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カテゴリ:ひとりごと
香川県にはなんと「1万4千6百」もの「ため池」があります
![]() これは香川県の「ため池台帳」に登録されているものの数で、 実際には何個あるか解っていません ![]() 香川県西部などでは「ため池」数が「農家」数より多い地域もたくさんあります。 香川県は年間降水量が1,123mm(全国44位)しかなく、おまけに短い川しかないので 「ため池」が活躍しているのです。 「ため池」の起源は弥生時代とも言われていて、 自然のくぼ地を利用して周りに堤防を作ったのが始まりです。 日本一大きなため池として有名な「満濃池」もその始まりは 飛鳥時代(701年)と言われています。 「ため池」にはそれぞれに伝承も多く、「平池」の「いわざらこざら」伝説など 悲しい歴史を思いうかばせるものもたくさんあります。 ------------------------------------------------------- 「いわざらこざら伝説」 昔、平池改修工事ががうまく進まないとき、 ある人が、夢の中に白髪の神様が現れ 「明日の早朝に「チキリ」(機織りの道具)を持った娘が通るので その娘を人柱にすれば工事はうまくいく」とのお告げがあった。 翌朝、くうぜん一人の娘が工事現場を通りかかった。 人々が娘に持っているものをたずねると、「チキリ」と答えたので、 その娘を人柱にしたという。 池は見事に完成したが、娘を埋めた所から柚の大木が生え 一方、村には疫病が流行った。 また、水の流れる音が、「いわざらこざら」と聞こえた。 これは「いわざらまし、こざらまし」ということで、 「(ちきりを持っていると)言わなければ良かった、(ここへ)来なければよかった」 という意味である。 そこで、人々はその娘の霊を慰めるため「ちきり神社」建て 「ちきり大明神」として、その娘をお祭りしたと言う。 今でも近くに「ちきり神社」があり、「平池」の水中には供養塔がある。 --------------------------------------------------------------- 香川に来られた時には「うどん」もいいのですが 「ため池」にも注意してみてください。 ほんとにいっぱいありますから ![]() 青い国、四国「高松に来い!」公式HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月16日 11時24分30秒
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