された時、同じように一人で全部を背負い込んで頑張ろうとした時期があった。
大物を見つけて腕を見せてやろうとした所、ユンボロごと獲物の下敷きになってしまったことがあったそう。
ピニオンには笑われ、周りが見えてないといわれてしまった。
「それじゃぁ仲間を信用してないのと一緒だって。
ひとりでどうにかすればいいってもんじゃないんだ」
フェアロックだってリジットに頼っていた。
今リジットが考えなければならないのは、誰に何を頼ればうまくいくかと言う事。
頼るということを考えていなかったリジットに方向性が見えた瞬間かもしれない。
ベベルもまたレドがピニオンたちと一緒に行く事を知り、残念だという。
何故わざわざ危ないことをしに行くのか。
エイミーはついに堪えていたものを抑えきれなくなってしまう。
嗚咽を漏らしながらベベルに呟いてしまう。
「どうして自分の事、大事にしてくれないんだろ」
お祭りの時のレドは笑っていた。
なのに、今は最初に会った時より苦しそうなのだ。
あれが本当のレドの姿なのに--------!!
すると、ベベルはレドの元へ駆けつけたよう。
それが自分の使命で、人類を守るためだというレド。
だが、エイミーはそんな事は望んでいない。
それでもレドは戦うのだ。
銀河同盟と同じ道を歩ませないためにも!!
そして弟のものだと思われるあの笛をベベルに託すレド。
ヒディアーズは生存領域を拡大したため戦いになった。
くじらイカも同じ。
生存領域を広げれば、必ず人類を襲ってくるというレド。
ベベルは必死にそんな事にはならないと訴えるも・・・レドには通じない。
「エイミーを悲しませたくない。
だからヒディアーズを倒す」
レドの信念もわからなくもないんだ。
先読みして、皆の事を考えて、その上での戦う決断だったんだよね。
でも、それは無用な戦いではないのか?
くじらイカ・・・ヒディアーズだって攻撃してくるから戦ったのではないのか?
共存の道はありえない選択なのかなぁ・・・。
そしてフェアロックとの最後の別れ。
今、海へ還そうとしたその時。
喪服に身を包んだリジットが最後にフェアロックとの別れに駆けつける。
「ありがとうございました」
涙を流し、フェアロックの頬に触れたリジット。
海へ還される棺を見送り、リジットは結んでいた髪を下ろし、皆に話があると言い出す。
フェアロックから託された新しい船団長の役目。
「私は、前船団長の愛したガルガンティアを、皆さんの暮らしを乗せたこの船団を守りたい。
ですが、私の力では、ここを去りたいという人々を、引き止めることすら出来なかった。
私は、無力です。
だからこそ、皆さんに力を貸していただきたい!!
もし、皆さんがこの船団を、私達の生活の砦、ガルガンティアを守りたいと、そう思ってくださるなら、どうか私を助けてください」
そういって頭を下げたリジット。
皆は・・・。
ベローズが何かを叫ぶより早く、見くびってもらっちゃ困るという一声と共に、ベテランの自分達に任せてもらえるところは任せろと、出て行った者を嘆いても仕方ないと言ってくれたのだ。
「あんたが真ん中に立って、また新しく船団を作ればいい」
それでいいのだ。
皆に感謝するリジット。
夜明けが来る。
新しいガルガンティアが誕生する。
レドもまた今日旅立つという。
あの笛は預かるだけだからと、訴えるベベルに、今までありがとうと感謝するレド。
そして、ピニオンたちの船団もガルガンティアを離れて行く。
寂しさは隠せないけれど、レドをとめることも出来ないエイミー。
さぁ、これで大きな山が訪れたわけで・・・。
前を見て進む。
新しい選択が正しいかどうかはわからない。
それでもやっぱり進む事で変わるもの、見えるものもあるだろう。
これでしばらくはピニオンたちとの出番だけになるのかしら?
エイミーたち側は出てくるのかな?
リジットにはベローズといういい友人がいてくれたからよかったよ。
立場は違えど、経験者だからこその言葉が響くだろうし、分かり合える。
ベタな展開ではありましたが、やっぱり世代交代の話は感動しますね。
次回からどんな展開になるのか、また予測できないだけに楽しみですな。

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