くろまる雑記帳

昨日買った『ビッグイシュー』に「自分の知らないうちに非倫理的企業の資金源に？」という記事が載っていました。

いわく、
－誰もが自分の将来を見据えて年金を支払うが、その年金の投資先によって環境や暮らしが影響を受けることがある。
自分も知らないうちに環境を破壊する企業に投資しているかもしれない。－

ということで、イギリスなどで行なわれている、年金基金の投資先について考える活動を取材したものです。

イギリスでは約１０００万人が給与の一部を年金基金に支払っており、これらの基金は他の企業への株式投資によって資産を殖やしています。
しかし、自分たちの資金がどの企業に投資されているか知る人はほとんどいません。
そこで、それぞれの年金基金が「責任ある投資（環境・社会・ガバナンスへの配慮）」を行なっているかを人々に知らしめる活動が始まったそうです。


こういう考え方って、日本はずいぶん遅れていますよね。（郵便局で売られている投資信託でもＳＲＩファンドが一番売れていないみたいだし…）


環境や社会的なことを考えながらお金を回すのは投資家として甘いのかもしれません。
人間が生きている限り、環境等に多少の負荷がかかってしまうのは止むをえませんし…。(-_-;)

とはいえ、自分の投資したお金が極端な話、武器商人のために使われたりしたら？などと考えると、誰でもいい気持ちはしないはずです。

やはり「ただ儲かればいい」ということではないし、投資に限らず消費の部分でも、お金を出す側の責任というものがこれからますます問われてくるような気がします。




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