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買ってしまった。ブルースで、ギターと俺の声で稼いだ金をはたいて買ってしまったのだよ、ベイビーブルー。
早起きして原宿の666に行って購入してきた。 シングルの巷でシドジャンと呼ばれてるらしいブツだ。 ネットで調べた地図と型番をメモってたどり着いた店で買った。原宿渋谷は苦手だ。 本当は牛革を徐々に身体に慣らすのが筋なのだろうが日和見な俺は着易さ重視でシープスキンだ。 ¥63000也。生まれてから今まで買った服飾の中で最も高価だ。ずば抜けて高価だ。同じ高価なら目方では牛革のほうが勝っていたのでそっちにしようと何度も思ったが着易さに負けた。 666の店員は感じのいいヤツだった。ああいう格好してるんだからきっとバンドやってるのだろうな、頑張りたまえ、俺も頑張る、アバヨと心で言い残し店を出た。財布はすかすかになり手には666の紙袋。 帰りの電車で666のカタログを見たら増子さんがモデルとして登場していた。おお増子さんだと小さくつぶやき頼もしく思った。 実は俺は昔から洒落た洋服屋でやたらと緊張する癖がありその本拠地原宿(あそこが世にいうウラハラなのかもしれない)に乗り込むに当ってあまりの緊張に汗びっしょりだったのだ。ライダース購入後、息を止めるようにやっとたどり着いた乗換の新宿駅キヨスクで呑んだ一番搾りは格別だった。原宿渋谷は苦手だ。 もしかしたら増子さんに紹介してもらったらおまけも期待出来たかもと考えても後の祭りだ。忘れよう。後ろを振り向くな、ドンルックバックである。 とにかくこの秋冬春はずっとこれを着ているつもりだ。元をとるのだ。 もしも君の町に俺がいるのを見つけたらきっとこれを着ているだろう。 その時は「あれが三浦がブルースで稼いだ金で買ったジャンパーか」と小さく納得してくれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月24日 17時40分21秒
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