まさに華----------!!
後半になって結婚話が続いてますけど、今回がやはり人選的にも一番華やかでしたね(^^)
いやぁ、美しかった♪
帰国した捨松の誤算は、10年の留学のせいで、アメリカの生活が身についてしまい、まず日本語が読めないという弊害が。
日常会話からして英語の方が飛び出してしまうほど。
正座もできない。
着物よりも洋服を。
だが、折角国費を使って留学までしたのに、女性の働き口など、この時代に探すのは難しい事。
すぐにでも国のために働く気満々だった捨松にすれば完全に計算違い。
そんな捨松の就職先探しのためもあり、実に15年ぶりの再会を果たす山川と覚馬。
最後まで会津のために戦った山川の苦労を労り、頭を下げる山川に、申し訳ないと返す山川。
やはり顔を合わせづらかったようで、山川も逃げていた面はあったようで。
だが、今はそれより捨松の就職先問題。
そこで妹を同志社女学校で働かせてほしいという山川。
留学先での面識のある襄もその話に大歓迎。
話は前向きに検討されるよう。
八重もまた久しぶりの山川との再会。
襄の学問に対する真摯な姿勢を高く評価する山川。
「人を育てる事は、国を育てる事だ」
山川の言葉は、襄と同じ。
それを告げると、素晴らしい伴侶をえましたねと、八重の再婚を心から喜ぶ山川だった。
その頃、山川の陸軍への栄転が決まる。
そんな山川を訪ねて来たのは-------大山。
彼が何用か?
なんと、捨松を嫁にと挨拶に来たのだ!!
どうやら留学し、西洋の作法を身に着けた捨松は、外国との交渉の際に伴侶として丁度いいというわけ。
だが、妹を道具か何かのように考える大山に、当然いい顔をしない山川。
山川はすぐに女学校での仕事を進めてほしいと言い、健次郎はまず大山に会ってみてはどうかとアドバイス。
ドレスを纏い、社交場で英語を話す捨松はすっかり外国人扱い。
日本も居心地が悪い場所になってしまったよう。
だがその時、英語で声をかけてきたのは・・・なんと大山!!
彼のまっすぐさ。
そして実は前に捨松を何度も見かけ、ひかれていたという話を聞かされ動揺してしまう捨松。
外国から見たら薩摩の者も、会津の者も同じ日本人だという話になり、捨松的には好印象だった大山の姿。
だが、兄が覚馬から受け取った尚之助の書いた書を読み、会津の事を思い涙する姿を見て、やはり会津の者が薩摩の元へ嫁ぐなどあってはならないと個人的な気持ちを押し殺す事に。
山川家の大事に相談に乗るため、東京へやってきた八重と襄。
すぐに京都へ行きたいと、八重を訪ねて来た捨松。
すっかりお嬢さんに成長した捨松の姿を喜ぶ八重。
襄も懐かしそうに目を細め、捨松との再会に感謝。
捨松の気持ちはどうなのか?
心を動かされるなどないというのだが・・・。
では逆に八重は何故襄と結婚しようと思ったのかと問われてしまう。
これは襄も初耳で、興味津々♪
「共に歩んで行こう」
そう言ってくれた。
そして、一緒に歩きたいと思ったのだ。
いつしか襄の夢が自分の夢になったと語る八重。
いい伴侶。
いい夫婦な二人。
だからこそ八重は、結婚相手は自分で選ばなければならないとアドバイスするのだった・・・。
その後、山川家を訪ねた3人。
だがそこには大山の姿が。
山川は会津が薩摩に嫁ぐなどありえないというし、大山はもう戦争は終わり、外国から見たら薩摩も会津も日本人だと譲らない。
捨松をどうするか?
なら腕相撲で結婚するかどうか勝負を決めようと、突拍子もないことを言い出す八重。
そんな人様の将来を勝手に勝敗で決めるなって話。
とんでもない話なのに、これを了承したのは、その当事者である捨松だったのだ!!
会津戦争では八重の撃った銃弾が大山の足に当たった。
因縁のある二人の再対決。
今度は負けないと迎え撃つ大山。
八重の力は強い。
ジャッジを渋々受ける事になってしまった襄。
対決は・・・八重が強いよう。
押される大山。
いけ~!!と大声で声援を送る山川と健次郎。
今こそ薩摩への復讐の時とばかりの本気の声援。
だがその時---------。
今にも大山が負けると思ったその瞬間、彼の名前を叫んでしまった捨松。
誰もがその言葉に茫然となる。
何よりも如実だった捨松の気持ち。
仕切りなおしての腕相撲。
勝ったのは----------大山。
この家では「兄上」と呼んでもらおうと言い出す山川。
捨松に幸せになれと肩を抱く兄。
涙する捨松に健次郎もまた祝福を送る。
やはり二人とも何よりも大事にしたいのは捨松自身の気持ちだったのだ。
そんな兄弟を見て八重も笑顔になる。
「負け戦が嬉しいのは、初めてです」
すると襄が八重と大山の手を取り、腕相撲は組み方を変えると・・・と、握手の形をとってくれたのだ。
15年という月日。
もう戦は終わったのだ。
会津も薩摩もない。
日本という新しい国の民として、ようやく和解できた会津と薩摩の関係。
当時はこの結婚はもっと物議を醸しだしただろう。
迫害を受けただろうし。
それでも新しい一歩を選んだ捨松と大山の行動と縁はすごい大きなものだっただろう。
捨松は大山の妻に。
鹿鳴館でのシーンは本当に美しかったねえ。
ドレスが本当生えてた。
ダンスも美しかったし、華でしたね~♪
次は健次郎が東京大学で学問と政治の戦いを繰り広げる事に。
伊藤の建てた政府は官立学校に優秀な人材を集めようと動き出す。
早く私立大学を、同支社大学の設立を急がなければ。
勝という大きな後ろ盾も得たのに。
徴兵制度の改定に焦りを感じる襄。
だが・・・襄の体を病魔が蝕んでいくのだった----------。
今回は伏線的に襄の病の話が出てきましたが、いよいよ・・・なんですね。
まさに命がけの同志社大学設立。
襄の遺言の内容とは?
八重はそれを受けてどうするのか。
また悲しみが襲う事になってしまうわけで・・・。
ラストが近いんだなぁと、感じられる内容になってきましたねぇ。
時代の移り変わり。
今回は完全に捨松に持ってかれた形でしたけど、まさか八重が腕相撲で嫁ぐかどうかとか言い出すとは、凄い発想でしたわ。
握手への変換も含め、いい内容だったと思います。
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