会津戦争から半年----------。
時間が一気に動きましたね。
公式サイトもトップが変わり『京都編』へと、八重も装いを新たに、銃を置き、近代的な服装へ。
日本は明治へ突入。
恨み、悲しみを忘れ、争いのない、新しい日本をと祈りを捧げる新島。
後半のキーパーソンの一人。
次回は尚之助との離縁話になるそうですし、ここら辺で・・・って所でしょうか。
八重たちは米沢藩士内藤を頼り、寄留させてもらうことに。
どんな縁かと思えば銃の撃ち方を学んだ生徒さんだったって話なんだね。
それだけで家の離れを提供って・・・凄いなぁ。
だが、反物を売って日々の糧を得たり、大変なよう。
なんかうらさんが怖いっ(><)
染物してるだけなんだけどね。
そう見えるのは、色々先読みしすぎ?
八重は今でも最後に自分を振り返った尚之助の夢を見る。
そして、未だ戦いの中にいて、銃を放ち、城にいるのを思い出してはうなされる日々。
やはり半年などではあの凄惨な戦いを忘れるなどできない話。
会津は領地を奪われ、容保たちの代わりに、すべての責任を負う形で萱野に刑が執行されることに。
大蔵たちは自分たちこそがと申し出るも、このような誉れを譲るわけにはいかぬと笑う。
容保からの、そなたの忠義を忘れぬと書かれた手紙を見て、涙を流す萱野。
照姫からはその名は残ると句が。
ただひとつ、無念なのは、会津が逆賊の汚名を晴らす姿を見ることができないこと。
戦で奪われたものは、戦で奪い返す。
そうでなければ死んだものたちの無念が晴らせぬと、大蔵たちに後を託す萱野だった・・・。
その頃、旧幕府軍は、北上し、函館五稜郭を拠点とし、戦いを続けていた。
その中心に立っていた土方。
だが、その土方も銃弾に撃たれてしまう。
そして、萱野の亡くなった日と同じ日に降伏。
長きに渡った戊辰戦争の終結。
そこには頼母の姿が。
榎本は、駆けつけが遅くなったことをわびる。
頼母は、すべての責任を萱野一人に負わせてしまった事を悔やむ。
敗軍の自分たちは、どう生きるべきか?
敵陣に下るか。
だが、
それでも頼母は「生きる」道を選択する。
千恵たちの思いのためにも。
会津を踏みつぶした奴らが、どんな世の中を作るのか、見届けるという決意を固めるのだった・・・。
今日も商いの手伝いをする八重。
米沢で八重を知っていた人物と遭遇。
どうやら鉄砲隊を率いた八重はちょっとした有名人のようで。
そして、千代は自分も次の戦いの際に鉄砲を撃ちたい。
だから鉄砲を教えてほしいというのだ。
千代は亡くした夫の仇を討つために、息子にも毎日強くなって、薩長への恨みを晴らすように言い聞かせているよう。
だが、八重は今は教えられないと断ったのだ。
憎いのは同じ。
でも、今はそれより、もうこれ以上失いたくない気持ちの方が大きいのだろう。
だが・・・そんな千代を馬鹿にし、会津者はと、彼女らを囲っている男は、もう会津などという国は存在しないと言うのだ。
めぐんでやると上から目線でものを与えようとし、千代など抱いてもつまらぬだけ。
会津の女子はみな同じかと愚弄。
「会津を愚弄する者は許せねぇ!!」
思わず食って掛かった八重は、彼を押し倒して、今にも止めをさそうとしてしまう。
だが、そんな最低男を庇う千代。
こんなやつでも・・・囲い者になるしか、彼女に生きる道はなかった。
どんなに愚弄されても。
それしか息子を育てて、食べていける場所を得ることはできなかったから。
自分を情けない女子だという千代に、八重は違うと答える。
「今は生き抜くことが戦だ」
生きていればいつか会津に帰れる。
それを支えに生きていくべと励ます八重。
一方、会津から身柄を移されていた藩士たちには、ついに恩赦が降りたよう。
ようやく会津に帰れると喜ぶ藩士たち。
だが、
許された地は会津ではない。
陸奥の国下北で。
これでは島流しも同じ。
それでも今は生きていく事が肝心。
新しい藩名を『斗南』と決した大蔵。
だが、『会津』を捨てられない藩士たちは激しく反発。
まだ、新政府と戦おうと考える者達が多いようで・・・。
薩長に一矢報いて死ぬといいだすものが立ち上がる。
それを諌めた大蔵。
今はまだその時ではないのだ。
悔しい思いは大蔵も同じ。
だからこそ、今はまず国を作って地盤を固める事が先決と考えたよう。
だが大蔵が筆頭にと言い出す梶原。
どうやら今回の戦の責任を萱野一人に負わせた事を、申し訳なく思っているよう。
自分にはもう藩を率いていく事などできないと・・・。
健次郎を脱走させた際、手を貸してくれた梶原。
納得できないという健次郎に、藩の未来を託し、長州藩の奥平の元へ逃がしたのだ。
みなの期待。
希望となるための学。
生きれば家のために役立つものとなると言われ、送り出された健次郎。
その思いに彼が答えるのはもう少し先という事で。
その頃、八重たちをたずねて大蔵がやってくる。
会津の再興が叶ったという知らせの感激する八重たち。
陸奥の国だけど、これが第一歩。
尚之助も一緒に斗南にいくことになったというのだ。
あれから1年。
生き抜いた事を感謝する八重たち。
八重に斗南に来ないかと誘う大蔵。
「私は怖ぇのです」
先日、会津を侮辱した者を殺めそうになった。
あの時、会津を守るための戦だったからたくさん殺した。
三郎たちの恨みを晴らすばかりでは前には進めない。
だから一緒に食事ができるという、こんなささやかな事を喜べる暮らしができたら。
もう少しだけ・・・。
大蔵は最後に尚之助の言葉を告げる。
開城の際、自分の思いから八重から誇りを奪った。
それを返す為に、
斗南の地で、八重の故郷をもう一度作りたい。
その思いで斗南にいくのだと・・・。
「待っていますと」
涙を浮かべて伝えてほしいと託す八重。
そして、会津藩士たちは次々と新天地へ。
一方、京都では足を自由に動かせない覚馬の世話をかいがいしくしている時栄の姿が------。
次回はいよいよ覚馬の生存確認ができるようで、八重たちは大喜び。
でも、時栄とはすでに・・・って話だよねぇ。
これはやっぱ本妻としては黙っていられないでしょ。
メインは尚之助と八重の離縁の話。
やはりそういう方向へ持っていくか・・・という、最後までこうなってほしいと願った形で尚之助はやさしさを見せてくれそうで安心しました。
ようやく取り戻した穏やかな日々。
凄惨な経験をしただけに、八重の思いも複雑なんだろう。
後半はまずは再会と別れですね。
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