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世界で一番愛する人と国際結婚

天国に一番近い島 ~ニューカレドニア~ 1

ブランと出会って1回目の私のお誕生日は、私の人生で
一番幸せなBirthdayとなった。


彼はサプライズで、新宿のセンチュリーハイアットにある
フレンチレストランを予約してくれていた。


(ブランは、当時流行っていたパークハイアットのNYグリルを
予約したかったのに、実は間違えて予約してしまったらしい。)



タクシーでそのホテルに乗り付け、窓側の一番眺めのいい席に
案内されると、値段のついていないメニューを渡された。


そして、上品に盛り付けられた美味しいお料理が、次々に運ばれてきた。


予約が8時半からと遅かったのと、ゆっくり話しをしながら食事を
していたため、気がつくとフロアは私達2人だけになっていた。


やがてフロアの灯りが消され、私達のテーブルのキャンドル
だけが浮かび上がった。すると、私達のためだけにピアノの
生演奏が始まり、ガラガラとワゴンが運ばれてきた。


ワゴンの上には、赤いバラの花に囲まれた美しい形のケーキがのっていた。
Happy Birthdayとかかれた、私のためのケーキだった。


ブランは、ハワイアンジュエリーで買った、ゴールドのプルメリアの
ネックレスとピアスをプレゼントしてくれた。

(私のHNはここからきている。)



幸せで、幸せで、天にも昇るようだったお誕生日だった。



それから一年後、ブランと出会って2回目の私のお誕生日が近づいてきた。
彼と出会って1年半が過ぎた頃だ。


私はまた、夢のようなお誕生日になることを期待していたが、その
時期彼は、出張で2週間もアメリカに行くことになってしまったのだ。


私の誕生日前後は、仕事も忙しくないし、5日くらいならお休みが取れる。
出張について行きたいなと内心思ったが、言い出せないでいた。
彼のほうからも、そういう申し出はなかった。



日本で女友達がお祝いしてくれると言ってくれたが、
誕生日に、ブランのいない日本に何となくいたくなかった。


私は、5日間の予定で一人で旅行に行くことに決めた。
自分の誕生日は、綺麗な場所で迎えたい。
だからと言って、ヨーロッパは遠すぎ。近くて、綺麗な場所。
できれば、東南アジア以外のビーチリゾートがよかった。


急遽思い立ち、私はニューカレドニアに行くことに決めた。


つづく



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